
厚労省は、医療保険制度法案を3月上旬に提出。昨年12月に自民党と日本維新の会が密室合意した社会保険改革に、OTC類似薬は保険の枠組を残したまま、まずは薬剤費の「4分の1」を全額患者負担とする「一部保険外療養」を創設する。とされています。例えば薬価 1000 円の薬を処方され場合、現在、3 割負担の方が窓口で払う金額は 300 円。今後は、薬価 1000 円に対して 25%の 250 円は自費、残りの 750 円は保険対象となるので、【250 円(自費分)+750 円×0.3=225 円(保険対象分)】窓口で支払う金額は 475 円の約1.6倍になります。
2 割負担の人は 200 円が 400 円。1 割負担の人は 100 円が 325 円になるのです。
そして、来年 3 月から 77 成分 1100 品目のOTC類似薬の窓口負担を値上げするとし、最終的には7000 品目、2 兆円の削減プラン」を協議し令和 9 年度以降に対象範囲を拡大していく」こと。「患者の追加負担割合の引き上げも検討する」ことも合意。
これは『全ての OTC 類似薬を保険から除外し、100%患者負担にする』に該当。「25%患者負担」から結局は「保険適用除外」を目指しています。高額療養費限度額引き上げにOTC類似薬も全額負担。その上、診察料に調剤料の負担。
反面、OTC類似薬(1100品目)保険適用除外、高額療養費限度額引き上げを併せても国民一人あたり月183円程度しか保険料は下がりません。これが改革でしょうか。『国民の命と財産を守る?』はどうなっているのでしょうか。
医療会には「病気を診ずして病人を診よ」という言葉があります。これは「病気だけを診て単に治療するだけでなく、病み苦しんでいる「人」そのものを診て、不安を取り除き、生きる力や人間的な尊厳までを含めて全力で向き合うべきだ」という医療の原点を表す精神です。与党2党のそれも一部の間だけで、病気も見ず人も見ずの合意案。有権者である人、病気のある人、を見て。聞いて。の国会議論を切に願います。