今回のトピック:
①6/29SAVE神宮外苑ミーティング報告
②神宮外苑再開発、樹木伐採に反対7割 東京都知事選中盤情勢調査(毎日新聞)
③失われつつある「コモン」とは何なのか。斎藤幸平さんと神宮外苑から考える
①6/29SAVE神宮外苑ミーティング報告
録画はこちら https://www.youtube.com/live/68myf5KqKlc
先週土曜日、神宮外苑の絵画館前広場で、イベント「SAVE神宮外苑ミーティング」
が開催されました。斎藤幸平さんをはじめとする、様々な分野の方たちからの
みんなのコモン神宮外苑を守りたい!という呼びかけに、たくさんの人が集まり、
トーク&ディスカッションしました。
前半はそれぞれの思いを伝え、何が問題なのかをスピーチ、後半はわたしたち
に何ができるかをテーマに、これからの1週間の選挙運動を具体的に一緒に
考えて行動しようと話し合いました。どのスピーカーの話も素晴らしく、
後半のディスカッションも真剣で充実していました。
〈登壇スピーカー〉
斎藤幸平さん(経済思想家)
いとうせいこうさん(マルチクリエイター)
ロッシェル・カップさん(オンライン署名発起人)
竹内昌義さん(建築家)
北山恒さん(建築家)
松山猛さん(作詞家・編集者)
金平茂紀さん(ジャーナリスト)
ラサール石井さん(タレント)
サエキけんぞうさん(アーティスト)
蓮舫さん(都知事選 候補者)
角井てんこさん(神宮外苑の緑と空と)
加藤なぎささん(明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会)
岸本聡子さん(杉並区長)
永井玲衣さん(哲学研究者)
②神宮外苑再開発、樹木伐採に反対7割 東京都知事選中盤情勢調査(毎日新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a182be7a01712d49a1bdeefe67138d4d6669ad7?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240630&ctg=dom&bt=tw_up
③失われつつある「コモン」とは何なのか。斎藤幸平さんと神宮外苑から考える
「SAVE神宮外苑ミーティング」の冒頭にスピーチした斎藤幸平さんの
インタビュー記事。スピーチと合わせて読みましょう。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/kohei-saito-commons-jingu-gaien_jp_668161d1e4b0e0121bc7d103
6月29日イベントの斎藤幸平さんのコメントの文字起こし:
「あっ、どうも、こんにちはー。
おつかれさまでーす。
私もずーっと、ここ二年ぐらいですかね、この問題にかかわってきてぇ、やっぱり言いたいこといろいろあるので、ちょっと、やってきました。
あのーまず今ね、やっぱり、ほんとに円安と、インフレが厳しくなっていて、私たちの暮らし 大変になってきていますよね。
で、よく言われるのが、日本はもう30年くらい経済成長していなくて、「失われた30年」になってしまったせいだ。
これ、確かにそうなんですよ。
じゃぁでもその間、日本の企業がなにをやってきたのか。
成長しないということを言い訳にして、なにをやってきたかというと、めちゃめちゃ簡単な方法で、金儲けをするやり方をみつけちゃったんですよね。
ひとつは、いろんな規制緩和をして、正規だった社員を、非正規にしていくやり方。
これをやると、今まで高いお給料を払っていた人たちを時給1000円とかで働かせるようになっちゃえば、これは安い労働者をばんばんつかうわけですね。
もういっこ。
なかなか成長しない日本経済の中で、楽して金儲けをする方法。
これなんだと思いますか?
