マイナンバーカードから性別欄をなくしたい

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 性同一性障害当事者やトランスジェンダーなど、体の性別と性自認(自分の性別に対する認識)とが不一致状態であることに悩む人々にとって、生まれたときの体の性別がそのまま記載されている文書や証明書を見ることは、非常に大きな精神的・心理的苦痛をもたらします。

弊法人によるマイナンバーに関する当事者調査結果2015:https://gids.or.jp/activities/SelfSupportStudy/20109_mynumber

 たとえば、生まれたときには男性/女性の体で生まれた性同一性障害当事者です。自分では「男性/女性ではない」「男性/女性とはしては生きれない」と感じていても、公的身分証明書の性別欄には『男性/女性』と書かれてしまいます。すでに社会のなかでは男性として生きていても、それは変わりません。性別欄を見る度に、「あなたは『男性/女性』だ」「女性/男性ではない」と突きつけられてしまうのです。これが公的身分証明書であれば、性自認や希望の性別で生きることを、社会から否定されたようにも感じられます。また、希望の性別で生きていても、身分証明書を呈示することで、戸籍の性別が明らかになり、性同一性障害当事者であることが他者に知られてしまいます

 こうしたことによる強い苦しみと絶望感のために、心の健康を損なってしまう当事者、自死を選んでしまう当事者すらいます

 マイナンバーカードは、本人の申請により交付され、個人番号を証明する書類や本人確認の際の公的な本人確認書類として利用でき、また、様々な行政サービスを受けることができるようになるICカードです。現在、マイナンバーカードは健康保険証や運転免許証との一体化が進められており、今後さらに多くの日常生活場面で、マイナンバーカードを呈示することになるでしょう。
 マイナンバーカードの券面の表には、性別欄が記載されています。性同一性障害当事者らが、日常生活の様々な場面で苦しみを味わう場面が格段に増えていくことが予測されます。
 これまで運転免許証は性別欄がないことから、性同一性障害当事者らが安心して用いられる公的本人確認書類となっていました。健康保険証は、性同一性障害当事者らの合理的配慮として、性別の裏面記載が認められていました。https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb8714&dataType=1&pageNo=1

 総務大臣には、これまで行われてきた性同一性障害当事者らへの合理的配慮を継続する手段として、マイナンバーカードから性別欄を削除することを求めます。それだけで多くの性同一性障害当事者らが救われるのです。