クラスター化の恐れがある入管収容所から、被収容者を解放し、適切な対応と医療を!

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8月7日に、東京出入国在留管理局に収容されている男性が新型コロナウィルスにかかり、陽性と判明しました。
多くの人々の命を守るために、以下の要望と賛同者署名を入管と法務省に提出します。

①感染者は入管収容所内で隔離するのではなく、病院に入院させ適切な医療を手配すること

②入管が収容している人全員にPCR検査と適切な医療処置を受けられるようにすること。

③衛生管理を自分自身でできるように行動規制をやめ、衛生環境を改善すること。

④入管が収容している人に仮放免を迅速に出し、解放すること*1。
※また、被収容者に在留資格取得の手段があるべきです。入管は、退去強制令書発付後は、在留資格をあらためて審査することは基本的に行わないといいますが、人命がかかっているため審査する部署などに要求して連携をとるなど方法はあるはずだし、ないのならつくるべきだと考えます。

⑤安心して暮らせる滞在先や居宅を用意すること。

現在の入管の状況

8月7日に、東京出入国在留管理局が収容している男性に新型コロナウィルスにかかり、陽性と判明しました。(感染経路は不明です。)

「東京入管には、難民申請中を含めて滞在資格を失った外国人約200人が収容されており、クラスター化が懸念される。」と毎日新聞が報道しています*2。入管は一時弁護士を含め全ての面会を停止(現在は一般の面会を停止)。8月7日時点ではシャワーを浴びる時間が制限される、マスクが十分に支給されているかわからない、施設内の消毒をしているのかわからないといった感染リスクの高い状況が、収容者から指摘されています。

※「現在の入管の状況」は入管からの情報が開示されていないため、被収容者の方や被収容者を支援されている方による情報発信に基づき作成しています。(8月9日追記)


普段から衛生環境、医療環境が悪いと問題に。

普段、収容者は4〜5人で8畳から12畳の広さの部屋に入れられ、行動が制限されています。さらに、医療処置が十分でないこと、食事が栄養価の低いものであること、収容に終わりが見えないことなどから、精神的ストレスや免疫力の低下によって病気になる人が多いと以前から問題にされてきました。

そのように普段から劣悪な環境があるにもかかわらず、収容者の不安に追い打ちをかけるようにコロナ感染の危機が訪れました。トイレが仕切られていない部屋もあり、現在シャワーを規制されていること、マスクの不足など、衛生管理は十分ではありません。コロナ禍に即した最低限の衛生管理を自分自身でできるように、トイレやシャワーなどの設備環境を改善し制限をなくし、マスクを自由に使用できるようにすべきです。同時に、施設内を適切に消毒すること、その際に収容されている人が消毒薬に直接吸ったり触れることのないような対処を徹底してください。

 

クラスター発生回避のための仮放免を。

コロナの収束が見えない今、入管が収容している人の仮放免を迅速に出すことも必要です*1。
正当な滞在理由があっても、手続的な問題で収容施設にいる人がたくさんいます。
これまで入管による仮放免判断に時間がかかってきた故に、無期限長期収容が増え、心身の健康を損ねている人もいます*1。入管が無茶な収容をしてきたことによって、さらにクラスター発生の可能性が高まっています。
家族がいる方は家族の元へ、滞在するところがない方は一時滞在先や住まいを用意することで、安全で安心できる場所で生活することができます。
多くの人の安全を確保するため、クラスター発生を避ける最大限の対策を取ることを望みます。


『新型コロナウイルス対応 すべての人の権利を守る』
OHCHR(国連人権高等弁務官事務所)/IOM(国際移住機関)/UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)/WHOの共同プレスリリース

「難民や移民が、不衛生で狭い状態の公式・非公式の収容施設に留め置かれている状況は、特に懸念されるべき点です。新型コロナウイルスの感染拡大が致命的な結果を招きうることを考慮すると、彼らは遅れなく解放されるべきであり、移民の子どもとその家族、十分な法的根拠なしに収容されている人々は直ちに解放されるべきです。(略)

移民や難民を含むすべての人々が保健医療サービスに平等にアクセスすることができ、新型コロナウイルス感染症の予防・検査・治療を含む各国の対応策に効果的に含まれることが重要です。それは、移民や難民の権利のみならず公衆衛生を守ることにつながり、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大を抑止する効果があります。」
https://www.unhcr.org/jp/25247-pr-200404.html

【修正報告】

*1 仮放免と在留資格を出すべきだという要求について
入管は、収容している人に在留資格を出せる訳ではないため、不正確な要望に取れるとの指摘をいただきました。被収容者の在留資格取得が今後可能になるべきだと考えますが、クラスター発生対策として要望することは難しいと考え修正いたしました。入管は、退去強制令書発付後は、在留資格をあらためて審査することは基本的に行わないといいますが、人命がかかっているため審査する部署などに要求して連携をとるなど方法はあるはずだし、ないのならつくるべきだと考えます。

※「現在の入管の状況」において「シャワーを浴びることができない」と記載していましたが、「8月7日に被収容者から、シャワーの時間は一人につき20分あると聞きました」という情報提供を受け「シャワーを浴びる時間が制限される」という内容に修正いたしました。(8月8日)

※「現在の入管の状況」において「紙のマスクを1週間に1度しか支給しない」と記載していましたが、「マスクが十分に支給されているかわからない」という内容に文言を修正いたしました。(8月9日)

<現状の参考>

*1 入管収容者で初の感染確認 現在も隔離 クラスター化懸念 東京
2020年8月7日
https://mainichi.jp/articles/20200807/k00/00m/040/224000c

入管が収容者仮放免方針 3密でのクラスター回避へ
2020年4月17日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/17138

入管の3密解消を 「部屋を分けて」17カ国の収容者が要望書
2020年4月27日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/17017

石川大我 参議院議員 @ishikawataiga 8月7日午後7:02
品川入管施設で収容者の感染があった件について、入管庁に確認しました
・面会は弁護士のみ。再開は職員のPCR検査の結果をみる
・解放処遇は、現在していない。こちらも職員のPCR検査結果待ち
・感染した方と同じセグメントに収容されていた約20名もPCR検査を順次している