ヘルプマークの認知、普及に努めてほしいです。

ヘルプマークの認知、普及に努めてほしいです。

開始日
2020年2月2日
署名の宛先
都道府県
現在の賛同数:33次の目標:50
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 内田 千晴

東京都からはじまった、ヘルプマークの取り組みですが、私の暮らす福岡県では、ヘルプマークの導入には至らず、ヘルプカードの導入のみに留まっています。

ヘルプマークとは、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成されたマークです。

私自身は、闘病歴が長く、20年ほど経ちました。診断を受けたのは中学1年生のときで、現在32歳です。その時々に現れる症状は様々で、周りの人たちの理解を得るためには、言葉を尽くして伝える必要があります。それは、とても根気のいることなのです。けれど、その一言すら発することが難しいような状態にあることもあります。

だから、私はヘルプマークを持ちたいと思っています。どなたかに少しだけ、心配りをしていただければ幸いです。とてもありがたいのです。

外見からはわからない症状に悩まされている知り合いに、私がヘルプカードを持っていることをお話ししました。その人は、自分も持ちたい、お友だちにも必要としている人がいるから紹介する、と言ってくれました。ヘルプマークを必要としている人は私だけではないのだと実感しました。

私が現在、抱えている病は複数あります。その病名を明かすことはしたくありません。代わりに、エピソードをご紹介しておきたいと思います。

私が辛い思いをするのは公共交通機関を利用するときが多いです。仕事の残業が続き、体調不良だったので、電車で席に座っていました。優先席を使っていたわけではありません。そばに妊婦さんが来られました。私は、自分の体調不良から席を譲ることができなかったので、申し訳なく思いながらも座っていたのです。そこに、横から「席を譲りなさい!」と叱責を受けたのです。私はただ驚いて、哀しくなってしまって、黙って席を立つことしかできませんでした。満員電車の中、吐き気を堪えながら、早く電車が到着するのを待っていることしかできませんでした。妊婦さんを思いやることのできるその方はとても素晴らしいと思います。ただし、思いやりとは人に強制するものではないとも思うのです。

私は、「助けて」と人に伝えることがとても難しいのです。その理由を説明してまわることなど、とてもできません。だから、ヘルプマークを持つことで、自分が苦しいとき、困っているとき、そっと手を差し伸べてくれる人が増えてくれたら嬉しいと思うのです。もちろん私も、自分に余裕があるときには、人を思いやることができるようになりたいと思っています。

お互いを思いやり、助け合うことができるひとつのツールとして、ヘルプマークはとても素晴らしい取り組みだと思います。賛同してくださる人がいてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。

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