

皆さん、こんにちは
楠本淳子です。
今日のメッセージは少し長くなりますが、とても大事な事なのでもし良かったら最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
まずご報告です。
去る2月14日に私たちが提出しました2本の請願書の審議が行われました。
が、今回もまた、自民、公明、都ファの都議たちによって多数決で不採択となりました。
どうやら彼らにとっては都民の民意より小池百合子都知事に忖度することの方が重要なようです。
日本には民主主義が存在しないとかねてから実感していますが、東京都庁にも真っ当な民主主義は一切機能していないようです。
江戸幕府はとっくになくなり、大奥も解体されたと思っていましたが、まだ新宿には大奥が残っているようです。
(今年こそ解体しましょう)
さて
京都府においても、京都府知事が民意をガン無視して強行しようとしている「京都府立植物園内のアリーナ建設を含む京都北山エリア開発問題」が物議を醸し出し、この計画に反対し、京都府立植物園を守ろうと長い間闘っている方たちがいます。
100年もの歴史を誇り、多種多数の植物が自然な状態で健やかに生息し、稀有な植物も多く見られ、誰もが訪れることができる、そんな京都府立植物園は日本のみならず「地球の宝箱」です。 そんな場所にアリーナ建築など、一体どれだけ無知で乱暴な思考を持っていたら思いつくのでしょうか?
ここにもまた貴重な自然を破壊してでもアリーナなんかを建てることに意義を見出す、カネ優先思考の人々がいます。
もはや日本中で行政にごり押しされている開発という名の自然破壊に対抗するためには、地域地域で活動するのではなく市民が一堂に集うことが必須だと私は考えており、早い時期から京都府立植物園を守っている「なからぎの森の会」の方たちと繋がりがあります。
その会の方が今回この貴重な動画を送ってくださいました。
なぜ?今、日本中の行政が、狂ったように一斉に樹木伐採や公園などの環境破壊を始め出したのか?
更地にして日本列島をどこかの国に売り飛ばすつもりなのか?などとも考えたりしていました。
それが、今回、この京都大学文学研究科の大河内泰樹先生による「京都北山エリア開発問題とその背後にあるもの~コモンズを阻む新自由主義」という講義を聴いてかなり明らかになりました。
30分ほどの動画ですので、ぜひ観てください
「京都北山エリア開発問題とその背後にあるもの〜コモンズを蝕む新自由主義」
「京都北山エリア開発問題とその背後にあるもの~コモンズを阻む新自由主義」(YouTube)
要約すると
京都北山エリア開発問題のその背後にあるものは、神宮外苑再開発問題を始めとして今日本各地で行われている様々な樹木伐採、自然破壊問題と多くの共通点を有します。
その背景にあるのは、「お金のかかるスポーツ、楽しむスポーツから稼ぐスポーツ」へ転換しようとする政府のスポーツ政策です。
そしてその政策通り、現在、神宮外苑再開発を始めとして日本中で膨大な数のスタジアム、アリーナの建設が予定されています。
スポーツをやって楽しむものから儲けるスポーツに、
お金のかかる大学から稼げる大学へ、そして
どんな人も平等に享受することのできる公園から稼げる公園へ の転換。
これが国の政策の中で起きているのです。
小池都知事が盛んにスポーツイベントの開催を企てているのも、これもまたその政策の一環であると考えます。
2013年 日本政策投資銀行(民間)がスポーツを核としたまちづくりを担う「スマートべニュー」なる構想を発表しました。民間活力を導入して街中にアリーナや複合商業施設を中心とした街づくりで都市を活性する。と言う構想です。
日本政策投資銀行をググってみると
「DBJグループは、その企業理念「金融力で未来をデザインします」を掲げ、2016年に定めた「2030年長期ビジョン」、そこに至るパスとして2021年よりGRIT戦略(※)をベースにした第5次中期経営計画を進め、経済・社会の変容に応じて生じるお客様の経営課題や地域の課題に対し、「誠実」にお応えし、新しい金融フロンティアに「挑戦」する気概を持って臨んで参ります。」 と彼らの会社理念を語っています。
「金融力で未来をデザイン」なんと傲慢で恐ろしい企業理念でしょうか。
2015年 スポーツ庁が発足します
2016年6月 スポーツ庁と経済産業省がスポーツ施設をコストセンターからプロフィットセンターへと変換させる(スマートべニュー)スポーツビジョンを立ち上げ
2020年までにスポーツ産業ビジョンの策定に向けて3兆円、2025年までに3、8兆円市場を作ろうと考えています
つまりここでも「カネ」です。
それも国民の共有財産を奪ってでのカネ儲けです。
社会哲学者のナンシー・フレーザーは「人喰い資本主義」と言う著書の中で搾取と収奪について語っています。
