【緊急5/30〆切】現在幸せに暮らす保護猫の引き渡し命令に反対!今のままの幸せな暮らしを守って!

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■自己紹介、はじめに

「保護猫カフェMeooow!」は、山梨のNPO保護団体「リトルキャッツ」からやってきた保護猫たちの里親さんを探す、ボランティアで運営している保護猫カフェです。

  ※2019年5月23日 「保護猫とは」追記※

保護猫とは、個人や保護団体によって、命の危険から守るために保護された猫たちのことです。保護猫たちの事情は本当に様々で、人間都合(飼い主死亡、多頭飼育崩壊、飼育放棄等)により飼い主がいなくなってしまった子、迷子、捨て猫、交通事故に遭い、動物病院や行政(動物愛護センターや保健所)に持ち込まれた野良猫など、その背景は1匹1匹異なります。 

下記の保護猫に対する民事裁判に関して、高等裁判所への上告を予定しており、上告の方針に賛同いただける方のWEB署名によるご協力を募ることにいたしました。

高等裁判所へは「保護猫Yが、引き続き現状の環境で幸せに暮らせる判決」を求めます。

【目次】自己紹介、はじめに / 現状と判決の問題点 / 保護猫Yが当カフェにやってきた経緯 / Aさんのお父様の猫の飼い方 / 当カフェがAさんへの保護猫Y譲渡を拒否した理由 / 保護猫カフェMeooow!の理念 / 上告の方針 / その他の補足

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■現状と判決の問題点

【現状】

当カフェにきた保護猫Yの引き渡しに関して裁判になっています。訴えを起こされたのはAさんです(調停申し立て人、原告、控訴人)。保護猫Y は、Aさんのお父様が生前に庭で世話をしていた猫(子猫N)だから盗まれた猫であり、返してほしいというのがAさんの主張です。以下の訴訟を経て、第二審の東京地方裁判所より、Aさんへの「保護猫Yの引き渡し」を命じる判決が言い渡されました。


2018年3月:民事調停不調

2018年10月:第一審 東京簡易裁判所…原告の請求棄却(Aさんに保護猫Yの所有権なし)

2019年5月:第二審 東京地方裁判所…原判決変更(盗品性を認め、Aさんに所有権あり、保護猫Yの引き渡し命令)


読売新聞「亡父の『にゃんこ』返して…カフェに引き渡し命令」

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190517-OYT1T50245/

※5/25 ニュース記事のリンク切れにより記事全文 追記※

 保護された猫を預かる東京都内の「保護猫カフェ」に対し、都内の女性が、父親が世話をしていた野良猫の子猫の引き渡しを求めた訴訟の控訴審で、東京地裁(伊藤繁裁判長)は17日、カフェ側に子猫の引き渡しを命じる判決を言い渡した。
 判決によると、女性の父親は2014年頃から、甲府市の実家の庭で野良猫の世話をするようになり、16年6月頃には4匹の子猫が生まれた。父親は野良猫と子猫の計5匹を「にゃんこ」と呼んでかわいがっていたが、体調を崩して17年7月に死亡。子猫のうち1匹は父親が入院中、隣人が捕獲し、猫の保護活動をしているNPO団体を通じてカフェに預けられた。
 女性は子猫を引き取りたいと伝えたものの、拒まれたことなどから、カフェ側を提訴。1審・東京簡裁は請求を棄却したが、この日の地裁判決は「野良猫を自宅の庭で世話をしていた父親には、野良猫と子猫の所有権がある」とした上で、女性が権利を相続したと判断。カフェ側に引き渡しを命じた。

(Aさんのお父様は、子猫Nに名前をつけておらず、すべての猫を「にゃんこ」と呼んでいました)。

 

【判決の問題点】

前提として、現在の日本の法律上、どうしても猫を「モノ」として扱われる点が非常に残念です。そして、今回最も問題と捉えているのは、Aさん実家にいた「子猫N」=「保護猫Y」であるという、客観的な証拠が一切ない状態で、子猫Nと保護猫Yの同一性が認められた点です。同じ猫であると何一つ立証されていない状態で所有権を認められ、引き渡し命令が出ても、納得することが出来ません。

具体的には、Aさんから提出された証拠は、たった1枚の不鮮明な写真のみです。同一の猫であると比較できるようなレベルのものではなく、薄暗い物陰に隠れている猫が小さく写った写真です。なおこの写真は、判決文の中でも採用されておらず、裁判所もこれは証拠能力に欠けると認めていると考えられます。

では、裁判所が、保護猫Yと子猫Nは同一だと判断したものは何か。それは、Aさんの証言です。中には、親族であるAさん妹の「子猫Nと保護猫Yは同じ猫であると思った」という陳述をそのまま認めているものもあり、客観性に欠けています。

しかし、当カフェ側から、猫の同一性を疑う複数の指摘に関しては、「指摘の根拠となっている、関係者のその証言は信用できない」という理由でどれも却下となっています。AさんやAさん妹の証言に偏って判断がされており、我々の証言が公正に評価されていません。

また、カフェ側から提示した証言を、都合よく部分的に切り取られ、保護猫Y=子猫Nと判決文が作り上げられている点に、とても不公平を感じ遺憾です。

以上が、現在上告をするにあたって、今回の判決内容に問題があると感じる部分です。

子猫Nと保護猫Yの毛の色が全く違うと仮定して、今回の判決と、その判決に至る判断を想像してみてください。Aさん側の明確な客観的証拠がなくても、一方的な主張・証言のみを採用して、子猫N=保護猫Yとされてしまうのです。これは、仮に子猫Nが実在していなかったとしても成立してしまい、あまりに乱暴な判決です。

