写真のように工事は進行中ですが、私たちは10/9建築審査会に、建築確認取消審査請求を提起しました。当日は審査請求書と併せて、以下に示す地域住民の思いを記した書類を添付して提出しました。また建築紛争調停の第一回期日も決まっており、工事は進行中ですが、私たちの活動もまだまだ進行中です。引き続きご支援をお願い致します。
[添付書類より引用]
現在の京都の町並みは、先人たちの努力により育まれてきました。この景観を守り、将来の世代に継承することは、今を生きる京都市民の義務です。新景観政策による美観地区の拡大指定や増設も、そのためにこそ行われたと理解しています。
当該マンション建設予定地周辺は「山並み背景型美観地区」の指定を受けており、そのような場所に、肝心の山並み背景を遮り、周囲を威圧する高層マンションが建設可能であるなら、一体何のための景観政策、美観地区指定なのでしょうか。条例の高さ基準や意匠のデザイン基準は満たしていたとしても、根本の理念から逸脱していると言わざるを得ません。このような前例を作ってしまえば、五十年、百年後の京都の景観はどうなってしまうのでしょうか。歴史都市「京都」における景観は極めて貴重な資源であり、公共資産です。それが私有建築物によって毀損されることは、あってはならないことであると考えます。
2007年1月30日、新景観政策作成に向けて桝本市長は臨時記者会見で、高さ制限についての基本的考え方を次のように語っています。
「1200年の悠久の歴史の中で育まれてきた京都の伝統・文化を表象する優れた景観を、『忍び寄る破壊』からしっかり保全・再生する。京都の景観を保全・再生することで、都市の品格と魅力の向上、都市活力や住環境の一層の向上になる。」
「各地域の皆さんが創意工夫を活かした独自の基準の追加を、京都市に提案して頂くことも可能となります。」
どうか今一度、景観政策の理念に立ち返って、現行マンション建設計画がこの地に適切か否か、再審査頂きたくお願い致します。
