

3月29日に近況報告をしてから6ヶ月経ちましたが、一時中断していた工事が9月から再開し、残念ながら状況は変わっておりません。
現在、工事用仮設道路のために重機の搬入、敷鉄板・大型土のう設置、川にコンクリート製のボックスカルバートを据付するとなっていますが、見直しを求めて集まってきた住民らが、重機の搬入を止めて抗議しました。9月はどうにか阻止しましたが、鹿児島県は見直しには応じないとし、準備が整い次第、重機を運び込み、工事用仮設道路の設置に着手する予定です。
前回の近況報告で「国民に対する行政の説明責任(アカウンタビリティー)を果たしていないことから住民の間に亀裂が生じています」とお伝えしました。
その後、鹿児島県は8月30日に嘉徳集落に居住している人だけが参加可能という住民説明会を行いました。取材陣も会場には入れず、集落住民以外の人は傍聴すらできない会でした。
嘉徳は世界自然遺産の緩衝地帯に含まれているにも関わらず、透明性、コミュニケーション及びコミュニティ参加の欠ける説明会であり、世界遺産のポリシーに違反しています。
そして分断された住民の溝はさらに深まりました。
驚くことに、鹿児島県からは、護岸設置後の影響について何一つ説明がありませんでした。
また、護岸計画に関して、日本政府からIUCNに提出した報告書に最新ではない誤った情報の提供、多くの虚偽内容があることが情報開示請求した日本政府とIUCNの報告資料によって明らかになりました。世界遺産の条約に反していることになります。
9月26日、工事は強行的に進められることとなり、見直しを求める住民は工事用道路入り口で重機を止め、抗議し、工事を阻止しました。
その時、鹿児島県の職員は8名ほど来ていましたが、見直しを求める住民らに対して、瀬戸内事務所長から驚く発言がありました。
見直しを求める住民1:みんなの気持ちってあなた、気にしてますか?少しでも?気にしてますか?ここのみんなの気持ち?気にしてますか?そこを聞きたい。
見直しを求める住民2:すごい圧力をかけてきて僕たちを威圧してる。
見直しを求める住民1:脅しですよね。あなたってこの仕事をやってるのは、人間としての責任とか感じてるんですか?人間としての責任。
県職員:それは感じてますよ。
見直しを求める住民1:じゃあみんなの気持ちは、ここにいる人たちの気持ちは、気にしてるんですか?
県職員:そこを気にする必要があるんですか?そこまで?
見直しを求める住民1:私たちの気持ちだけじゃないですよ。ここにいるのは本当の一部だけですよ。この日本人の一部だけですよ。何万人もいるんですよ。今署名3万5千人超えてるんですよ。やめて下さいって、無駄遣いね。やめて下さいって、税金の無駄遣い。
県職員:まぁそういう声も…県としてはそういうのを無視しているわけじゃないですけど…
見直しを求める住民3:税金は子どものために残したいです。子どもの未来に残したいです。大切な私たちが働いて納めたお金は子どもたちの未来に残したいです。自然遺産を壊すためには使って欲しくない。
一部省略
見直しを求める住民3:何で、県が何でわざわざ自然を壊すようなことをするんですか?せっかく自然遺産に登録されて、世界自然遺産って日本に5つしかなくて鹿児島県に2つもあるんですよ。何でそこに誇りを持たないんですか?何で壊すようなことをするの?卑怯じゃないですか。子どもになんて説明するの?私は、子どもには納得できるような説明ができないです。あの子に説明してあげて下さい。
この言葉に、鹿児島県の職員は誰一人答えることができませんでした。
実際の動画はこちら https://fb.watch/f-mU3FCFkk/
鹿児島県は集落住民しか参加できない説明会を開き、その後ホームページに説明資料と鹿児島県の見解資料を掲載しました。この内容は第三者である海岸工学の専門家の意見を完全に無視した内容であり、科学的根拠に欠けた内容ですが、何も知らない住民はコロッと騙されてしまうような内容です。
驚くことに鹿児島県と瀬戸内町は工事の概要と県の考え方を掲載しましたという内容のチラシを「広報せとうち10月号」に折り込み、全世帯(5168世帯)に配布しました。
見直しを求める声を上げることができない住民がいる中、その声に耳を傾けるどころか、その声を押し殺そうとしている様なものです。
行政側が強制的に進めていくこの工事は民主的ではない。
10月7日の時点では、まだ重機は運ばれてきていません。
いつ重機が運ばれてくるか分からない状況の中、見直しを求める住民らは、どうにか時間に都合をつけて嘉徳のために駆けつけてきています。
嘉徳は今も、非常に重要な局面です。皆さんの協力が必要です。
それぞれができる範囲で構いません。
嘉徳は人類共通の宝物です。その宝を将来の世代へ引き継ぐためにもアクションを!
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