小田原・男女共同参画内セミナー内での浅野幸子講師による「男なんてどこでも立ちションできる」発言に抗議すると共に災害に係わる男女共同参画の在り方へ抜本的改善を求める署名

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署名活動の主旨

9月12日 小田原市の人権・男女共同参画課とかなテラス共催で行われた「災害に関する男女共同参画セミナー」内で、講師を務めた浅野幸子氏から「男なんてどこでも立ちションできる」(※1)発言を初め、著しく男性の尊厳を傷つける差別発言、人権を蹂躙する発言の数々がありました。

(※1)9月16日かなテラスより、講師による当該発言が実際にあったことを電話で確認しました。

参加者の証言や小田原市・男女共同参画への事実確認の結果を元に、以下より①〜⑪に分けて問題点を説明します。

①減災と男女共同参画研修推進センター共同代表/早稲田大学地域社会と危機管理研究所招聘研究員という立場でありながら、当該発言は犯罪の助長に加えて、男性の尊厳や性的プライバシー、羞恥心を著しく軽視した「差別発言」であり、男性に対する重大な「人権侵害」であります。当該発言は別の現場でも確認されており、繰り返し行われていた鉄板ネタだった可能性があります。

②また、問題発言は当該発言に留まらず、徹頭徹尾非常に攻撃的な口調で「避難所は男性ばかり」「女性は炊事や掃除で負担を強いられている」「男性は女性に押し付けてお客様のよう」「男性職員だと女性は嫌」「男性が尿漏れパットを受け取る所は女性は見たくない」等、男性の貢献や努力、被災の犠牲や負担、尊厳や人格、あらゆるものを否定し愚弄し続ける有様は、名状し難いほどの有様でした。

③また、東日本大震災の時に「単独で逃げたか」「家族複数人で逃げたか」という調査項目を紹介する際に、「単独だったのは男性が多かった」という説明で会場に笑いが起きました。男性の就労状況などを無視し、まるで家族を見捨てて逃げた卑怯者であるかのように笑いのオチに使う構図は、被災された男性の尊厳を著しく傷つける発言です。単独であっても複数人であっても、被災者を嘲笑すること自体が不適切極まりないことです。

参加した男性からも「今まで防災関連の研修やイベント等に参加してきてこれほど心が傷つき、不愉快に感じたことないです。
「尊厳」ということを重んじつつ、男性については平気でその尊厳をいたぶる発言は本当に不快でした」と悲痛な心境が明かされています。

まるで家族を見捨てて逃げた卑怯者であるかのように笑いのオチに使う構図は、被災された男性の尊厳を著しく傷つける発言です。確かに、浅野氏は当時の状況を「男性たちはまだ外で働いている時間」とフォローはされましたが、女性や子ども、高齢者にフォーカスされており、孤立した男性等の目線は伝わりづらいものでした。
単独であっても複数人であっても、被災者を嘲笑すること自体が不適切極まりないことです。

 

④また、セミナーの内容も酷く女性偏重であり、「女性は炊き出しや清掃などを任されている」という話は何度も強調される一方、
男性の負担は殆ど触れられませんでした。女性の「掃除炊事の負担」に触れるなら「男性が人命救助、消化活動、瓦礫の撤去や物資の運搬作業、道路の舗装、屋外労働」などに努めていたことも同列に触れるべきです。

⑤資料、ガイドラインの内容や紹介された政策そのものも著しく女性偏重であり、資料には「女子生徒が着替える場所が無かった」という声が紹介されています。しかしここでは女子のみならず男子にも着替える場所がなかったことが予想されますが、「能登半島地震で女性たちが置かれた状況」と女性のみが紹介されており、「男性が直面した困難」が併記されていない点は、男女共同参画の理念からも逸脱しており、見直しが必要であると考えます。

東日本大震災の時に、男性達が直面した困難として、女性には仮設トイレが用意された一方、男性は穴を掘っただけの粗末なトイレだった話を聞いたことがあります。また、男性だけ避難所の外で寝かされたり、毛布を奪われたり、食料を奪われたりなどがあります。「避難所に男性の人権はない」というフレーズは頻繁に共有されるフレーズです。「男性たちが置かれてきた状況」と併記されていないこと自体が差別であり、男性は悩みや困難を感じているはずがないというアンコンシャスバイアスそのものです。男性問題の有識者に、男性特有の困難を「ヒアリング」する事を求めます。

⑥また、女性のプライバシーは散々力説するのに対し、「男性のプライバシーが守られていない」という指摘に対しては、"避難所のチェックリストに男女の更衣室が書いてあるから良いだろう"と受け止められかねないような冷徹な切り返しは男性に対してあまりに心無い対応ではないでしょうか。

