虐待などで親と暮らせない子どもたちを、長期的に支援できる里親制度に改革してください。

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僕達家族は養育里親をしています。委託で数名の子どもを今までに預かり、一緒に生活をしてきました。
その経験の中ではつらい事もあり、里親制度の見直しをしなければ里親さんが続かない、里親・里子の両方にとって今の里親制度では幸せにならないと感じました。

数年前、初めて委託を受けました。生まれて1週間の赤ちゃんでした。赤ちゃんは病院の退院と同時に児童相談所の職員さんに連れられ、ウチに来ました。とても小さく、可愛い赤ちゃんでした。僕たち家族は実子のようにとても可愛いがり、兄弟として家族で一緒懸命に育てました。
当時、児童相談所からは長期委託と聞き、僕たち家族はずっと一緒に暮らせるものだと思っていました。

しかし、別れは急にやってきました。里子が1歳3 ヵ月になる頃、担当者が代わり、電話で「実親の気持ちが変わったので」と施設へ入れる事が伝えられました。頭の中が真っ白になりました。


朝、目が覚めたら嘘だった。とか、お母さんの考えが変わって欲しい。そんな事ばかり考えてました。寝る時、子ども(里子)の手を握り「何も出来なくてごめんね。」と伝える事しか出来ませんでした。

子ども(里子)と別れの日。児相の職員さんの迎えの車に乗る子ども(里子)の姿は今でも忘れる事は出来ません。

実子じゃないのに入れ込み過ぎだよ。という方もいます。だけど、そんなに簡単に割り切れない。仕事として割り切れていたらどんなに楽でしょう。

養育里親をしている方、これからなろうという方、子ども(里子)たちに同じ思いをして欲しくありません。

里子として一緒に暮らす子どもたちが幸せに暮らせる環境を整える為に3つの事を叶えたいです。その為に、どうか皆さんの力を貸してください。


◉3つの叶えたいこと。

1.実親の身勝手な理由による措置変更をなくし里子に安心・安全な環境を与えて下さい。

2.委託解除後の里子の様子を知る事を認めて下さい。

3.里親が委託を受けやすい様に幼稚園、保育園を利用しやすい・育児休暇制度を創設して下さい。

 

1.実親の身勝手な理由による措置変更をなくし里子に安心・安全な環境を与えて下さい。

冒頭で触れた里子とのことです。
施設へ入れる事になったと言われ、児相の担当者に理由を聞いたところ「実親が施設の方が好きな時に会えるから」ということでした。
僕達家族は、実親の面会申し込みを断った事はなく、楽しみにしていた面会日当日に実親が来ない事もあり、家族で泣いて帰ってくる事もありました。
しかも、1年3か月の間の面会はわずが数回で、一回の面会は30分から1時間程度でした。

そんな実親の身勝手な思いを優先する事が子ども(里子)にとっていい事なのでしょうか。実親の意向を優先するならば、約束を守る(面会日はきちんと来る。来ることができないなら事前に連絡し別日に変更する)など、社会人として当たり前の事が出来るようになってからではないでしょうか?

ある里親さんの話では、児相から実親への報告で「お子さんは里親さんと楽しく元気に暮らせています」と伝えると、「里親と仲良くするのは面白くない」と実親から委託解除の申し出があり、施設へ行くことになった。など、児相は実親のご機嫌を伺うような姿勢でした。

面会の日に現れない実親は多いと聞きます。実親との絆を維持する為にはある程度の意向を汲む事は必要な事だと思います。しかし、実際につらい思いをするのは子ども(里子)です。

里親は実親との交流を拒否する権利はありません、研修でも実親子の再統合を支えるのも里親の役目と言われます。里親は里子のためと思い、なるべく実親の都合に合わせ、仕事を休んだりして交流の日程を調整します。

何故こういった事が起き、実親の意見が通るのかというと、里親委託には実親の同意が必要だからです。親権者の同意がないと里親委託されません。
途中で委託解除されるのも、親権者による気持ちの変化をそのまま受け入れるしかないからです。

細かいことですが、髪の毛を切る事も実親の許可が必要な子もいます。事前に児相が許可を取っていない子どもの髪の毛を切ることは許されません。
インフルエンザなどの予防接種も同意を得られないと受けさせることができませんが、同意しない実親も少なからずいます。
そんな状況でも里親は一生懸命に愛情を注いで育てています。


実親さんが生活を整えて幸せに暮らすための別れならば、涙は流れても受け入れることが出来ます。

しかし、現実はそうではありません。納得のいかない辛い別れをしている里親さんが沢山います。僕もその1人です。
僕は里親になって、そういった方々の話を聞いたり、2度と里親を続けられなくなったご家族を何組もみてきました。皆さん心にとても深い傷を負ってます。

僕はその里子と別れて1年以上経ってますが、今でもその別れがトラウマになっています。身体の半分を持っていかれました。その子と行った思い出の場所でツラくて行けない場所が沢山あります。

