11月6日、日本ERI株式会社が行った当該マンション建築確認の取り消しを求めて、京都地方裁判所に提訴しました。訴状では以下の項目で違法性を指摘しています。
1.都市計画法29条違反(開発行為該当)
2.一建築物一敷地の原則に違反する
3.避難経路の距離制限に違反する
4.景観法及び京都市市街地景観整備条例違反・違法性の承継
以上先般の建築審査会にて却下された項目も含めて、今度は法廷の場で争います。とりわけ4項は、私たちの「山並み背景型美観地区に、何故山並み背景を遮る建物が建築可能なのか」という主張を法廷の場で質すものです。京都市市街地景観整備条例では以下のように規定されています。
規模及び形態が,歴史的な建造物及び公共施設の外観並びに周辺の町並みの景観
と調和し,かつ,道路,公園,広場その他の公共の用に供する空地から見て山並み
その他の背景を大幅に覆い隠さないこと。
色彩その他の意匠が,周辺の町並みの景観に違和感を与えるものでないこと。
現在建設中のマンションが上記の規定を満たしていないことは、言うまでもありません。明らかな違法建築であると、私たちは考えます。
提訴には、10社以上の新聞及びテレビ各社が取材に訪れ、世間の京都への関心の高さを改めて実感しました。提訴後には記者会見も設定され、提訴の趣旨と私たちの思いを述べました。その後各社より各種の質問を受けましたが、原告の1人として出席した私にも、個人的に残念に思うことに関して質問が有り、我が家から大文字山の眺望が失われたことに言及して返答しました。翌日の各紙記事の中には、この箇所が強調された記事が幾つか見受けられましたが、私たちの提訴の目的は「京都の景観を守る」ことに有り、我が家の眺望の問題は単なる個人的感傷に過ぎず、些細なことです。今後の裁判で、法がどれだけ私たちの味方になってくれるのかを見守りつつ、活動のアピールを続けて行きますので、引き続きご支援頂けましたら幸甚です。
