10年近くもの間 未解決の「東北大学前総長の論文不正疑惑」について、第三者による真に公正な調査を速やかに行い、日本科学界の信頼を早急に回復することを強く要望します。

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 私たちは、それぞれ立場は違いますが、日本科学界の健全な発展を真に願う仲間です。日本科学界は、例えば2000年からは合計16人、とくに2014年~2016年には連続してノーベル賞受賞者を輩出するなど、世界的にも信頼に裏打ちされた評価を得ていると考えられます。

 一方、有力なノーベル賞候補の一人だと報じられたことがある、東北大学前総長の井上明久氏の「論文不正疑惑」は、10年近くもの間、未解決です。この研究不正疑惑が指摘されている論文の大部分は、JST(科学技術振興機構)のERATO井上過冷金属プロジェクト(1997年10月から5年間実施)で実施された研究成果です。

 2007年以降、新聞や関連書籍、また材料工学の専門誌『金属』等で取り上げられた疑惑論文は20件近くもあり、かつ、これとは別に11件の二重投稿論文が、すでに、取り下げ(Retraction)手続きされたことが確認されています。

 このような事態に対して、当該研究が実施された東北大学は、ガイドラインに則った複数の告発者による告発を、ことごとく調査をしない、すなわち、告発の門前払いを続けてきました。

 これらの経緯の一部は、Nature 誌で、すでに、4度も報じられ[Nature 470, 446-447 (23 February 2011); Nature 483,246 (15 March 2012); Nature 483, 259 (15 March 2012); Nature 496, 5 (04 April 2013)]、最近では、朝日新聞全国版(2017年5月18日(木)、科学欄)で大きく取り上げられました。

 こうして、この疑惑は、国内外で、日本科学界の信頼を損なっており、誠に残念な結果となっています。

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<日本科学界の信頼性欠如を憂うる仲間たち(五十音順)>

呼びかけ人 (2017年6月13日現在)

青木正芳(弁護士・日本弁護士連合会人権擁護委員会 元委員長)/ 荒井克弘(大学入試センター名誉教授・東北大学 元副学長)/ 池内 了(名古屋大学名誉教授・総合大学院大学名誉教授)/ 井野博満(東京大学名誉教授・金属材料学)/ 及川 洪(東北大学名誉教授・日本金属学会 元会長)/ 北見淑之(弁護士)/ 草場裕之(弁護士)/ 小岩昌宏(京都大学名誉教授・日本金属学会 元会長)/ 黒田光太郎(名古屋大学名誉教授・金属材料学・科学技術史)/ 佐竹正延(東北大学名誉教授・医学・生命科学)/ 白鳥紀一(九州大学元教授・磁性学)/ 鈴木謙爾(東北大学名誉教授・金属材料研究所 元所長)/ 田中義教(法政大学 元理事[研究推進室長])/ 野池達也(東北大学名誉教授・環境学)/ 畑 明郎(大阪市立大学元教授・環境学会 元会長)/ 原田英美子(滋賀県立大学准教授・植物科学)/ 前園明一([株]アグネ技術センター 「金属」編集長)/ 前田靖男(東北大学名誉教授・生物学)/ 松下貢(中央大学名誉教授・物理学)/ 松田健二([株]社会評論社 社長)/ 松田正久(愛知教育大学名誉教授・愛知教育大学 前学長)/ 早稲田嘉夫(東北大学名誉教授・日本金属学会 元会長)

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 東北大学で唯一調査委員会が設置されたケースでさえも、科学的根拠を示さないまま、告発者の指摘事項は、「錯誤を犯し,それに全く気が付かずにいた可能性が大きい」とか、「説明が不十分であったことは事実であったとしても、実験結果の捏造に当たるものではなかった」等の調査報告書がHPに公開されました。

※東北大学の調査報告書→  こちら

 世界的にも広く知られた研究不正疑惑であるにも拘わらず、調査報告書は、井上氏と共著者とに、「告発を受けた論文の写真等の錯誤は、そのまま放置するわけにはいかない」のであり、「一同で自費出版してでも、より妥当な姿を後世に残すのが研究者としての責務である。強い反省と共に実行を提言する」としたに過ぎません。

