署名活動についてのお知らせイエネコ(ノネコも)を「防除推進外来種」にしないよう、環境大臣に求めます  公益財団法人どうぶつ基金

第6回環境省「外来種リスト見直し検討会」を傍聴しました。

公益財団法人 どうぶつ基金Ashiya, 日本
2026/08/10

ご支援いただいた皆さまへ
8月7日(金)10:00~12:00に開催された第6回環境省「外来種リスト見直し検討会」を、どうぶつ基金から役員2名が傍聴しました。
当初、環境省は「ノイヌ」「ノネコ」を「イヌ」「イエネコ」へ変更する方向で検討していましたが、多くの国民の反対の声を受け、「ノイヌ」「ノネコ」の表記を維持し、変更は見送られる方向となりました。
7万筆を超える署名をお寄せくださった皆さまのお力が、大きな民意となって今回の方針転換につながりました。心より感謝申し上げます。
しかし、どうぶつ基金は今回の検討会を傍聴し、看過できない重要な課題が残されていると考えています。

① ノネコ・ノラネコ・飼い猫を判別する手段はない

第4回検討会(令和7年2月19日)において、以下の指摘がなされています。
 亘悠哉委員(森林研究・整備機構 森林総合研究所):実態としてノネコとノラネコは区別できず、「ノネコ」と記載すると、ノラネコを外来種として評価できなくなる旨を述べておられます。

 石橋徹委員(井の頭公園動物病院):奄美におけるノネコ捕獲において、外に出していた飼い猫を混獲した事例があったとした上で、猫は猫であって線引きが難しい部分は確かにある旨を述べておられます。

 田口知宏係長(環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室):ある個体がノラネコなのか飼い猫なのかを一概に判別できない状況等があり、外来種対策としての捕獲を推進する上での問題がある旨を説明しておられます。
このように、個体の判別が困難であることは、委員だけでなく環境省自身も認めている事実です。

② 「ノネコ」だけではリストとして機能しないという専門家の指摘

 亘委員:「ノネコ」「ノイヌ」は生物名である「イエネコ」「イヌ」と記載すべきであり、この提案が受け入れられないことは許容できない旨を述べておられます。

 川上和人委員(森林研究・整備機構 森林総合研究所):これに賛同され、「ノネコ」しか掲載しないのではリストを作る意義が損なわれる旨を述べておられます。

さらに第5回検討会(令和7年10月23日)において、

亘委員:検討開始当初から一貫して主張してきたが今回の案でも受け入れられていないとして再度意見を述べられ、以下の点を指摘されました。
・「ノネコ」という名称は鳥獣保護管理法上の概念であり、外来種対策にはなじまないこと
・人に依存しない「ノネコ」は、非常に限定された場所にしか生息していないこと
・猫問題の主役は「ノラネコ」であり、これが含まれないことが最大の問題であること
その上で、「ノネコ」と掲載することでノラネコを除外してしまっては、対策の実効性が失われてしまう旨を述べておられます。

なお、亘委員および川上委員が求めておられたのは,「イエネコ」への表記変更、すなわち「掲載範囲の拡大」であり、当基金が求める「非掲載(除外)」とは真逆の方向です。
当基金は、両委員の結論に賛同するものではありません。
しかしながら、「ノネコとノラネコ・飼い猫は区別できない」「『ノネコ』表記ではリストが機能しない」という事実認識そのものは、立場を問わず共有されていると考えます。 

どうぶつ基金は引き続き行動します
どうぶつ基金は、犬・猫はすべて動物愛護管理法で守られるべき「愛護動物」であるとの立場から、ノネコ・ノイヌについても生態系被害防止外来種リストから除外すべきと考えています。
今後、環境省に対し、以下の書面を提出いたします。
・12項目にわたる公開質問書
・生態系被害防止外来種リストへの「ノネコ」「ノイヌ」「イエネコ」「イヌ」の掲載に関する意見書
今後も皆さまに進捗をご報告しながら、活動を続けてまいります。改めまして、7万筆を超える署名をお寄せくださった皆さまに心より感謝申し上げます。

引き続き署名活動を行っています! 
どうぶつ基金では、Change.orgでオンライン署名を引き続き行っています。集まった声は、環境省への働きかけに活用させていただきます。皆様のご協力をお願いいたします。

署名ページ:イエネコを「防除推進外来種」にしないよう、環境大臣に求めます

https://c.org/fXYrCvvjWn

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