なお、判決文には、Aさんに対する これまで保護猫Yにかかった飼育費用の支払いに関する記載は一切ありません。

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■保護猫Yが当カフェにやってきた経緯

保護猫Yは、環境省や山梨県で推奨されている、猫の適正飼育環境にはいない猫でした。いわゆる野良猫(屋外に放たれており、避妊・去勢手術が施されていない猫)でした。

Aさんの地域で、猫が繁殖したことによる近隣トラブルや、猫への虐待も発生していた背景があり、ご近所の方の善意により、行政が関与のもと複数の猫が保護されました。一部の猫は、避妊・去勢手術が施され、その場に戻されました。その活動の中で、リトルキャッツを介し、当カフェにやってきたのが保護猫Yです。

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■Aさんのお父様の猫の飼い方

今回、所有権があると認められた、子猫Nの親猫は、子猫Nを含めて4匹の子猫を生みました。Aさんのお父様は、この5匹に対して、避妊・去勢手術やワクチン接種などを施さずに、ご自宅のお庭でエサやりを行っていました。この飼い方は、我々が保護活動を行う根本原因になるものであり、適正飼育とはいえません。

山梨県の「ねこの適正飼養ガイドライン」からの引用になりますが、「ねこは、生後5、6カ月頃から妊娠可能となり、1年に2~3回、1回に2~8匹の子ねこを生みます。1年に3回、1回に5匹の子ねこが産まれると計算した場合、1匹のねこから1年で91匹に増えます。」。 野良猫の繁殖力がものすごいことを、ご理解いただけるかと思います。

なお、Aさんはこちらのご実家に同居されていた訳ではなく、帰省頻度も2か月に一回でした。つまり、子猫Nとの接触回数は限られており、Aさんは子猫Nについて詳しく知らない事実がわかります。このことからも、前述の同じ猫だとする判断に採用されたAさんの証言に、妥当性があるとは考えられません。

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■当カフェがAさんへの保護猫Y譲渡を拒否した理由

当カフェは、保護猫の里親希望の方に対して譲渡可否の審査を行います。そして、Aさんには里親の適性がないと判断しました。主な理由は、下記の5点です。

① 既にAさん宅にて、多数の猫を飼育している

② 当カフェの猫を乱暴に扱った(断りもなく、首根っこを掴んで猫を差し出してきた)

③ やりとりの中で、話が二転三転して一貫性がなく、何点か信用ができない点があった。

④ Aさんが譲渡対象者としては高齢である

⑤ 猫を適正飼育していなかった家族である


残念ながら、Aさんは当カフェの譲渡認可基準を満たしていませんでした。

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■保護猫カフェMeooow!の理念

保護されるべき環境にいた猫、そして、その環境を助長していた事実を棚上げにして、猫の返還請求をされ、裁判までされることは、本当に猫の幸せを考えているのか疑問です。また、猫を取り巻く社会状況に関する知見が不足していると判断せざるを得ません。保護猫Yは、新しい環境での生活をはじめ、既に幸せに暮らしているのですから。繊細な猫を「モノ」として扱い、これ以上、人間の都合で環境を変えることはしたくありません。


Aさんの主張がまかり通ってしまうことは、今後の保護活動や、猫たちの幸せを脅かしかねないという思いで裁判を戦ってきました。また、裁判の中で、裁判所にも適正飼育や保護猫活動について主張してきましたが、今回のような結果になり無念です。今回の判決が、新たな里親詐欺の手法になりうる事も危惧しています。また、放置の末に、他人が世話をせざるを得なかった猫と新しい飼い主に対して、健康に育ったところで所有権を主張して、猫を強奪する人が出てくることも懸念します。


ボランティアが運営している当カフェにおいて、今回の慣れない裁判への対応は、時間的・精神的・肉体的な労力が搾取されました。また、専門家や弁護士さんにお願いする費用もない為、素人集団でここまで戦ってきましたが、当裁判にかけられているすべての時間と資源は、本来もっと有益に猫たちに注がれた時間です。Aさんも、その熱量を既に一緒に暮らしている猫たちへ、愛情として注いであげてほしいです。

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■上告の方針

以上のことより、高等裁判所への上告では、「保護猫Yが、引き続き現状の環境で幸せに暮らせる判決になること」を求めます。それでも所有権を根拠に、保護猫Yの引き渡しを命じるのであれば、妥当性と信憑性のある客観的な証拠で、多くの人が納得するような網羅的な情報に基づいた立証であることを、裁判所とAさんに求めます。


当方針にご賛同いただける方にご署名をお願いしたく、ご協力の程よろしくお願い致します。ご協力いただいたWEB署名は、上告の不服申し立て時の参考資料として提出させていただきます。

上告期限が2019年5月30日迄と時間がなく、ご賛同いただける方は、当WEB署名情報の拡散もお願いしたいです。


猫たちの幸せの為に、何卒ご協力の程よろしくお願い致します。

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■その他の補足

今回、裁判所が判決を出すにあたり、まずAさんのお父様に「親猫の所有権がある」と判断しています。「所有権」が発生した根拠は、判決文より下記3点です。

① 2年以上のエサやり期間

② 猫専用の容器を用意して、庭でエサをあげていた

③ 猫専用の寝床を庭に用意していた


①に関しては、お父様が2年以上も適正な飼育をしていなかったことが同時に言えます。

②に関しては、将来的な適正飼育を求める猫トラブルへの対処として、容器なしでエサやりを続ける猫トラブルの張本人に対しては、今回同様に所有権を認め、責任を問えるかが定かではありません。