【STOP!AIM30の高額転売】猫の腎臓病予防食「AIM30」の高額転売の禁止をフリマアプリ運営者に求めます!

【STOP!AIM30の高額転売】猫の腎臓病予防食「AIM30」の高額転売の禁止をフリマアプリ運営者に求めます!

はじめまして。
前回、前々回のキャンペーンから引き続きご参加の方はいつもご支援をありがとうございます。
広島県広島市でまるペットクリニックという動物病院を開業しております、菖蒲谷(ショウブダニ)と申します。
昨年7/30に『「STOP!療法食の高額転売!」 犬猫の療法食の高額転売の禁止を ネット通販、フリマアプリ、 インターネットオークションサイト 運営者に求めます!』というキャンペーンを立ち上げ、27,000人を超える方にご賛同をいただき、今日まで「出品禁止」を継続しております。
また、昨年10/15には『【No More!品薄による高額転売!】犬猫療法食の転売対策を日本ヒルズ・コルゲート株式会社に求めます!』というキャンペーンを立ち上げ、15,000人を超える方にご賛同いただき、日本だけでなく米国本社へも転売禁止の働きかけを行いました。
そして、昨日3/1より猫の腎臓病の予防食である「AIM30」が発売となり、ペットショップやネット通販を中心に即日完売となり、大きな反響を呼んでおります。
一方、3/1の夜から本日3/2にかけて、メルカリを中心としたフリマアプリにて転売が始まり、すでに標準価格(600gで1300円前後、80gで217円程度)の2~3倍以上の高額転売に発展しました。
しかも、「AIM30」は「療法食」ではなく「総合栄養食」のため、出品禁止物に指定されておらず、転売ヤーの思うがままの金額で売買されてしまっています。
私は動物病院を経営する獣医師であり、本来は動物病院が取り扱うことのない市販の「総合栄養食」に口出しするのは違うかもしれません。
しかし、昨年の療法食の高額転売の甚大な被害を繰り返してはならないと思い、再び立ち上がることにしました。
高額転売品を買うことは「需要」を作ることになり、さらに多くの転売ヤーを参入させることにつながります。
ただ、私が「高額転売品を絶対に買わないで!」と発売前からTwitterで呼びかけても、出品されたほとんどのAIM30が「SOLD」となっている状況です。
確かにAIM30を食べさせたい気持ちは愛猫9頭と暮らす私もよくわかります。
ただ、AIM30を食べさせたからといって本当に腎臓病を予防できるか、30年生きられるかは「30年後にならないとわからない」のです。
皆様にお伝えしたいのはとにかく「焦らないで欲しい」ということ、そして療法食を食べている子は「やめないで欲しい」ということです。
AIM30を食べさせるのが遅かったから腎臓病になるとか、寿命が短くなるということはありません。
適正価格の安定供給を待ってから切り替えても決して遅くはないのです。
また、AIM30はあくまで腎臓病を予防する「総合栄養食」であり、それぞれの「療法食」のレベルにはありません。
つまり、腎臓病の予防だけにとらわれて「現在の病気の悪化」を招いてしまっては本末転倒です。
昨年の療法食の高額転売問題では高額転売品を買ったがためにお金が無くなり、通院できず、結果として生命を落としてしまった子がたくさんいました。
また、私の400件を超える聞き取り調査では飼い主の81%が自己判断、無許可、無処方で療法食の購入を行っていました。
今回のAIM30の発売により、療法食を「自己判断」でやめてしまい、結果として病気が悪化してしまい、治療がうまくいかなくなることも危惧しております。
獣医師として、また9頭の猫の飼い主として、もう二度とあのような惨状を繰り返してほしくないのです。
多くのネコちゃんの飼い主様、ならびに高額転売に反対する方々にご賛同賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
まるペットクリニック 院長 菖蒲谷 友彬