HSK(中国教育部下部団体が主催する中国語検定試験)日本実施委員会は、ほかの語学検定試験が許容しているように、常識的な範囲の遅刻を認めてください

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中国教育部下部団体、中国国家漢語国際推進事務室が主催するHSK(中国政府公認の中国語検定試験)の、日本での運営団体であるHSK日本実施委員会は、現在、受験者が1分でも遅刻すると入室を認めず、試験を受けさせません(納入した受験料の返還には応じず、次回の試験への振替なども行なっていない)。

 


しかし、ほかの語学検定試験は通常、ある程度の遅刻を認めています。

英検は、15~30分の遅刻を認めていますし、

http://faq.eiken.or.jp/print/faq/510?category_id=3

日本中国語検定協会(HSKとは別の、日本の団体が主催する中国語検定)も、遅刻を認めています。

http://www.chuken.gr.jp/FAQ.html 

 

ちなみに、語学検定試験ではありませんが、多くの受験生が受ける代表的な「試験」であり、重要性も大きな「大学入試センター試験」も、20分以内の遅刻を認めています。

 

なにより、そもそもHSKの英文による説明では、遅刻者は、リスニングパート中は入室はできないものの、リスニング終了後、リーディングパートが始まる前には入室できるとはっきり書いてあるのです。

https://www.chinaeducenter.com/en/hsk/hsktestregulation.php

つまり、海外でのHSKの受験生は、遅刻が認められているのです。 

 

これはダブルスタンダードにほかなりません。

なぜ、日本の受験者のみが、わずかの遅刻をしただけで受験できず、なんの見返りもないまま、受験料を全額没収されなくてはならないのか。

こうした二重基準を許していいのか、日本の中国語学習者の倫理観も問われているといえるのではないでしょうか。 


日本ではHSKは、どういう経緯によるものか、「社団法人 日本青少年育成協会」という、関西の学習塾によってつくられた団体の手で運営されています。

遅刻の件について、私がHSK日本実施委員会事務局に問い合せたところ、名前も記されていないメールが届きました。

名無しでメールを寄越すのは非常識だ、と返信したところ、

《実施委員会は 私 本田が事務局長をつとめますので、すべて私の判断が反映してると認識してます。

 電話もメールも時間内であれば 対応できる環境なので、実施委員会の誰が対応しても

 同じ結果なので  特に名前を掲載しておりません》

というメッセージが返ってきました。

どうも、常識の足りないかたが主導されている団体であるようです。

 


なお、上記英文の説明でもわかるとおり、外国でのHSKでは遅刻を認めており、1分たりとも遅刻を許さないという日本でのHSKの運営姿勢は、中国教育部が各国のHSK運営団体に指示しているというよりも、この「社団法人 日本青少年育成協会」が、自分たちの試験監督が簡便になるように設けたローカルルールである可能性が高いです。

 


 

英検や中検は、HSKよりも受験会場を多く設定しており、最寄りの駅から比較的短い時分でたどりつけますが、HSKは、なるべく一か所で大量の受験生をさばこうとしているからか、受験会場がすくなく、最寄駅から徒歩10~20分の場所まで歩かなくてはならない場合があって、それが遅刻を誘発する遠因にもなっています。

 

申込みのときに読むことを要請される「ご留意事項」には、遅刻のことには一切触れられておらず(すくなくとも2018年の後半の受験回申込みの段階では)、そのまま受験料の決済へと進むのであり、そのような手続きでは、契約上、遅刻については同意が成立していないと見做し得ます。

本田事務局長は、私へのメールに《注意喚起としまして『受験票』や『受験前のメール』にてご案内をさせていただいております。》と書いてきましたが、「受験票」や「受験前のメール」は、受験申込みのあとに届くものなのであるから、申込・決済(契約)前には遅刻は認めない旨を注意喚起していないことを、みずから明らかにしています。

 

 

 

わずかの遅刻で受験ができず、受験料が巻き上げられてしまう。

これは、決して公正なことではないと考えます。

 


HSK日本実施委員会事務局(本田恵三事務局長)が、日本でのほかの語学検定と同様に、HSKにおいて遅刻を認めることをつよく要望します。