金沢美術工芸大学ならびに関係行政機関に対して、設備利用費の一部返還、修学支援金の給付、「短期貸付金制度」の返済期日の統一を求める署名

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 ・その他賛同者の方→

例)
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(解決しない場合は、コメント欄や下記連絡先にてご連絡ください。)


※その他、ご意見ありましたら、コメント欄にお寄せください(任意です)。

※署名は、無料でおこなっていただけます。賛同後に表示される募金のお願いは、自動的に表示されてしまうものです。募金の必要はありません。

※お預かりした個人情報は、厳重な管理を行い、署名を提出する際の名簿作成や、責任者である学生有志からのご連絡のみに使用します。

※ご連絡、お問い合わせはTwitter(@kanabisyomei)またはメール(kanabi.syomei@gmail.com)までお願い致します。

 

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金沢美術工芸大学に対する修学支援にかかる要望の署名

 私たちは、金沢美術工芸大学ならびに関係行政機関に対して、コロナ禍にともなう修学支援を要望する署名活動を行っている学生有志です。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、金沢美術工芸大学は4月から学生に対して大学構内への入構禁止と自宅待機を求めています。そして、5月11日から遠隔授業が開始されました。まず、このコロナ禍においても金沢美術工芸大学の教育・研究活動を停滞させないために、遠隔授業のコンテンツ作成や学内ポータルサイトの整備等に人的・金銭的資源を投入し、ご尽力くださったことに感謝申し上げます。大学教職員の皆様と同じく、私たちも「芸術」の学徒です。皆様と共同して大学での学びを維持したい志を等しくしています。そのためにも、大学から示された様々な施策に対して、私たちは学生の声をお伝えしなければなりません。

 4月24日に公開された「金沢美術工芸大学教育研究基金緊急支援奨学金(給付型)」※の受給条件はたいへん厳しく、極限られた学生のみが該当するものです。

「金沢美術工芸大学教育研究基金緊急支援奨学金(給付型)」(緊急支援奨学金では、経済的な理由により、修学の継続が困難となった学生の学費又は生活費の援助を受けることができます。しかしながら、該当する事由は、「学資負担者の死亡、失職、破産など」に限定されています。)
金沢美術工芸大学HP https://www.kanazawa-bidai.ac.jp/news/7837/

学生が学習権を有するにも関わらず、多くの奨学金は保護者の経済状況に給付基準をおいています。この基準に準じて支給の可否が決定される奨学金制度は、金銭的支援を受けずに修学している学生こそを置き去りにし、経済格差により学習機会が減少する負の連鎖を再生産させています。他方、4月1日に遡って休学を認める特例措置ならびに休学届の受理期間を延長する措置、休学にともなう前期授業料の返金措置(共に5月11日公開)は、学生の選択肢を広げ、その意志を最大限に尊重する対応であったと考えられます。しかしながら、大学教職員や卒業生・企業などの寄付を原資とする教育研究基金を活用した「短期貸付金制度」の設立(5月12日公開および13日の北國新聞報道)に対し、私たちは懸念を抱いています。

 

 以上を踏まえ、我々学生は、以下の3点を要望します。

①設備利用費の一部返還

②修学支援金の給付

③「短期貸付金制度」の返済期日の統一

 

 

①設備利用費の一部返還

 自治会のアンケート結果に基づくと62.6%の学生が、「大学の設備やアトリエが使用できないことにより、制作、研究に影響が出ている」と回答しています。学業・研究が滞っていることに伴い68.1%が「学費返還をしてほしい」、66.9%が「前期分の施設使用料の返還をしてほしい」と回答しています。

 例え様々な奨学金制度を活用してでも授業料を納付することによって、大学の機能は維持され、修学機会が保障されることになります。ここには、学生は授業料の納付を以って大学を支え、大学は修学機会の保障および内容において学生に還元すべきという理念があります。であるが故に、私たち学生は修学内容と質保証を問う権利があると考えます。

 当学は、4月から続く入構禁止措置に伴い、前期授業の調整期間を設けて授業回数の確保ならびにシラバスを再調整することによって学習内容を保証しようと尽力くださっています。しかしながら、日々制作・研究に取り組む学部および大学院博士前期・後期課程に在籍する全学生にとって、大学設備は必須の修学環境であり、遠隔授業やポータルサイトを以ってしても代替できません。(例えば、工芸科であれば釜や織り機など、授業の前提となる設備が使えない状態です。また、彫刻科では、騒音や廃水などの問題があります。油画科でも、自主制作が主となる上級生はアトリエの使用が必須となります。)

 私たちは、金沢美術工芸大学が掲げる「手で考え、心でつくる」というモットーの元、身体と素材の往還のなかで感性的思考力を磨き、作品に結実させる造形言語を切磋してきました。この理念に基づいた学修成果によって、私たちは身体と素材、そして修学環境が創作・研究活動に大きな影響を与えることを実感しているのです。

