東京出入国在留管理局に収容されているトランス女性のパトさんに、一日も早く仮放免許可を出し、無期限収容及び差別的な処遇という人権侵害から解放してください

東京出入国在留管理局に収容されているトランス女性のパトさんに、一日も早く仮放免許可を出し、無期限収容及び差別的な処遇という人権侵害から解放してください

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発信者:#FREEUSHIKU 宛先:法務大臣森 まさこ殿

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フィリピン出身のトランスジェンダー女性であるパトさんは、2019年7月から東京出入国在留管理局に収容されています。

収容された日から、パトさんはひとりで隔離されています。自由時間は他の被収容者の自由時間と被らないよう、通常より約4時間短い2時間しか与えられません。トランスジェンダーであるという理由で、きわめて差別的な取り扱いをされています。

「小さな部屋の中、透明で大きな窓越しに、廊下を通る人が見てくるのが、水族館の魚のように感じる」「ずっと部屋に入れられて、2時間だけ出してもらえるのは、まるで犬みたい」「どうして私だけ?」「トランスジェンダーだから、こんな処罰(のような扱い)は差別」。

パトさんは面会者にこう話します。ジェンダー・アイデンティティを理由とした、このような差別的処遇は彼女を苛み苦しめています。

一日22時間を小さな部屋に閉じ込められている状況でも、パトさんは他の被収容者と友達になり、トランプをしたりスキンケア用品のシェアなどをして、ささやかな交流をしてきました。それでも彼女ひとりだけが小さな部屋に閉じ込められ続ける境遇が1年近くも続き、自傷や自殺未遂を繰り返すほど追い詰められています。

”They keep me here, but they never stay me here.” ある日の面会でのパトさんの言葉です。「彼らは私をここに置いている(keep)けど、私をここに居させよう(stay)とはしない」。いつ収容所から出られるか分からない日々に、パトさんは心身共に疲弊しています。

入管はパトさんの人権に配慮した適切な処遇の収容をしていると考えています。しかし上記のような差別的処遇は、明らかに不適切な人権侵害です。また、送還の目途が立たない移民難民を、彼ら彼女たちが日本での生活を諦めるまで無期限に収容し続けることは、日本も加入する国際人権規約や拷問等禁止条約に反していると、日本国内および国際社会からこれまでくり返し批判されてきました。しかし期限の定めのない長期収容という問題は今日まで是正されることなく、今もパトさんをはじめとした被収容者たちは、先の見えない日々の中で苦しんでいます。

私たちはこのような、非人道的で人間の尊厳を傷つけ、心身の健康を損なう行いが、国の行政機関によって行われ、しかもそれが深刻な人権侵害だという認識が欠けていることに危機感を覚えます。

オーバーステイの非正規移民であっても、パトさんは日本で働き、家族と共に過ごし、友達を作り、時には恋をするという社会関係を持つ一市民として生きてきました。その事実は揺るぎありません。私たちは、彼女が日本で生きてきたその事実を、森まさこ法務大臣並びに福山局長に重視していただきたいと考えています。

パトさんに一日も早く仮放免許可を出して、日本で生活するご家族のもとに返してください。パトさんは収容所での日々で傷ついた心身を癒す必要があります。そしてパトさんが日本で安心して暮らしていけるよう、彼女の在留を許可してください。

フィリピンではトランスジェンダーとして安心して生きることができず、時にトランスジェンダーに対するヘイトクライムから身を守らなければならなかったパトさんは、日本で安全に暮らせるようになって幸せだったと語っています。そんな彼女への人権侵害を一刻も早く終わらせてください。

〈求め〉

1.東京入国管理局で不当に収容されている、フィリピン出身のトランス女性パトさんに対し、一日も早く仮放免を与えてください。

2.パトさんが安心して日本で生きていけるように、在留を許可してください。

パトさんについての参考記事

2020年3月3日『1人部屋に隔離、ホルモン投与認められず 入管に収容されたLGBTの処遇改善を』安藤恭子 東京新聞

2020年3月5日『参議院予算委員会 石川大我質問文(未定稿)全文』

Mar.13 2020 “Transgender Detainee Claims Human Rights Violations”  Michael Penn Shingetsu News Agency

2020年4月16日「入管収容施設にトランスジェンダーの被収容者。24時間中22時間を独房に閉じ込められ続ける」織田朝日 ハーバー・ビジネス・オンライン

2020年6月18日『収容施設で描かれた1枚の絵。「私も他の人と同じ人間」、この絵が訴えること』冨田すみれ子 BazzfeedNews

その他参考

平成19年12月10日、参議院議員福島みずほ議員による国連の拷問禁止委員会の勧告に対する政府の対応及び入国管理局での収容実態等に関する質問主意書

東京弁護士会が2020年1月14日に法務省及び専門部会へ提出した「退去強制令書による収容に期間の上限を設けるとともに、人権条約に適合する方法で出国が困難な外国人の問題の解消を図ること等を求める意見書」

「収容ってなんですか?弁護士に聞く収容問題」難民支援協会 2016年4月18日

【声明】長期収容・「送還忌避者」問題解決のための共同提言 2019年12月18日 特定非営利活動法人移住者と連帯する全国ネットワーク等

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