

試掘が開始されて1ヶ月と少し。異様な人工物が水平線上に出現して問い合わせが続いています。地元の熱意ある方々が協力してくれているおかげで、会の印刷したチラシはいま払い底です。
そんなタイミングで、なんと8/22朝、給油ホースの破断により重油が流出する事故がありました。破断原因は調査中だそうです。首都圏CCS株式会社のホームページに「未来へ挑む、確かな技術」というトップページの下にニュースがあるのが、痛いです。https://mccs.inpex.co.jp/
付近の海水浴場では午後から遊泳禁止になりましたが、自治体の公式見解によると中止理由は「雷」。電話をして会社に聞いた時には、「中止判断に影響を与えると認識している」とはっきり話してにもかかわらず、後からメールで「雷」と変更されました。25日時点で被害の報告はされていません。
しかし、九十九里の海をまもる会あてには、23日から24日にかけて「サーフィンに重油がついた、海に魚が浮いていた、50cm以上ある魚が何匹も打ち上げられていた、ウミガメの死骸がある。」などの知らせが入りました。海に入っている人がおかしい、と体感されたようです。
7月に掘削リグが到着してから、明らかに海が変わってしまった。汚くなっている、という意見が寄せられており、私自身も海辺を歩いてどうしたのだろう、と思っていたものの理由が思い当たりませんでした。というのも、会社が「ゴミは捨てていない」と言っているので。
今回のやりとりのおかげでついに推理できました。「生活雑排水」が流されている影響です。現在、掘削現場には約100-120名の作業員が昼夜交代で働いています。(大変なお仕事とお察しします)。し尿はすべて回収して船で運んでいるそうですが、手洗い、風呂、シャワー、厨房、など生活から出る排水はそのまま海に流れているとのことでした。(法令で許可)
付近の海岸では、20年くらい前にはよく発生していたウチワコケムシとか、海藻など、最近いなかった海の生物たちが大量出現しています。これは洗剤が登場し単独処理浄化槽で川や海が汚れていた時代と同じ現象がおきたということでしょう。2000年に単独処理浄化槽禁止で合併浄化槽に置き換わり、下水処理も進んだので、いまでは陸上から「生活雑排水」は流されにくいのです。
はまぐりは綺麗な水が好きなタイプなので不漁になってもおかしくないですね。環境影響評価が事前になされないまま試掘が開始された結果、「気候や海流のせいではないか」と片付けられています。太平洋に面し、湾でない九十九里浜の海水はほんとうにきれいで、そこが私は大好きだったのですが、こんな残念な状況になりました。