中垣克久氏の造形作品に対する変更ないし撤去の要求を全面撤回し、美をめぐる都民の自由な議論へ向けて東京都美術館という場を開いてください。
中垣克久氏の造形作品に対する変更ないし撤去の要求を全面撤回し、美をめぐる都民の自由な議論へ向けて東京都美術館という場を開いてください。
署名活動の主旨
造形作家である中垣克久氏は、政治の右傾化に反対するメッセージの記された紙を、自らの作品「時代の肖像――絶滅危惧種」に貼り付けて展示しました。すると、16日朝、東京都美術館の小室明子副館長から政治性を理由に作品の変更または撤去を求められました。そのままでは会場の使用中止もありえたため、中垣氏はこの要求に対してその貼り紙をはがさざるをえませんでした。
東京新聞2014年2月19日朝刊1面( http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014021902000136.html )で報道されています。
小室副館長は、東京新聞の取材に対して「こういう考えを美術館として認めるのか、とクレームがつくことが心配だった」と答えています。しかし、そもそも今回のものに限らずあらゆる芸術作品がいつでもクレームを受ける可能性を持っています。また、美という観念が単に何らかの感動をもたらすばかりでなくひとびとの習慣や信念にまで影響を及ぼしうるからには、あらゆる美の提示と問いかけはひとに働きかけるという意味で決して政治性や宗教性を免れえません。ですから、なおさら、古典的作品も現代的作品も、あらゆる芸術がわけへだてなく議論に開かれているべきです。
そもそも東京都美術館の存在意義はここにこそあるはずです。同館は、社会のなかで担うべき役割のひとつとして、「人々の交流の場となり、新しい価値観を生み出す美術館」たらんとすることを掲げています。まさしく、同館は恐れずにこの役割を果たすべきなのです。すなわち、価値観がますます多様化する現代社会のなかで、東京都民が、芸術作品から受けたそれぞれ異なる印象について、自問しながら互いに話し合っていけるように、場を提供すること。また都民が、そのような対話を通じて、互いの合意や不一致を確認しながら、異なる考えをもつ他者と共に生きているという実感を得られるようにすることです。
もしも東京都美術館が、そのような共生を目指す異質な他者間の対話に開かれているのでなければ、地域共同体の運営する美術館としての存在意義を著しく損なってしまうばかりか、さらには芸術作品の社会的役割をも殺してしまうことになるでしょう。それは、美術館の社会的自殺なのです。
以上の理由により、私たちは、東京都美術館に対して、中垣克久さんの作品に対する変更ないし撤去の要求をただちに全面的に撤回し、それによって美をめぐる都民の自由な対話へ向けて東京都美術館という場を開くように、強く求めます。

署名活動の主旨
造形作家である中垣克久氏は、政治の右傾化に反対するメッセージの記された紙を、自らの作品「時代の肖像――絶滅危惧種」に貼り付けて展示しました。すると、16日朝、東京都美術館の小室明子副館長から政治性を理由に作品の変更または撤去を求められました。そのままでは会場の使用中止もありえたため、中垣氏はこの要求に対してその貼り紙をはがさざるをえませんでした。
東京新聞2014年2月19日朝刊1面( http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014021902000136.html )で報道されています。
小室副館長は、東京新聞の取材に対して「こういう考えを美術館として認めるのか、とクレームがつくことが心配だった」と答えています。しかし、そもそも今回のものに限らずあらゆる芸術作品がいつでもクレームを受ける可能性を持っています。また、美という観念が単に何らかの感動をもたらすばかりでなくひとびとの習慣や信念にまで影響を及ぼしうるからには、あらゆる美の提示と問いかけはひとに働きかけるという意味で決して政治性や宗教性を免れえません。ですから、なおさら、古典的作品も現代的作品も、あらゆる芸術がわけへだてなく議論に開かれているべきです。
そもそも東京都美術館の存在意義はここにこそあるはずです。同館は、社会のなかで担うべき役割のひとつとして、「人々の交流の場となり、新しい価値観を生み出す美術館」たらんとすることを掲げています。まさしく、同館は恐れずにこの役割を果たすべきなのです。すなわち、価値観がますます多様化する現代社会のなかで、東京都民が、芸術作品から受けたそれぞれ異なる印象について、自問しながら互いに話し合っていけるように、場を提供すること。また都民が、そのような対話を通じて、互いの合意や不一致を確認しながら、異なる考えをもつ他者と共に生きているという実感を得られるようにすることです。
もしも東京都美術館が、そのような共生を目指す異質な他者間の対話に開かれているのでなければ、地域共同体の運営する美術館としての存在意義を著しく損なってしまうばかりか、さらには芸術作品の社会的役割をも殺してしまうことになるでしょう。それは、美術館の社会的自殺なのです。
以上の理由により、私たちは、東京都美術館に対して、中垣克久さんの作品に対する変更ないし撤去の要求をただちに全面的に撤回し、それによって美をめぐる都民の自由な対話へ向けて東京都美術館という場を開くように、強く求めます。

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意思決定者
2014年2月18日に作成されたオンライン署名