雄雛の圧死を禁止、胚性別鑑別方法を導入ください

雄雛の圧死を禁止、胚性別鑑別方法を導入ください

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発信者:川上 佐羽 宛先:農林水産省 野上農水大臣 農林水産副大臣 宮内秀樹氏、葉梨康弘氏、小泉環境相、田村厚生労働大臣、一般社団法人日本種鶏孵卵協会、堀越啓仁議員、串田誠一議員(生産局畜産部畜産企画課)

~はじめに~

孵化場で孵化した雄雛は、その短い生涯、自分の親に一度も会うことがなく、生まれてまもなく殺されます。卵を産まず、採卵業界の中で"生産性がない"と見なされるためです。初生雛鑑別師よってオスとメスに分けられた後、雄はそのままベルトコンベヤに乗せられ、巨大コンテナの中に次々と落とされていきます。仲間が上からふってきて、意識がある中で苦しみ、悶えながらやがて息絶えます。やがてそこには雄雛の屍の山が出来上がります。あなたがスーパーで買う卵の裏にこんなストーリーがあったこと、知ってましたか?

世界ではこういったオスの殺処分という行為自体を廃止しようとする動きが顕著ですが、日本ではまだこの問題について議論さえも行われていない状況です。

例えばイギリスでは人道的屠殺協会が出した、規範に沿った迅速かつ無痛といった理由からアルゴンガスによる処分が行われています。

オランダの採卵鶏孵化場では二酸化炭素によるガス殺が導入されています。

スイスではシュレッダーでの殺処分を2020年1月1日から禁じ、殺処分は二酸化炭素ガスを使用しなければならないとしています。

しかし依然として日本ではオスひなを殺処分しなくても済む代替法への取り組みがゼロなだけではなく、雄雛にとって、より心身的負荷が少ない、屠殺法についても全く議論が行われていません。

海外ではオスを殺処分しなくて済む方法として、卵肉兼用の鶏種を飼養したり、生まれる前に性別鑑定をする取り組みなどが検討されています。

国家レベルでこの非人道的なプロセスを省こうという動きがあり、2020年、欧州連合はオスの殺処分の廃止方法を開発するに約3億円を提供しました。

農林水産省には人間の暮らしや環境保全だけではなく、私たちの生活の身近にいつもある畜産環境を変える力があると思っています。オスひなを生きたまま圧死させるという、見過ごすことができない殺処分法を根絶する、またその命が無駄にならない以下の代替法を導入してください。

~代替案について~

まず、代替案をお読みになる前に、『アニマルウェルフェア(動物の福祉)』について説明させてください。OIE(国際獣疫事務局)という”世界の動物衛生の向上”を目的とした政府機関で、日本は1930年に加盟しました。

動物衛生ほかアニマルウェルフェアの分野も網羅しています。そのOIEが定めるアニマルウェルフェアの指針があり、かいつまむと「動物に慈しみをもって、優しく接しましょうね」というものです。

加盟国はこの指針に沿って、愛玩・経済動物問わず、誠意をもって、接しなければなりません。指針は「5つの自由」から構成されます(参照:一般社団法人 アニマルウェルフェア畜産協会 | 家畜福祉、動物福祉、Animal welfare)。

間違っても意識がある状態で熱湯に突っ込んで死なせたり、生きたまま焼却炉に投げ込み燃やしたり等乱暴に扱ってはダメということですね(ただ残念ながらこのようなことが、各地で起きており、元生産者の方の内部告発によって知らされています.....これは氷山の一角にすぎません)。

現行の雄雛の殺処分法が、いくつ該当するか是非、チェックしてみてください。

  1. 空腹と渇きからの自由
  2. 不快からの自由
  3. 痛みや傷、病気からの自由
  4. 正常な行動を推進する自由
  5. 恐怖や苦悩からの自由

代替案

  • はじめに

「卵、鶏肉を食べない(難しいのであれば、平飼い卵に切り替えてみる)」:  極論、これに限ります。ただ、物事には段階もあるので、本キャンペーンに求めているのはこれではありません。

私はヴィーガンですが、代替肉やプラントベースの食品が台頭してきた現在、必ずしも畜産物に依存する必要はなくなってきています(国連食糧農業機関【FAO】は人為的に排出される温室効果ガスのうち、畜産業は全体の15%を占めると指摘。日本では2050年までに温室効果ガス0という目標が掲げられていますが、果たして達成可能なのでしょうか?https://www.excite.co.jp/news/article/DigitalShiftTimes_210127/)。