搾取とは、労働を通じて「余剰価値」を獲得する。つまり生産力を高めるために労働者に強いる長時間労働や機械化、労働出度などを指し
収奪とは、資本の蓄積のために資本主義の外にあるものを利用しその価値を奪う。ことです
例えば誰のものでもない、皆で共有して使っていた自然の中にエネルギー資源が存在した場合、資本家たちは自然を破壊してでも利益を産むべく計画を実行します。
誰のものでもない、皆で共有して使っていたものを資本家がその所有を主張し収奪し、資本の蓄積に貢献させる、
まさに今起きている事ですね。
この収奪という暴力が資本主義の立ち上がりには必ず起こります。そしてこの暴力は一回で終わるのではなく、資本主義の中で再び繰り返されるのだと彼女は言います。
80年代以降に成立した「コモンズ(公共)」は、19世紀に搾取を抑制する制度が成立しましたが、この搾取は一旦沈静化したかのように思われましたが、20世紀以降そのコモンズを解体することで再び資本蓄積の働きが起こっています。
今行政がこぞって推進しているPPP( Public Private Partnership ), PFI( Private Finance Initiative )は、一見完全な民営化よりも公共財産を守っているかのように見えます。
が、そうではありません。
特に政府が薦めているPFIは、所有は公共に属したままで運営権を民間に付与します。民間はその運営権を担保に資金調達ができます。 という事は、そのその担保の糧に運営権が行政はもちろん市民さえも知ることのない見ず知らずの他の企業に譲渡されることが起こる可能性があります。
危険です。
そして現在進められている新自由主義化において、パッケージ購入(民営化)からサブスク(PFI )購入者が赤字補填などで逆に資金を受け取ります。そしてサブスクを払うのは購入者(民間企業)ではなく販売者である自治体ですから、これは、コモンズの収奪であり、ひいては税金の収奪です。
岸田政権は「民間資金等活用事業推進会議」において官民が連携して公共サービスを提供するPPP(官民パートナーシップ)、PFI(民間賃金を活用した社会資本整備)について2022年度から10年間の事業規模目標を30兆円とする計画を立ち上げています。
この「公共財産を守る」と言う衣を被った巧みな計画、政策はもはや政治家行政の間で暗黙の了解になっているのではないでしょうか?
これらの政府行政による収奪を一つ一つ市民の手でストップしていかなければいけません。
このお話を聞いて、なぜ今国中でこれだけ自治体が躍起になって民間企業からの要請を受け入れ、再開発とか活性化などという詭弁で自然という公共資産を壊しているかが見えた気がしました。
国の政策だからです。
行き詰まった経済の中で、新たに富を産むシステムを構築できない政府や行政が、こうして公園などの公共資産を事業者に切り売りして刹那的に経済を回す、そう言った国の政策があるからではないでしょうか。
刹那的と申し上げるのは、自然の破壊は国の未来を乱暴に断ち切るものであり、その価値も未来への展望、希望をも奪うからであり、
そして仕組まれた活性化によって利益を得るのは一部の企業や富裕層であり、そして政府、行政に関わっているつまりこの計画を承認する権利を有する政治家たちです。
ましてや国の政策が国民に計り知れないところで計画され、国民の民意も尊重されずに政府の独断で強行されることは由々しき問題です。
これこそナンシー・フレーザーが言うところの収奪であり、資本の蓄積です。
誰のものでもない、皆で共有して使っていたものを資本家がその所有を主張し収奪し、資本の蓄積に貢献させる行為そのものです。
そして、そこにある目的は国民の暮らしの改善でもなく、国民の利益の保護でもなくましてや民意を尊重しているのでもありません。 全て「彼ら」のために事業者と一体となって強引に進めているいわば金儲けです。
さて冗談半分でも良いので、お時間のある時に下の動画を観てみていただくことをお勧めします。
近現代史研究家である林千勝さんが歴史を遡り、かつて私たちが実に表面的に教えられてきた歴史上の出来事が全て網の目のように私たちの知らない深いところで繋がっていた事を深い視点から説明してくれ、実に興味深いです。
過去に日本の歴史上の裏側で行われてきたことが見えてくると、現在なぜここまでおかしな事が平気で行われているのかがわかってきます。
新自由主義は
福祉の削減、公共セクターの縮小
民営化
歴史を私たちの概念から取り去り、健やかなナショナリズムを否定する動きを進めます。
なぜ?
100年の歴史を持つ、先人の祈りと愛が息づく神宮外苑の景観と森を破壊して全く新しい場所にしようとしているのか?
なぜ?
戦後国民の力によって大きく花開いた昭和の文化、その文化と平和思想を象徴する日比谷公園を木っ端微塵に破壊するのか?