 通年で休業期間(夏休みなど)はありますが、それも含めて授業料は設定されています。したがって、休業期間であっても制作・研究のために、学生は設備の利用ができました。そのため、入構禁止措置によって純減したのは設備利用の権利であると考えられます。

 以上のことから、4月から継続している入構禁止期間に相当する設備利用費の返還を要望します。

 

 

②修学支援金の給付

 本学自治会が実施した遠隔授業を受講する修学環境に関するアンケートに対して、「大手通信会社に契約をしておらずデータ通信量に限りがある」「アルバイトの収入減少のために通信費用が支払えない」等の理由により、「オンライン授業を今後受けることへの不安がある」と回答した学生は、66.9%に上ります。この中には「インターネット環境およびWi-Fi環境がない」他、PCやタブレットを所有していない学生(10.2%)が含まれています。そして、65.7%に上る学生が「アルバイト先の休業・営業縮小によって、収入減少などにより困窮している」と回答している他、「自宅待機に伴って光熱費などの出費が増えた」等の声も挙がっています。

 公立大学法人長岡造形大学は、5月1日に在籍生に一律5万円を支給する「修学環境整備支援金」※を公表し、15日から給付が始まっています。

「修学環境整備支援金」長岡造形大学HP https://www.nagaoka-id.ac.jp/news/2020/05/01/2288/

本学の支援を省みた時、大学に返済しなければならない貸付金を充てることで本来必要としなかった修学環境が整備できたとしても、学生が負債を抱えることはあっても経済的困窮は改善されません。結果的に、遠隔授業に伴う支援としては充分とは言えないのではないでしょうか。

 以上のことから、修学支援金の給付を要望します。

 

 

③「短期貸付金制度」の返済期日の統一

「短期貸付金制度」(この制度では、貸付回数 3回(通算限度額15万円)を限度としています。1回あたり、5万円を限度に、1万円単位の貸付を受けることができます。 返済期日は、令和4年3月1日までとされています。 しかしながら、令和2年4月1日現在において、学部4年生、修士課程2年生、博士後 期課程3年生の返済期日は、令和3年3月1日までと定められています。)
金沢美術工芸大学HP https://www.kanazawa-bidai.ac.jp/news/7933/

 アルバイトの収入減少等の現況に鑑みた困窮学生の救済が事由であるにもかかわらず、最終学年在籍学生に対する返済期日は、他学年在籍学生より一年短い令和3年3月1日までに設定されています。制度の趣旨および条件に返済期日が短い理由は明記されておらず、合理的根拠を見出すことが困難です。また、減少に留まらず収入が絶たれた学生がいるのが現状であり、報道等にある通り、今後の景気回復に予断を許さない状況のなか、収入回復の目処は立ちません。これは在学中に返済の目処が見込めないことを意味します。余裕ある返済期日が設定されることで、貸付金を申請する選択肢が開かれます。

 以上のことから、「短期貸付金制度」の返済期日を令和4年3月1日までに統一することを要望します。

 

 大学が示した支援内容や返済期間は、学生にとっては必ずしも納得できるものではありません。また、入構禁止に伴う教育・研究設備利用による修学の質保証に対して、特に学部および大学院前期・後期課程の最終学年在籍学生が大きな懸念を抱いています。

 我々学生有志の目的は、金沢美術工芸大学在学生が置かれている現状を改善することです。ここで求める要望は、学生と大学がより良い関係を構築させていくための提案であり、対立を望むものでは決してありません。

 私たちはこれまで経験のしたことがない事態に直面しています。このような事態においては前例のない対応が望まれます。在学生の実状に沿った修学支援をおこなっていただくためにも、金沢美術工芸大学ならびに金沢市他関係する行政機関に対し、3つの要望をご検討くださるよう強く願います。

 

 金沢美術工芸大学は、戦後間もない昭和21年(1946年)に金沢美術工芸専門学校として設立されました。私たちは大学の入学式のときから「戦後の困難な時代の中、人のつくる力を信じる金沢の市民が、その心でつくった大学です。」と教えられ、金沢市で美術工芸を学ぶことを誇りにしています。

 金沢市の未来を見通した見識によって金沢美術工芸専門学校を設立したように、困難に直面する未来の芸術文化を担う若い芽を支援くださるよう検討いただきたく、お願いいたします。

 

金沢美術工芸大学 学生有志

内田望美(博士後期課程3年)

中島由起子(修士課程2年)

宮崎竜成(博士後期課程1年)

舘田美玖(修士課程2年)

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・ご連絡、お問い合わせはTwitter(@kanabisyomei)またはメール(kanabi.syomei@gmail.com)までお願い致します。