
署名者の皆様
いつも「医療現場のカスタマーハラスメント対策」へのご署名、そして温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。一般社団法人日本男性看護師會の坪田です。
2026年6月1日、大変痛ましく、決して許されることのないケアマネジャー殺害事件が発生いたしました。亡くなられた方に深く哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
この事件は、まさに私たちがこれまで署名活動を通して訴え続けてきた「訪問専門職が置かれた危険な密室環境」の最悪のケースが現実になってしまった瞬間であり、強い憤りと深い危機感を抱いています。
■ これまでの成果と、今回の再始動について
皆様からいただいた2万3,000筆を超える大切な署名は、大きな力を持っています。昨年(2025年)6月の参議院の公開答弁においては、本署名活動が実際に活用され、カスタマーハラスメント対策の義務化に向けた制度構築へと大きく寄与することができました。
この確かな成果を一つの区切りとして、しばらくの間、本署名活動は停滞しておりましたが、今回のあまりにも凄惨な事件が示す通り、現場の安全を担保するための措置は「まだまだ足りていない」のが現実です。
「これ以上、現場の仲間を犠牲にしてはならない」という強い決意のもと、私たちは署名ページを改めて編集・更新し、活動を本格的に再開いたします。
そして本日、皆様の声を背に、社会および国に対して【緊急声明】を発表いたしました。プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を通じて、多くのメディアや社会へ向けて広く発信しております。
▼配信したプレスリリース(緊急声明の全文)はこちら https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000177772.html
■ 今回の緊急声明で訴えたこと(要約)
今年2月に厚生労働省が策定したカスハラ指針は一歩前進ではあるものの、オフィスや店舗型ビジネスを前提としており、相手のテリトリー(自宅)に1人きりで入っていかなければならない「訪問専門職」の極限状態への配慮が致命的に不足しています。
私たちは今回、現行指針と訪問現場の「4つの乖離」を指摘し、以下の実効性ある対策・法整備を強く求めました。
「即時撤退」における公的・法的免責の確立(身の危険を感じたらケアを中断して逃げられる権利)
ボイスレコーダーやウェアラブルカメラの「常時着用」の標準化
緊急通報(SOS)システムの配備と財政支援
「契約解除(お断り)」基準の明確化と手続きの簡素化
■ 署名者の皆様へ、重ねてのお願い
皆様が寄せてくださった2.3万人の力強い声があるからこそ、私たちは国に対してダイレクトに、そして怯むことなく声を上げ続けることができています。本当にありがとうございます。
ここからが、訪問専門職の命を守るための本当の正念場です。この緊急声明を単なる発表で終わらせず、実効性のある法改正へと繋げる大きなうねりにするため、ぜひ新しくなった署名ページや上記のPR TIMESリンクをご自身のSNS等でシェアし、拡散にご協力いただけますと幸いです。
「いつ被害に遭うかわからない」という恐怖と隣り合わせの現場を変え、最前線で働く仲間が安心して働ける環境を勝ち取るまで、私たちは歩みを止めずに全力で取り組んでまいります。
引き続き、皆様の温かいご支援とご注目を何卒よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人日本男性看護師會 代表理事 坪田康佑