【初心にかえって】:今こそ、「がん医療」を守るために私たちの力を結集しましょう😆!!


日頃より本活動を温かくご支援していただいている全ての皆様へ
日曜日の朝早くより、失礼いたします。
熊本の地震後の復旧も中々進まず、関東地方を中心に痛ましい豪雨被害が起こっており、まさにわが国の「危機管理体制」がうまく機能することに祈りに似た想いを託する毎日です。
本署名活動を5月1日に開始してから、本日で115日目となりました。
わずか4ヶ月に満たない間ですが、本日朝9時の時点で、36,123名の方々に署名ページを閲覧いただき、3,236名の皆様より、賛同の貴重な一筆を頂いておりますことに、あらためて衷心より感謝を申し上げます。
この間、全国の血液疾患診療専門医の教育診療科の皆様にご協力をいただき、先日、支援者の皆様に驚くべき調査結果の概要もお伝えしたところですので(8月15日に配信しました「オンライン署名の進捗状況」をご参照ください)、このたび、がん治療専門医の育成が進まない現状も数字を入れて追記し、署名呼びかけ文を改訂いたしました。もしお時間がございましたら、再度ご閲覧いただき、至らない部分があるようでしたら、私までご連絡をいただければ誠にありがたく存じます。
また、本署名活動と並行して、今月より「医師を育てる制度の検証」を求める新しい署名活動を開始いたしました。
「あなたの病気を診られる専門医が、この地域にはいません」―国民に必要な医師の育成を求めるための緊急署名!!」URL:https://c.org/BYfSxz9bvN
全国では今、必要とされる診療科に若い医師が十分に集まらない『診療科の偏在(へんざい)』が問題となっています。なぜこのようなことが起きているのでしょうか。その原因を考えるうえで、若い医師がどの診療科を経験し、どのように専門を選んでいくのかという『医師を育てる制度』を検証することは、とても重要です。本日は厚生労働省が2年毎に行っている病院・診療所で実際に勤務している医師の全国調査データより、2014年から2024年の間にいわゆる「内科系診療科」で働く医師数がどのように変化しているのかを、この10年間の各診療科医師の増加人数と2014年と比べた場合の増加率とあわせてお示ししております。
内科系診療科の中で、消化器内科・循環器内科(両診療科をあわせると内科の約半数を占めます)を除くと、「血液内科」の増加率が他の内科系診療科と比べて低いことがお分かりいただけると思います。
では、なぜこのような違いが生じているのでしょうか。
医師は卒業後2年間の初期臨床研修を終えると、それぞれの専門分野へ進んでいきます。しかし現在の研修制度では、初期研修で「がん薬物療法を受ける患者さんを担当すること」は必須ではありません。また、その後の内科専門研修でも、血液領域で必要とされる経験は3症例以上であり、「血液がんの薬物療法」を経験することは必須とされていません。そのため、血液がんや他のがんの薬物療法を一度も経験することなく、「内科専門医」の資格を取得することも制度上可能です。
超高齢社会(注)のわが国では、リンパ腫、骨髄異形成症候群、白血病などの患者さんも増えており、これらの疾患を実際に経験することは、将来どの分野に進む医師にとっても大切ではないでしょうか。さらに、若い医師が研修中にどの診療科を経験するかは、その後の専門分野の選択にも影響すると考えられます。血液がんを診療する機会が十分に与えられていない現在の研修制度が、血液内科を選択する若い医師の数にどのような影響を与えているのか――私は、今こそ検証する必要があると考えています。(注:65歳以上の人口が全人口の21%を超えた社会。日本は現在29.4%。)
これから秋にかけて、皆様からお預かりしている貴重な署名を後ろ盾とさせていただき、私たち「若手がん治療医・血液内科医を支援する会」は、いよいよ「がん治療医不足の問題」を広く社会に発信していくための活動を本格的に開始いたします。
皆様におかれましては、引き続きのご支援をお願いいたしますとともに、ぜひ日本の未来の医療を守るために、ご友人やご所属されているグループなどで私どもの活動をご紹介いただけますようでしたら、望外の喜びでございます。
署名サイトURL: https://c.org/wNtJ4MWsWD
一戸辰夫(「若手がん治療医・血液内科医を支援する会」代表)[連絡先:tatsuo.ichinohe@icloud.com いつでも皆様からの建設的ご批判・ご意見をお待ちしています]