ママパパを救え!保育園から使用済み紙おむつの持ち帰りをなくすプロジェクト

ママパパを救え!保育園から使用済み紙おむつの持ち帰りをなくすプロジェクト
私たちは「子育てしやすい社会の実現」にむけて、保育園のおむつの持ち帰り問題を解決するために活動している、保育園からおむつの持ち帰りをなくす会です。
※布おむつの場合は自宅に持ち帰り、洗う必要があります。今回持ち帰って捨てるだけの紙おむつの持ち帰りをなくす活動になります。
現在、多くの保育園では、自分の子どもの使用済み紙おむつを持ち帰るルールがあります。
うんちの付いたおむつを持ち帰りたくなくても、通っている園でそう定められていれば、従わなくてはいけません。
多くの保護者は「園で処分をして欲しい」と思っています。
保護者は、年齢にもよりますが約5~6枚程度の使用済み紙おむつを保育園から毎日持ち帰っています。
約6枚分の使用済み紙おむつは、バスケットボール1個分ぐらいの大きさになります。年子がいたらバスケットボール2個分を持ち帰ることになります。
仕事をしている人しか保育園に子どもを預けられないため、仕事の荷物を持った状態で使用済み紙おむつを持ちかえる人が大半だと思います。
もちろん荷物の量が多くなることの負担もありますが、それ以上に衛生面や臭いの面で悩みを抱える保護者が非常に多いです。
保育園からの帰り道に、「衛生面が気になって買い物には行けない」、「匂いが気になって電車に乗れない」など子育てをさらに大変なものとしています。
※Twitterで「持帰りなくす」かるたとしておむつ持ち帰りあるあるを投稿してます
https://twitter.com/no_mochikaeri/status/1448161996969369607
また、この使用済み紙おむつの持ち帰り問題は、保護者だけではなく保育士も困っているルールです。
保育士は、保護者に使用済み紙おむつを持ち帰ってもらうために、園児ごとに袋を準備して分別します。
毎日の業務に追われている中で、園児ごとに間違えないようにおむつの分別をしなくてはならないことや、保護者に持ってきてもらったビニール袋をきつく縛って、保護者にお返しすることなども非常に負担です。
持ち帰りおむつの袋の中に、違う子のおむつが入っていたというのも珍しい話ではないようですが、保育士が忙しいことを保護者は理解しているため、保育士に言わないことも多いようです。
そして、コロナ対策が叫ばれている中で、使用済み紙おむつを持ち帰っていることに疑問を感じます。
誰が考えても、うんちのついた使用済み紙おむつの持ち帰りが、衛生上悪いことは明白です。
現在、使用済み紙おむつの持ち帰り問題は各自治体に任せられており、東京23区の多くの公立保育所では、おむつの持ち帰りルールを撤廃している一方で、他のエリアではまだまだ持ち帰りが行われるなど、各自治体によって、おむつ持ち帰り問題の対応にばらつきが出ています。
私たちは子育てをする全てのパパ・ママが、等しく子育てしやすい環境が与えられるべきだと考えています。
保育園としても、おむつの持ち帰り問題を解決したいと思っている園も多いですが、おむつの廃棄費用の問題で、解決できていない現状があります。
誰も得をしない「保育園から使用済み紙おむつを持ち帰るルール」を無くすように国として対策を講じるように求めます。