厚生労働省では本日いっぱい「OTC類似薬の保険給付の見直しの実施に向けた中間とりまとめ」について、
パブリックコメントを募集しています。
締切は本日8月20日23時59分までです。
今回の中間とりまとめでは、医師が対象医薬品の長期使用等を医療上必要と判断する場合、
別途負担を求めない仕組みが示されています。
一方、内服薬の長期使用については「年間おおむね50週」といった考え方が示されており、
治療法が確立しておらず、症状に応じて薬剤を変更しながら長期療養を続けている患者の実態を、
十分に拾えるのかという課題があります。
コロナ後遺症やME/CFSをはじめ、治療法が確立していない慢性・難治性疾患では、
・症状が多岐にわたる
・複数の診療科を受診することがある
・治療効果や副作用をみながら変薬を繰り返すことがある
・同じ薬を50週近く連続して使用していなくても、療養そのものは何年にもわたる
・症状の増悪時や周期的・反復的に薬を必要とする場合がある など、
単純な「同一薬剤の長期使用」だけでは表せない治療実態があります。
こうした患者さんについても、長期療養の医学的必要性を適切に評価し、追加負担の対象外とできるよう、
技術的な基準をさらに検討していただく必要があると考えています。
また、基準が曖昧なまま制度が施行されると、医療機関ごと・医師ごとに判断が分かれ、
患者さんが説明に苦慮することも懸念されます。
さらに、複数の薬剤についてその都度別途負担が生じれば、長期療養患者では家計への影響が積み重なり、
「薬を減らす・処方を控える」 「受診回数を減らす」 「必要な受診そのものを控える」 といった
受診控え・治療控えにつながる可能性もあります。
パブリックコメントには、ぜひ実際の治療状況を書いてください。
長い文章でなくても構いません。 例えば、 「私は指定難病ではありませんが、
長期間療養を続けています。治療法が確立していないため、症状や副作用に応じて
薬を変更しながら治療しています。同じ薬を年間おおむね50週使用していなくても、
療養そのものは長期間継続しています。このような患者も、医学的な必要性に基づいて
追加負担の対象外とできる基準を設けてください。」
「複数の診療科を受診し、症状ごとに薬剤を調整しています。対象薬が変わるたびに別途負担が生じれば、
長期療養患者にとって家計への影響が大きく、受診控えや処方控えにつながることが心配です。」
「医師や医療機関によって判断が分かれないよう、治療法が確立していない慢性・難治性疾患についても、
全国共通の明確な判断基準を示してください。」
といった形で、ご自身の症状、使用している薬、変薬の状況、通院状況、追加負担によって
困ることを具体的に書いていただくことが大切です。
制度は、患者さん一人ひとりの実際の療養状況が行政に届かなければ、十分な形にはなりません。
今回の中間とりまとめで拾いきれていない患者さんの実態を、ぜひご自身の言葉で届けてください。
特にポイントは、「50週基準をなくしてほしい」だけにしないで、
「50週を一つの目安にするとしても、変薬・周期的使用・複数薬剤・複数診療科など、
長期療養の実態を拾える補完基準が必要」 という書き方にしているところです。
その方が、厚労省側にも“制度を否定する要望”ではなく“技術的な基準の改善要望”として入りやすいと思います。
https://sites.google.com/view/family20231111/
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