最低賃金は全国一律1,500円に

最低賃金は全国一律1,500円に
最低賃金を全国一律1500円に
2021年度に改正された最低賃金は全国加重平均で930円、静岡県は28円引き上げられ913円になりました。しかし、隣県神奈川は1,040円、愛知は955円。以前からある地域間の格差は埋まらないままです。この10年静岡県からより高い賃金を求めて深刻な人口流出が起きています。
静岡県で標準的な生活を維持するのに必要な生活費は約240,000円です。時給913円では100,000円以上も足りない状況です。
913円の最低賃金では食べたいものも買いたい服も映画などの娯楽も我慢しなければならない生活をおくらなければなりません。
労働者が我慢の生活を強いられれば、当然内需は小さくなり、経済が悪化してしまいます。
コロナ禍で正規雇用と非正規雇用、都市部と地方、大企業と中小企業、性や年齢などによる格差・矛盾が、一気に噴き出しています。安定した収入となる賃金の大幅引き上げこそ、先行き不安を解消し、誰もが安心して暮らせる生活をつくる決め手です。
しかし、日本の企業の99.7%を占め、労働者の70%を雇う中小企業は長引くコロナ禍で経営そのものも厳しい状況です。このまま放置を続ければ倒産や解雇が広がり、地域経済が崩壊してしまいます。中小企業への支援も早急に求められています。
中小企業への支援と全国一律の最低賃金1,500円は日本経済の回復に必要不可欠な課題です。
コロナ不況だからこそ、1,500円の全国一律最低賃金制、中小企業への支援の強化を求めます。
1.最低賃金を時間額1,500円に引き上げること。
2.最低賃金の地域間格差をなくすため全国一律の最低賃金制度を求めます。
3.中小企業に対する税の減免措置や社会保険料の減免などの具体的な経営支援策 を強化すること。