 そして、里見進東北大学総長は、この提言を受ける形で、「指摘されている事項について適切に対応する責任ある行動を強く求めました」とのコメントを出すのみで、記者会見もせずに沈黙しています。

 また、この調査報告を根拠にJST理事長も、同様なコメントを出して不正疑惑の放置を、事実上、継続させています。

 このようなことでは、「トップの不正疑惑は措置できない」とのNature誌の指摘どおりであり、日本科学界の信頼性喪失を招いています。

※東北大総長のコメント→  こちら

※JST理事長のコメント→  こちら

 この大学トップの研究不正疑惑を公正に措置できていない現状に対して、例えば東北大学名誉教授の齋藤文良氏(多元物質科学研究所 元所長)および矢野雅文氏(電気通信研究所 元所長)が、公開質問などを東北大学研究担当理事あるいはJST理事長宛てに提出して、真摯な回答を強く要望されています。同時に、日本学術会議会長・副会長にも公正な立場での対応策を取るようにと言う要望も提出されています。

 また、調査報告書(2016年12月16日付)には、研究倫理に関する研究者の共通理解に合致する意見を出しておられる委員がおられます。しかし、調査報告書では氏名を明記しない少数意見と整理されていることから、むしろ科学的根拠を示さないまま、「錯誤」による取り違えであるとか、「説明が不十分」だが「捏造には当たらない」等と述べている委員と同列に扱われています。

 このことは、少数意見を主張された委員の方々の名誉が守られているとは言い難いので、齋藤・矢野両先生は、『少数意見を述べられた委員名を公表することで名誉回復を!』との論説も公表されています。

※齋藤・矢野両氏の公開質問状→ こちら

※齋藤・矢野両氏の公開質問状の添付資料→ こちら

※齋藤・矢野両氏の「金属」87(2017)6月号に掲載された論説電子版→ こちら

 もちろん、これまでも東北大前総長側による口封じ的な名誉毀損裁判にも屈することなく、「東北大学前総長の論文不正疑惑の解明」を要望し続けている日野秀逸氏を代表とする「フォーラムメンバー」の真摯で粘り強い努力も特筆すべきことでしょう。

 このような「齋藤・矢野名誉教授ら、および日野氏らフォーラムメンバーの行動を応援し、かつなによりも日本科学界の信頼回復を図りたい」、そんな想いが分野を越えて集まった結果、この署名活動が立ち上げられました。

 今回の目標は、日本学術会議に、第三者による公正な調査によって真実を明らかにしていただくこと、また、科学技術振興機構(JST)には、科学的根拠が示されていない東北大学からの報告をうのみにする対応ではなく、自らが看板とするERATOプロジェクトの成果に投げかけられている論文疑惑について、具体的な疑惑への指摘事項・疑問点に関するJSTの責任ある回答を公表し、適切な対応をとっていただくこと、それによって日本科学界の信頼性を一日も早く回復させることです。

 わたしたちは、「トップの不正疑惑は措置できない」とのNature誌の指摘を放置すべきではないと確信します。このままでは、日本科学界は世界の笑い者にされ、信頼をどんどんなくしてしまうことは必定です。ぜひ、一人でも多くの研究者ならびに、日本科学界の健全な発展に関心をお持ちの皆さん方に、署名をお願いします。

 本署名は、まずは呼びかけ人の段階で6月19日*の週に、日本学術会議会長およびJST理事長に届けられる他、7月10日*の週に、全出力を日本学術会議会長およびJST理事長に届ける予定です。

 また、その後も、本署名活動の目的が達成されるまで署名を受け付ける予定になっています。(注:*;この日付は現時点での予定です)

 なお、本活動に関するお問い合わせ(報道関係の方も含む)は hak52350@rio.odn.ne.jpまでお願いします。

 また、紙署名(こちら)もpdfにしていただければ、hak52350@rio.odn.ne.jpで受け付けます。

 
  ※本署名活動に係わる世話人:

      岩手大学教育学部教授 重松 公司

  Mail: hak52350@rio.odn.ne.jp

 東北大前総長の論文不正疑惑の詳細は、重要ポイントが時系列で掲載されている以下のサイトを参照下さい。 こちら 

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