政府は、障害者権利委員会から出された総括所見の実現に向けて議論を始めてください
政府は、障害者権利委員会から出された総括所見の実現に向けて議論を始めてください
以下の要請書に賛同してくださる人は、署名していただければと思います
内閣総理大臣 殿
障害者政策委員会委員長 殿
要請書
国連の障害者権利委員会からの総括所見を受けて、しょうがいしゃについての政策の検討を行う審議の場を、設置してくださるようお願い申し上げます。
国連の障害者権利委員会は、2022 年 9 月 2 日に、日本のしょうがいしゃの状況に関する初めての総括所見を採択し、9 月 9 日に発表しました。これは、障害者権利条約の観点から、日本の状況を審査し、その改善の方向を、日本に要請するものです。
その内容は、しょうがいしゃを意志と権利を持った主体として位置づけ、行政やサービス提供者の決めた枠組みに押し込めるパターナリズムを廃止し、人権モデルに基づく 法律や政策を求めています。
そして、一生涯を通じて、ほかの人と分け隔てられることなく、生きていける社会を作り出す方向を示しています。
同時に、その内容は、年齢、性別、性的指向、国籍などによる人権侵害を許さない立場にたっています。
私たちは、この総括所見を受け止め、しょうがいしゃの状況、公的な政策を点検し、人権モデルに沿った改革を進めることを求めます。
そのことが、精神病院や障害者施設で起こってきた悲惨な事態をなくし、地域での自立した生活の保障を実現していくことになると考えます。それは、すべての市民が生きやすい社会を作ることにつながると信じます。
こうした観点から、下記のことを求めます。
記
- 国連の障害者権利委員会からの日本に対する総括所見を受けて、しょうがいしゃの状況と公的政策を点検し、人権モデルに沿った政策を検討する、公的な審議の場を設置してください。
- この審議の場は、障害者権利条約第四条三項の原則に基づき、しょうがいしゃ団体の代表がかかわって、審議するようにしてください。内閣府の障害者政策委員会から、ちてきしょうがいしゃの代表、及びせいしんしょうがいしゃの代表が外されてしまったということがありましたが、このような差別的経緯を反省し、これらの団体の代表を加えるようにしてください
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