佐上 邦久Ashiya, Japan
Mar 2, 2022

3月3日は桃の節句、ひなまつり。

なんですが、それだけではなく、
世界野生生物の日、でもあります。

えっ、知らなかった。

そうですよね。

ワシントン条約という、
野生動物の保護のための条約が1973年3月3日に締結されたことを記念して、2013年、今から9年前の3月3日に国連が制定したのです。

つまり、今年で10回目!

まだ10回、と言うか、もう10回と言うか。

世界野生生物の日」を英語で言うと
「ワールド・ワイルドライフ・デー」。

世界の国々が一丸となって地球上の野生生物を大事にしていこう、という日です。

とはいえ、まだ10年ですから、
まだまだ知らない人がいても不思議ではありません。

ワシントン条約の正式名称は
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」。

絶滅のおそれのある野生生物は、
その多くが、人間の経済活動が原因で、危機に晒されています。

その危機を取り除くため、経済活動を規制しよう、
というのが、この条約の役目です。

その動物のツノや甲羅や牙を欲しがる人がいるから、取って殺す人がいる。

買う人がいるから、売るために殺そうとする。

買ってはいけない、売ってはいけない、というルールを作って徹底すれば、殺す人も捕まえやすくなり、殺す人を減らすことができる。
そういう仕組みです。

日本ではまだ印鑑に使っている象牙や、
日本ではまだ食べているクジラ、インテリアや宝石として売り買いされているカメや、トラやライオンの剥製、漢方薬として売り買いされるサイのツノなど、高級食材としてのフカヒレ、マグロやウナギ、その他にもキリンやカワウソなどの毛皮や剥製、など、世界の多くの国がすでに取引を停止しています。

重ねて言いますが、日本ではまだ印鑑に使われる象牙の市場が残っていて、
国際的な批判に晒されています。

クジラ肉も、です。
日本のひとびとから日本政府に、市場優先ばかりではなく、
野生動物保護も大事にして積極的に協調していこう、と呼びかけ、
声を届けていくことが、今後はますます大事になっていくことでしょう。 

そして、もうひとつ。

野生生物保護と動物愛護の課題として、動物園問題があります。

子どもを動物園に連れていくことは教育の一環として大事だと思われています。

子どもの頃、学校の授業で先生に連れて行ってもらった楽しい思い出のある方も多いと思います。

確かに、世界にはこんな生き物もいるんだ、
私たちは地球上で一緒に生きている仲間なんだ、ということを、
実際に見て体験して理解することが大事、という意見もわかります。

ですが、動物園は動物たちの楽園ではなく、凄まじいストレスに晒され、
病気になったり死んでしまう動物も多い、ということはあまり知られていません。

そうなのです。

野生生物保護の観点からも、動物愛護の観点からも、
動物園はその在り方について、変更を迫られているのです。

人間に家族や親戚や慣れ親しんだ友人がいるように、
動物にも生まれ育った場所、育ててくれる親や森や海などの環境があります。

そんな故郷と家族から無理やり引き離され、
狭い場所に閉じ込められ、出たいと言っても出してもらえないのです。

動物でも精神を病む、そのことをよく考え、想像力を働かせてほしいのです。

動物にも知性があります。子どもや仲間を慈しみ、思いやる心があります。
ときには人間を思いやる動物もいます。

そんなの当たり前よ、という、みなさんの声が聞こえるようです。

そうなのです。

そんな当たり前のことなのですが、忘れてしまう人や、
認められない人もまだ混ざっているこの社会なので、
気がついたとき、変な概念に出くわした時にはすかさず、
「それは違いますよ、変えましょう」と細かく修正していかなければなりません。

そのときは、ただ言うだけでも、何年か後に、実際に変わるかもしれません。
あるいは口にすることで、みんなの考え方が外に現れて、力を持つかもしれません。

もしかしたら、いま、
コロナ禍のあとのニューノーマルとして脚光を浴びているリモートワーク用のデジタル技術、
VR(バーチャルリアリティ)で動物園を代用すれば、
動物をすんでいる場所から引き離すこともなく、
移動させる労力や、移動中に病気になるリスクを減らすことにもなり、
撮影機材や電気機器や電磁波を近くに置くストレスはかかるけれど、
動物にとっては「まだまし」かもしれません。

いやいや、それだって、大した改善ではないから、
すぱっとやめた方がいいよ、という意見もあるかもしれません。

そうだよ、動物園がなくても、私たちは動物のことを思いやることも守ることもできるわ、
と言ってくれる子どもたちも案外たくさんいるかもしれません。

 動物園はもう大人たちの自己満足なノスタルジーでしかないのかも。

よりよい地球環境のために、
私たちはどんな環境を子どもたちに用意することができるんだろう。

そのとき、動物園はその中に本当に入っているのだろうか。

入っているとすれば、それはどんな形なんだろうか。
しっかり考えてなくてはならない時期に来ているのだと思います。

動物を閉じ込めて、人間の見せ物にしている、今の動物園の形は、動物にとって残酷です。

種の保存をするにしても、人間の子どもの教育をするにしても、
いまの動物園ではない、別の形にした方が効果を上げられます。
こういう形しかない、という固定概念から抜け出して、

もっと自由に、もっと人間と動物の両方のことを考えて、
創意工夫をこらし、新しいものを作りましょう。 

3月3日、おひなさまで、世界野生生物の日に、どうぶつ基金からの提案です。

 

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