アクションスポーツ複合施設を乗鞍高原に!

アクションスポーツ複合施設を乗鞍高原に!

私たちが生まれ育った乗鞍高原(Mt.乗鞍スノーリゾート)は中部山岳国立公園の標高1500m~2000mに位置し、豊富な天然地形と高い標高により良質な雪が降り積もる素晴らしい環境から国際大会優勝選手、国体優勝者、並びに全日本ナショナルチームのスキー選手を幾多も排出してきた歴史のあるスキー場がある地域です。
長野県には白馬にスケートボードパーク、大町にスラックライン施設、小布施町に屋外スキージャンプ練習場、野沢温泉に屋外サマースキー場、富士見町にトランポリンパークなど、企業や自治体が運営する施設が一部設置されつつありますが、乗鞍高原には夏にトランポリンやスケートボード、ボルダリングなどのアクションスポーツを行うことのできる施設は存在しておりません。
乗鞍高原は冬は恵まれた環境があるためスキーヤー、スノーボーダーが楽しむことのできる場所なのですが、夏場に冬を想定した練習をする環境が無いため、地域の皆は数時間かけて白馬や野沢、他の地域まで足を伸ばして練習に行っている現状です。
海外に目を向けてみるとスキーの本場の地アメリカでは6つの州(バーモント州、コロラド州、オレゴン州、ペンシルバニア州、カリフォルニア州、ユタ州)の主要なスキー場の麓には色々なアクションスポーツを行うことができる屋内施設が建設されています。雪がない時期に冬場を想定したトランポリンやスケートボードなどアクションスポーツを楽しみながらレベルアップできる環境が整えられていることで、子供から大人まで様々な年齢の交流の場となっております。
”WOODWARD”
https://www.worldofwoodward.com/sports
また、スケートボードは今回の東京五輪で正式に五輪デビューし、そして日本人の堀米雄斗選手が金メダルを獲得しました!私たちが住む乗鞍高原でもスケートボード愛好者が続々と増えてきています。全国的にはおよそ100万人の愛好者がいるといわれているこのスポーツは、ここ数年インラインスケート、BMXなどの「アクションスポーツ」の一種として若者を中心に人気が高まり、その愛好者数も飛躍的に急増中であります。
乗鞍高原でも沢山の愛好者がいるのですが、練習する場所が無く、しかたなく公園内や歩道で練習する光景も多々見かけられます。すでに何年もこの状況は変わらないのですが、どこで練習しようとしても「音がうるさい」「自然の動物たちを怖がらせる」などと言われてのびのびと練習するどころか、忌み嫌われてしまうことがあるのが現状です。
これから五輪の影響で増えていくだろうと思われるスケートボード愛好者や、毎年冬にスキー、スノーボードを親子で楽しんでいる地域の皆さん、夏は遠くへ足を伸ばして練習を重ねていた愛好者達のために春夏秋冬を通して乗鞍高原で体を動かして楽しむことのできる環境の整備を願います。スポーツを通じての青少年育成、地元住民のコミュニケーションの場としての観点からもアクションスポーツ複合施設の設置を要望いたします。
1、子供から大人まで体を動かせるアクションスポーツ複合施設(トランポリン、スケートボード、ボルダリング、スラックライン等)を乗鞍高原内に作ってください。
2、設備などは様々な種類・形状がありますので、地元愛好者の意見を取り入れてください。
3、仕事をしながら練習をしている人も多いので夜間でも練習できる環境にご配慮ください。
4、設備の設置や、設置後の環境において予想されるべき問題点を事前に検討し、利用者の観点から見て魅力的な場所にしてください。
5、愛好者にとっては切実で緊急な要望でもありますので、早急に対応してください。
アクションスポーツ複合施設を作る会
代表 齋藤悠士 松本市安曇4297-10