フードテック領域もこれまで以上の盛り上がりをみせています(例:インポッシブル・フーズ、ビヨンド・ミート、ネクストミーツ)。個々人レベルで取り組めることはあるかもしれません。ただ、国家規模となると「殺処分やめて、全国民でヴィーガンになろう!!!」という、前例を見たことがありません。

よって、現実可能な手段とは思わなかったことなどから、下記を本キャンペーンの代替案として、提案します(「どうせ殺すなら、どんな扱い・殺し方をしても構わない」という意見は本キャンペーンのベースとなる『アニマルウェルフェア』を度外視かつ全くの筋違いな意見と見做し、一切考慮しないこととする)。

1.胚性別鑑別方法等の導入:こちらの導入を早急に、強く希望します。初生雛鑑別師の給料アップ、他先進国の研究機関(Technische Hochschule Ostwestfalen-LippeやSELEGGT社等)との共同研究・開発を提案します。できないなら「何故、無理なのか/他案はあるのか(政府の都合が解せないため)」「消費者、市民ができることはあるか/またそれはどういったことか/どうすればできるようになるのか」これをヒアリングさせてください。下記、他先進国での事例を参照ください。

ドイツが雄雛の大量殺処分を禁止し、2024年からはふ化前の雛が痛みを感じないよう、早期の段階で処分できる方法の導入が求められたことも記憶に新しいです(参照:ドイツ、雄ひよこの大量殺処分禁止へ 世界初:時事ドットコム (jiji.com))。

同国のRespeggtも卵の殻に穴をあけ、受精卵から少量の尿を摘出して、判断しています(参照:卵内での性別鑑定技術の現状-産まれてすぐに殺される採卵鶏のオス| 畜産動物たちに希望を Hope For Animals|鶏、豚、牛などのアニマルウェルフェア、ヴィーガンの情報サイト)。アメリカではレーザーで簡単に卵の時点で「雛選別」する技術が開発されています(参照:United Egg Producers Updated Statement on Male Chicks - United Egg Producers)。ただ、産卵後7日目から痛みを感じる能力が発達し始めるそうで、苦痛ゼロということではないです(参照:卵内での性別鑑定技術の現状-産まれてすぐに殺される採卵鶏のオス| 畜産動物たちに希望を Hope For Animals|鶏、豚、牛などのアニマルウェルフェア、ヴィーガンの情報サイト)。

雛たちの痛みを完全になくすのを最初から完璧に目指すのではなく(最初からそこを目指してしまうと、何十年/何百年もかかってしまうため)、まずStep by Stepで、実現可能な措置を考えていきたいです。

“日本全国民がヴィーガンになる”

”倫理観の欠落した現行の殺処分法を、OIEの要項に則った、なるべく雛の痛みや苦しみを軽減した方法へ切り替える”

この二つを見て、どちらがまだ現実的と思いますか?

“殺処分しないといけない”これは本当に悲しい事実です。できることなら殺処分の検討はしたくありません。でも、消費者が畜産物を選択している以上、私が提示できる要望は限られています。

2.ガス殺など、よりひよこの痛みや苦しみを軽減した方法: 上1.と比較した際に、難易度をいくぶんか落とした、ガス殺を、圧死より痛みや苦しむ時間が少なく、より雛の負荷を軽減した方法として導入を求めます(二酸化炭素ガス単体では家禽は嫌悪感があり苦しむことが分かっています。窒息死や圧死よりマシだと思われますが、苦しみをできるだけ減らすためにはアルゴンを使う必要があります。引用:hatchability.comこちらも必要に応じて、担当にあたる職員の給料アップを希望します。
アニマルウェルフェア先進国のドイツでも、2021年の今、上記1.に達していないことを考えると、アニマルウェルフェアの精神が根づいていない、日本でそれを実現しようとするのは夢のまた夢のように思えて、気が遠くなってしまうので、ガス殺を選択肢としました。

農林水産省に、雄雛のアニマルウェルフェアの指針に反した屠殺を廃止、上記で挙げた対案を導入してほしいと伝えるために、引き続き、署名・本キャンペーンの拡散に是非ご協力のほど、宜しくお願いいたします!!

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