これが、再開発なんですね。
今使えるもの、いままでちゃんと、守ってきたもの。
それを 言ったら手っ取り早く、商品にしていけばいいんですね。
ま、ぶっ壊してみたり、今まで公園だったところに商業施設を建ててみたり。あそこの宮下パークみたいに。
私の言葉を使えば、みんなの「コモン」だったものを商品に変えてしまえば、そこで簡単に、しかも莫大なお金が動くわけですよ。
それが今まさに、ココでも、起きようとしている。
ずーっと百何十年前に、渋沢栄一たちの呼び掛けて市民が献木をしたりして、この場所をみんなで作ったわけです。
市民のものなんです。
コモンなんですね。
それが戦後、明治神宮に格安で払い下げられた。それはしょうがない。
だけれど、その時に約束があったわけです。
約束の但し書きの中には、『公共性が高いものだから、公共のために、みんなのためにつかうこと。そういう条件があるから お前らに託したぞ』、と安く払い下げられたんです。
確かに今までは そういう形で守られてきた。
その結果、こういう美しい銀杏並木であり。内苑も含めた、森なんですよ。 これは渋沢たちがやろうとしてことが150年経って実現した、素晴らしい、「公共」という こんだけ過剰開発が進んだところで守られてきた、私たちのコモンなんですね。
それが、いつの間にかオリンピックのごたごたで、こういうのが建つというのに反対している間に色んな風致地区の規定だったり、景観条例とか どんどん規制緩和されていて、いつの間にか私たちの知らない間に 200Mを超える建物を建てます、とか。
ラグビー場と野球場を入れ替えて、なんか新しい巨大なものをつくりますとか、高級テニスクラブをつくりますとか、ららぽーとみたいなのをつくりますとかね、わけわかんない話がどんどん出てきてる。
お金が必要なのかもしれないし、いろいろ老朽化してきたものをメンテナンスするのにお金がかかる、そりゃそうなんですね。
私たち生きてるの資本主義なんだからお金要りますよ。
だーけれどもぉ、それをやるんであれば、当然最初の約束に従って、みんなで考えたらいいし、もっとお金のかからない方法とか、あとはこれから地球環境どんどんやばくなっていく中で、本当にそんな新しいものを、似たような商業施設ばかり建てる必要があるのかあるいは一部の人たちしか使えないような高級施設を建てる必要があるのか。
市民のアマチュアのスポーツとか、ここら辺に住んでる人が使っているようなものを、壊してまでね、そういうものをつくる必要がほんとうにあるのか。
もっと別の方法があるんだったら市民からもいろいろ募ってもいいし、そういうアイデア出してるイコモスとかいう団体もあるし、今日私たちも、そういう案を考えるために この場所に集まってるわけですね。
だからこう意見を出しているわけだからそれを聴いてほしいし、もっといい東京のあり方とか、外苑を守っていくあり方とか やり方を考えたい。
単に反対しているだけじゃないし、何でも反対、って言っているわけではなくて こう やっぱり行き過ぎた開発とかね、目先のお金儲けのためだけになってるんだったら、それはやっぱりしっかり「NO!」って言ってあげたほうが、日本のためだし、東京のためだし、これからの未来のためだと、私は思うんですね。
(拍手)
ありがとうございます。
私も「左翼」だけど、たまにはいいこと言うんですよ。笑
本当だったらこんなところは右翼が守るべきところなんです。
なんで私みたいなのが出てきてね、「コモン」だなんだと言わなきゃいけないんですか。ほんとはおかしいわけですけども。
ま、それは置いときますけれども。
ま、いづれにせよ、今のこの資本主義もね、ホントに何でもかんでも商品にして、一部の人たちのものに、なっちゃう。
その結果、苦しむのは 最初の話に戻れば 「私たち」なわけですよ。庶民なわけ。
だから、しっかり、まずはこの場を守っていこう。
じゃないと、こんなに注目を集める場所さえ守れなければ、他のところ 葛西の臨海公園であるとか、日比谷公園であるとか、それ以外日本全国でもですね。ま、万博だなんだと いろんな形での、めちゃくちゃな商品を無理やり創り出して金儲けをしていく、みたいなやり方がまん延しています。
ここさえ守れなければ、どこが守れる!どうなる、もう終わりですよ。
そのくらいの気持ちでね。
ここさえ守れれば、逆に、ぜんぶ守れるかもしれない!
(拍手)
もっと運動を広げていこう!
(拍手)
私は今日はいろんな理由でね、この後はこれ以上アクティブになれないんですけれども、今日は頑張って、盛り上げていきましょう~!

