全国消防操法大会の廃止

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消防団員とその家族に多大な負担がかかる操法大会。その根源である「全国消防操法大会」を廃止して下さい。

消防団員は本業を別に持ちながら地域の消火活動や救助活動などを行なっている一般市民で構成される非常勤特別職の地方公務員です。

現在各地域で活動している消防団員数は、減少が続いています。その理由を総務省消防庁や日本消防協会は社会環境の変化(少子高齢化による若年層の減少、就業構造の変化、地域社会への帰属意識の希薄化等)などと分析していますが、減少する理由の一つに「全国消防操法大会」を開催していることがあると考えます。

「操法」とは、火災現場で迅速且つ安全に消火活動を行う為の基本的な器具操作・動作の方式を習得するための訓練方法で、「操法大会」はその訓練の成果を披露する場です。

しかしこの大会は速さと正確さを競うほか、規律と呼ばれる動きや、2名以上の動きをそろえて(シンクロして)見せるなど動きの綺麗さが要求されます。その為練習時間の大半が規律やシンクロした動きの習得に当てられますが、これらの動作は様式化した形式主義に堕しており、実際の火災現場での動きとはかけ離れています。その為、操法訓練が「競技大会の為の訓練」となっています。

この大会で優秀な成績を収める為には、実際の火災現場で役に立たない動きや技を極める必要があります。

県大会や全国大会の出場を目指す地域では、練習期間が長期間、時には年間を通じて常時行われる場合が多く、幹部やOBなどの圧力により過剰な練習を強要され、自分や家族、職場にまで多大な負担を強いられています。

多くの団員は競技大会の為の練習ではなく、災害現場活動を安全に遂行するため、より実践に通用する訓練を望んでいます。

このような消防団活動に矛盾を感じるからこそ、消防団員になろうとする人、継続する人が減少しているのではないでしょうか。そして残った団員とその家族にはさらに負担が増えていきます。

現在、消防団員の負担軽減や実践に即した訓練にする為に大会を中止する地域も出てきましたが、上からの圧力や伝統という見えない力が大きすぎて、その一歩を踏み出せないところがほとんどです。

地域の為に続けてくれている消防団員と、これから入ってくれる消防団員そしてその家族の為に、全国消防操法大会を廃止してください。

全国大会を廃止する事で各市町村はもっと団員目線で現状に則した消防団活動を展開出来ると思います。

■2020/01/25 追記

本件についての全国の消防団及び市町村での取り組み等を下記のブログにまとめています。

https://kaibaratomoaki.hatenablog.com/

 

■2020/02/08

本文を一部修正。内容は変えていません。