僕達家族と子ども(里子)のような悲しい体験をする里親家族・子どもがなくなる事を願っています。

実親と一緒に暮らせないならば、親の都合に振り回されるのではなく、養育里親の元で長期的に安心して暮らせる制度であってほしい。実親の身勝手な理由による措置変更をなくして下さい。国はその仕組み(一時的に親権を停止するなど)を考えてください。

 

2.委託解除後の里子の様子を知る事を認めて下さい。

委託解除後、里親は里子の事は何も知らされません。2度と会う事も許されません。
施設に行く事になった子ども(里子)に僕は個人的に金銭的支援と服やオモチャなど沢山持たせたかった。しかし、児相から断られました。

施設での面会なども申し出ましたが、断わられ何処でどう暮らしているのかさえ教えてもらえませんでした。
子ども(里子)を支援をしたくても何も許されない事は、本当に子ども(里子)の為になっているのでしょうか?

親元に戻り幸せに暮らせているなら納得がいきます。
しかし、実親の勝手で施設へ行かされる子ども(里子)を心配する事すら許されないのです。

せめて1年に一度でいいから元気に暮らしている状況を写真などで知りたいと思う。子ども(里子)の幸せを願って、困っていたら手助けしたい、夏休みや冬休みに帰省する場所として利用してほしいと思うのはおかしいのでしょうか。

里親が里親を続けていけるのは子ども(里子)の成長と幸せを感じる事が出来るからだと僕は思います。

現在の体制では、里親を「心を持っていないロボット」のような扱いです。委託解除になった後、子ども(里子)がどうなろうと興味が無い。そんな里親の方が都合が良いと思っているのでしょう。

そんな扱いを受けると知って、養育里親になりたいと思う人が増えるでしょうか?
養育里親は児相にとって都合のいい下宿屋さんではありません。

里親を増やす支援の1つとして強く要望をします。

委託が解除になっても、20歳を超えても、子ども(里子)にとって実親以外にも頼れる大人がいる。里親は、頼りになる親戚のおじちゃん、おばちゃんのような存在。そんな関係でありたいと願ってます。

 

3.里親が委託を受けやすい環境を整える為に幼稚園、保育園を使いやすい様にして下さい。また、育児休暇制度を創設して下さい。

僕の地域では、里親ハンドブックや里親登録時には「幼稚園・保育園が必要な場合は児相に相談下さい。」と書いてあります。

しかし、実際に相談すると「保護を目的として里子を委託している状況で幼稚園・保育園を使うのは二重措置にあたる。」とか「それなら他の里親を探します。」と言われました。『利用を申し出る事が悪い。』そんな雰囲気でした。


また、制度上は共働きでも可能と謳われていますが、実際委託の際に夫婦のどちらかが退職をほのめかされたというケースは少なくありません。職場では育児休暇制度も使えず仕事を辞めざるを得ない方もいます。

そんな環境で養育里親をしよう!と思えるでしょうか?とても、里親が増えるとは思えません。

登録していても実際に受けることができない里親も多いです。また、里親に関心を持っても、「求められるものが厳しい」と、登録に至らない方もいます。

なお、委託直後は「愛着関係」を作るため長時間一緒に過ごすことが適切です。このとき育児休暇制度を利用できれば、その後の里子との関係も構築しやすくなります。

一部の他自治体では、幼稚園・保育園の必要性を検討する体制があり、利用可能なところもあります。共働きの里親家庭では保育園の利用も認められているそうです。地域格差を無くし、希望するすべての里親・里子が利用できる制度にしてください。


一刻も早く里親さんが委託を受けやすい様に幼稚園、保育園が使える制度にして下さい。合わせて、養子縁組里親に準じた育児休業制度を創設してください。
 

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子どもたちは国の宝です。今の日本は子どもたちにとても冷たい国だと思います。

心愛ちゃんや結愛ちゃんのように、子どもが助けを求めても助けられない国でいいのでしょうか?

気付いた心ある大人達が力を合わせ、子どもが子どもらしく暮らせる世の中にする為に、私たちは一人でも多くの【共感】を集めて国に届けたいです。国を動かす力に変えたいのです。


どうか皆さまのお力をお貸しください。

                                   ~虐待の根絶と子どもの権利を守る会 一同~

*私たちは本キャンペーンの他にも、以下のキャンペーンを立ち上げております。

・子どもの最善の利益を優先させるために特別養子縁組、里親制度を推進して下さい。~自分勝手な親の親権について考える〜

貧困・虐待の連鎖を断ち切るため、進学支援や『伴走者』制度で子ども達の自立を支援して下さい!

最後に。
僕はブログを書いています。ブログの縁で今回、署名活動に力を貸して頂ける方々と出会い、僕の思いを形にする事が出来ました。
ご協力頂いた皆様、そして最後まで読んで頂いた皆様、署名して頂いた皆様に御礼と感謝申し上げます。


僕のブログを添付させて頂きます。養育里親について、社会的養護について書いています。良かった読んで頂けると嬉しいです。


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