Petition updateあなたとあなたの家族の未来を守るために、10万人の声を!:地方でのがん治療医と血液内科医の不足を解消するため具体策を求める

【オフトーク(Off-talk)・特別版】 フランスでは何が起きているのか?:社会を変えるために、声を上げるということ🧐

一戸 辰夫Hiroshima, Japan
24 Oct 2026

本署名活動を応援してくださっている全国の皆様へ

本日は、連日報道されているフランス各地での大規模なデモや抗議運動について、皆様のご意見を伺いたいと思い、特別版のオフトークを配信しております。

10月17日には、フランス全土で約55万人(政府発表)がデモに参加し、一部では警察との激しい衝突も発生しました。日本のテレビニュースでは、燃える車や警官隊との衝突、デモに便乗して発生している暴力的な略奪行為といった映像が中心になりがちですが、私は、その背景にある問題にこそ注目する必要があると思っています。

🔥 そもそも、フランスの人々は、何に怒っているのでしょうか?
今回の抗議運動の発端となったのは、意外にも高校生たちの訴えでした。
教員が足りない。授業が十分に受けられない。学校の設備は老朽化し、教育環境が悪化している。
つまり、若者たちが「私たちの将来を支えるはずの教育が、このままでよいのか」と声を上げたのです。
そこに、物価高騰による生活苦、公共サービスの衰退、そして政府の財政緊縮政策への不満が重なり、教員や労働組合、一般市民を巻き込む全国的な運動へと発展しました。

フランス政府は、膨大な財政赤字を削減するため、2027年度予算で、既存施策の効果も含め約540億ユーロ規模の財政改善を目指しています。教育予算そのものは増額されていますが、現場で求められている教育環境の改善には十分なのか、という疑問が残されていました。
もちろん、国家財政の健全化は重要です。しかし、その負担が教育や医療、社会保障といった、人々の生活を支える制度に集中してよいのか。
マスコミではあまり詳しく報道されていませんが、これが、今回の抗議運動の背景にある大きな問いの一つなのです。

📣それはフランスだけの問題なのでしょうか?
私は、こうしたニュースに接するたび、日本の医療現場で起きていることとの共通点を感じずにはいられません。
わが国でも、詳しく明確な根拠が説明されないまま、医療費の増加を抑制する必要性が繰り返し強調されています。しかし、その一方で、物価や人件費の上昇に病院経営が追いつかず、大学病院や各地の中核的な役割を負う病院では医師たちが厳しい労働環境と待遇のもとで、診療・教育・研究を支え続けています。
そして、若い医師たちは、そうした現実を冷静に見つめ、自分たちの将来を選択し始めています。
先日ご紹介したNHKの調査では、大学病院で働く勤務医の55.8%が、将来的には大学病院以外で働くことを希望しているという結果が示されました。

私は、この数字を単なる「大学病院の不人気」として片づけてよいとは思いません。
大学病院は、目の前の患者さんを診療するだけでなく、将来の医療を担う若い医師を育て、難しい病気の治療法を開発する役割も担っています。
その大学病院から医師が離れていけば、いったい誰が次の世代の医療を支えるのでしょうか。
そして、特に深刻な影響を受けるのは、医療資源の限られた地方の患者さんたちではないでしょうか。

🤨私たちの「声のあげ方」は、皆さんの一筆を「社会をより良く変える力」にすることです
フランスの高校生たちが訴えている「私たちの未来を支える教育を守ってほしい」という声と、日本の若い医師たちが置かれている状況には、どこか通じるものがあるように思います。
もちろん、抗議運動の中で発生した暴力や破壊行為が正当化されるべきではありません。また、フランスと日本では、社会制度も国民性も異なります。
フランスには、社会の問題に対して市民が声を上げ、政治に働きかけてきた長い歴史があります。
一方、日本では、多少の不満があっても「仕方がない」「誰かが何とかしてくれるだろう」と、我慢してしまう傾向があるように思います。

しかし、社会を支える大切な制度が少しずつ弱体化しているとき、それを現場の人々の忍耐や献身だけで支え続けることには、必ず限界があります。そして、その限界が目に見える形で現れたときには、すでに制度の立て直しが困難になっているかもしれません。

私たちが署名活動を通じて訴えているのも、まさにこの問題です。
医師たちが置かれている環境を改善してほしいというだけではありません。
これから病気になる人たちが、住んでいる地域によって必要な治療を受けられなくなるような社会を、次の世代に残してはならない。
そのために、若い医師たちが希望を持ってがん医療を選び、安心して成長できる環境を整えてほしいのです。
私たちは今、全国の初期臨床研修医と指導医を対象とした意識調査にも取り組んでいます。
現場の実情をできる限り客観的なデータとして明らかにし、行政の皆様にも具体的な改革の必要性を伝えていきたいと考えています。

フランスの人々のように街頭で大きな声を上げることだけが、社会を変える方法ではありません。
一人ひとりが問題を知り、考え、そして自分の意思を表明することも、社会を動かす大切な力になるはずです。
私たちの署名活動も、凪の海のように穏やかでありながら、その水面の下には一人ひとりの切実な願いが込められた、社会を着実により良くしていく「声」の一つでありたいと願っています。

引き続き、皆様のお力添えをいただけましたら幸いです。

あなたとあなたの家族の未来を守るために、10万人の声を!:地方でのがん治療医と血液内科医の不足を解消するため具体策を求める
署名サイトURL: https://c.org/mSMBPnHMSK

「あなたの病気を診られる専門医が、この地域にはいません」〜国民に必要な医師の育成を求めるための緊急署名!!
署名サイトURL: https://c.org/BYfSxz9bvN

一戸辰夫(「若手がん治療医・血液内科医を支援する会」 代表)
[連絡先:tatsuo.ichinohe@icloud.com  いつでも皆様からの建設的ご批判・ご意見をお待ちしています](なお、このオフ・トークの内容はあくまで一戸個人の見解であり、本署名活動のサポーター方々や後援団体の立場を表明するものではありません。)

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