ガイドラインの表現は、「職員が男性だと女性は嫌がる」ではなく、「男性の衛生用 品等は男性が」、「女性の衛生用品(生理用品を含む)は女性が」と両性に配慮した表現に改める事を求めます。実際に内閣府・消防庁・気象庁共同調査 「津波避難等に関する調査」(平成23年)では、避難所での生活で困っていることに関して、「プライバシーの確保」を上げた男女の割合は男性30:39女性と、男女差は大きくない事が分かっています。

⑦さらに講師自身のアンコンシャスバイアスも強く、「避難所で良い事があれば女性のおかげ」「悪いことがあれば男性だったからだ」と決めつけるような発言も多々あり、発案者がたまたま女性であっただけの事を女性全体に帰属させるのはジェンダーバイアスではないでしょうか。また、男性がどんなに良い貢献をしてもそこは「男性だから」とは言われない非対称性も問題です。

⑧極めつけは、質疑応答で男性参加者から「今回の表題のカテゴリーに私は含まれず、女性の視点ばかりで男性の視点は何も分かりませんでした。」と発言すると空気は一変し、女性司会者に「早く終わらせてください」とマイクを取り上げられたようです。
不利益や被差別感情を表明する男性の口を噤む行為は男性の置かれている困難や不利益を封殺する許されざる男性差別です。男性の権利を一方的に侵害することは、行政機関として有るまじき姿勢です。最大限の言葉で非難します。

⑨終盤に「男性がいてはいけないということではない、 むしろ男性はいてもらわないと困る」といったことを仰っていました
が、まるで男性を物扱い、奴隷扱いしているようで悲しい気持ちになりました。被災の復興や救命、避難所の運営や尽力してきたり、或いは犠牲にもなった多くの方々への感謝や敬意の欠片も感じず非常に残念でした。男性の尊厳、人格を女性より劣位に置いていない限りこのような表現にはなり得ません。

⑩そもそも防災や避難所担当の男女比が男性中心という事を否定する割には、男性の視点は除外され、女性の視点ばかりを一方的に反映させる在り方は男女共同参画の理念から逸脱していないでしょうか。
女性の視点を生かすことや女性リーダーを増やしたところで、全体責任や過酷な労働、屋外作業などは結局男性に任せて、その間女性はクーラーの効いた室内で女性のプライバシーや快適さばかりを話し合っている構図は端的に言って「グロテスク」であり、男女の権利の不均衡そのものです。権利も尊厳もプライバシーも女性専用ではありません。

⑪さて、ここまではセミナー内の問題点に焦点を当ててきましたが、なぜ年間100本前後の講演を担う浅野氏から「男なんてどこでも立ちションできる」という著しく不適切な発言が今日まで咎められることなく続けられてきたのか。それは端的に言って「男女共同参画」という機関が持つ「同質性」の高さ、「ホモソーシャル」が原因ではないでしょうか。男女共同参画行政の構成員が、女性の擁護者のような方ばかりで構成されており、均質性が高いためこのような発言が著しく男性の尊厳を踏みつける発言であるということの異常性に気づかず、また自浄作用もないため今日まで続けられて来たのではないでしょうか。終わり際に講師自身も「男性への視点が欠けていた」ことを反省しており、市と講師との間で「問題発言に関する話し合い」が行われた事をかなテラス側から伺いました。

このような著しく講師としての品格、適性を欠いた人物を選定し、徹底的に男性を非難する内容のセミナーを監督した「男女共同参画」側にも相応の責任がありますし、このような不適格な人物が長年男女共同参画の政策やガイドライン作成に関わってきた事は悠々し自体であり、既に作成されたガイドラインやチェックリスト等へも「男性側の視点も同等に含んだ」抜本的な見直しが必要であると考えます。
具体的な要求事項に関しましては、後の意見書の中でまとめる事とします。

【最後に】
今回、講師による「問題発言」騒動から、男女共同参画自身が持つ様々な問題点が浮かび上がりました。
今回の騒動を機に「男女共同参画の政策を練ってる人達自身によるアンコンシャスバイアス」という根源的な課題にも向き合い、真の意味での「男女共同」とは何なのかを再定義する「契機」にしていただければと思います。

男性の尊厳、人権を認めることは、女性の尊厳、人権を否定することではありません。両性の尊厳、人権が同等に重んぜられるようになることを切実に求めます。

★参考:避難所チェックシート
提供元: 内閣府男女共同参画

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男性解放の会 – Association for Men’s Liberation署名発信者男性差別や男性の権利、男性の「福祉」の向上を目指す日本の男性人権団体です。

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