なぜ?
有栖川公園の樹木達を大量に伐採したのか?
同じ事が今日本中で行われています
それは私たちが愛する、私たちの根っこ・ルーツである歴史を否定し葬り、現行の秩序を根本的にひっくり返して新しい秩序を構築しようとしている。のだとは思えませんか?
そんな怪しい胡散臭い事は聞きたくないとおっしゃる方々もいるでしょう。
皆さんを怖がらせようとしているのではなく、そろそろ現実を、それが醜い見たくない現実であっても、直視しなければいけない時にきていると思うのです。
かつて政府や行政がここまで国民を馬鹿にし、法をも冒し、勝手放題を大っぴらにやりまくった事がありますか?
私たちは今非常に危険で深刻な現実を生きています。
このまま政府や行政から搾取、収奪され続けたくないのなら、現実をきちんと把握しそれはダメだと声を上げる事が必要です。
今、政府は国内で困難に面している国民の方々の支援を怠って、ウクライナやイスラエルへの資金援助に法外な資金力を注いでいます。
国民の血税はまず国民のため、国民の救済のために行われるべきです。
岸田政権が今回ウクライナに渡した19兆円のお金、イスラエルに渡し続けている莫大な額の支援金、
それを使ったら、能登半島の完全な復活は愚か、まだ完全な復旧に至らない熊本の人たちそして東関東大震災で被災した方達を丸ごと救えます。地震で破壊された街を完全に復旧できます。
同じ日本の国で困っている日本の人達を見捨て、海の向こうで戦争をしている外国の、それも更なる市民への殺人を産む武装のために大事な税金など使ってもらいたくありません。
今政府は改憲を進め、日本を戦争ができる国にしようとしています。
このままで行けば、彼らが望むようにされて行くでしょう
それでいいのですか?
怖いから嫌な話は聞きたくないと、権力に対して一介の市民が声を上げても何も起こらないだろうと、そうして見ざる聞かざるを決め込み、声を上げずに来た結果が今の日本です。
民主主義国家の日本で一番えらいのは有権者である国民です。
私たちはそれを否定し、選挙へ行くことも怠り、そうして自分達の真の地位を貶め、そして私たちの権利を自らの手で捨ててきたのです。
こんな社会を未来の子供たちに遺して行くのは、大人の恥です。
知ってください。
そしてもし市民で活動している人たちの意見が真っ当だと思ったら、その活動に参加してください、協力してください。
私もまた自分の権利を真っ当に扱って来なかった人間です。
しかしながら、今回の活動を通じて、国民にいかに権利が与えられていないか。をことあるごとに実感させられています。
私たち市民の声は囁きより小さく、叫ぶことさえ許されていないのです。
だから数を集めてその囁きを叫びに変えていかないといけません。
まずは日本の未来である自然を守るべく、活性化という詭弁による自然破壊から樹木たち、そこに暮らす生き物たちの暮らしを守りそして日本の健やかな気候を守り、そして私たちの大事な歴史が遺した遺産である公園を守るべく、
一緒に立ち上がってください。
周りの方々にこの現状を、たとえ始めは煩がられても、語ってください。
日本ではマスコミさえ政府に忖度し、真っ当な情報の拡散共有が行われていません。という事は、現実に行われている事を知らない人が沢山いると言うことです。
知る事もまた私たちの権利であり、知らなければ相応の判断もジャッジもできません
事態は思っているより深刻で、でも今ならまだ止められます。
最後になりましたが、マスコミを抱え込んでプロパガンダを行なっている小池百合子都知事がいかにワタクシファーストであり、都民のことなどお首にもかけていないと言うことも、どんどん語ってください。
7月の都知事選での彼女の再選だけは阻止しないといけません!
以下の活動にご協力お願いします。
https://nakaraginomori.com/index.html
京都府立植物園が危ない!「生きた植物の博物館」の存続にあなたのお力をお貸しください(ネット署名)
日本最初の近代的洋風公園・日比谷公園の歴史と1000本の樹木を破壊しないで!
渋谷区による、玉川上水旧水路緑道の桜を含む樹木189本伐採計画反対!
神田っ子の誇り・神田警察通りの32本のイチョウを伐採せずに工事してください!
2027横浜国際園芸博覧会(花博)のために桜並木を切らないで!市民の意見を尊重し上瀬谷の開発見直しを
《STOP!大阪市の樹木伐採》 問題だらけの「公園樹・街路樹の安全対策事業」の見直しを求めます
皆で力を合わせて、日本を建て直したいです。
それは私たちが自分達の国民としての権利、力を自覚し、尊重し、有効に使うことから始まります。
まずは絶対に選挙に行きましょう
貴重な自分の一票を無駄にしないでください。
まだ変えられます。