
週刊福祉新聞 2024年5月28日号で私たちの活動について、取り上げていただきました。
福祉新聞 https://fukushishimbun.com/
ありがたいことに記事共有について許諾をいただいたので、
PDFと書き起こし文を掲載いたします。
記事の中で、文化芸術を楽しむための法律はあっても拘束力が弱く認知度が低いことや、障害者の観劇における課題は複数の省庁にまたがるものであるため、一元的に問題にあたる省庁がないことについて指摘されています。
実際、私たちの署名の宛て先も、文化庁、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣府など複数の省庁にまたがっている状況で、どこに訴えれば解決するのか、きわめて切実な問題だと考えています。
We Need Accessible Theatre!では、引き続き国に問題を訴え活動を進めて参ります。
▶️福祉新聞 記事PDF
書き起こし文(内容はPDFと同じです)
帝国劇場改築で要望
「誰もが楽しめる環境を」
帝国劇場(東京都)が2025年に建て替えられるのに合わせ、障害がある舞台ファンらの団体が10日、情報保障を含め誰もが楽しめる環境を作るよう求める2万1000筆の署名を、劇場を運営する東宝に提出した。日本を代表する有名な劇場の環境が変われば、他の劇場にも広がると期待している。
署名を提出したのは、障害のある人らによる「ウィー・ニード・アクセシブル・シアター」。提出後、厚生労働省内で会見した聴覚障害の山崎有紀子さんは「東宝さんはとても前向きに受け止めてくれた」と話した。
「アクセシブル」とは近づきやすい、参加の障壁がないといった意味で、その具体例とは、段差解消といったハード面だけでない。劇のセリフに合わせてスクリーンに字幕を映す「リアルタイム字幕」の導入や手話通訳など幅広い。
障害者も演劇を楽しめる環境づくりを後押しする法律の一つとして「障害者文化芸術活動推進法」がある。同法は障害者が文化芸術を鑑賞する機会の拡大を基本施策の筆頭に掲げるが、拘束力が弱く、認知度も低い。
障害者にとっての障壁を解消する制度は各省庁にまたがり、一元的に問題解決に当たる省庁がないことも解決に結びつきにくい要因の一つだ。
署名集めの呼びかけ人の一人で、同法に基づいて文化庁・厚労省が共催する有識者会議委員の廣川麻子さん(聴覚障害)は、国が劇場側を資金やノウハウの面でサポートすることが不可欠と判断。複数の省庁が横断的な指針を作るよう求めていく方針という。
(週刊福祉新聞 2024年5月28日号)