吉澤 喜代一京都市左京区, Giappone
30 mar 2024

京都府の西脇知事は3月14日の府議会決算特別委員会で、

「国際大会を誘致できる規模の屋内スポーツ施設については、向日町競輪場に整備したい・・・、具体的に整備に向けた準備を進めていきたい。 府立大学共同体育館については、学生利用を大前提として、防災機能や府民利用機能を付加した体育館として整備をしていきたい」と答弁しました。

 これにより、開業百周年をこの1月に迎えた京都府立植物園は基本的に守られることになりました

 

 すでに、植物園自体の整備計画の見直しは昨年決まっていました。しかし、1万人収容アリーナ建設はまだ撤回されていませんでした。アリーナが植物園の一番南側のバラ園の隣、京都府立大学に建ってしまい、植物園の景観・日照・風通しが台無しになることが最大の問題となっていました。1万人の観客が退場してくる広場としてバラ園がつぶされる危険性もありました。2千人規模の府立大学に1万人が入ってくる荒唐無稽な計画でもありました。その危惧が今回の決定により払拭されました。北山エリアの静かな文化学術・自然・住環境が無謀な開発から守られることになりました。

 京都府の「北山エリア整備基本計画」本体はまだ撤回はされていませんので、引き続きの警戒は必要ですが、私たちの活動は実質的には大きな峠を1つ越えました。

 今回の京都府の開発計画の変更は、3年以上にわたる府民や全国の皆さま方の署名や、植物園を守ってほしいとの世論の力によってもたらされたものです。

 署名全体の内の「植物園署名」はこれで一度終了とします。これまでのご支援ご協力まことにありがとうございました。

 

 まだ、植物園の新整備の来年度予算は1円も決まっていませんし、府立大学の体育館と校舎は老朽化しており地震で倒壊の危険性が高いと言われ、建替えがいますぐ必要です。いずれも予算化が待たれます。また残った課題「旧京都府立総合資料館跡地利用」では、ここにできる新施設の開業が2032年以降となっています。私たちの活動はまだまだ続きそうです。

 新しいアリーナ建設予定地となった向日市ではスポーツ施設や交通対策などについて、住民の要望をしっかり取り入れた「まちづくり」が行われることを期待いたします。

 私たちは、府立植物園と北山エリアの発展と充実を求めて、皆様と共に引き続き活動していきます。今後ともご支援をよろしくお願いいたします。 

 

 

                   なからぎの森の会 共同代表  吉澤喜代一

 

*京都府立植物園内には「半木(なからぎ)神社」があり、その周りの小さな自然林を「なからぎの森」といいます。

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