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大橋仁氏のセックスワーカー無許可撮影展示について正規の対応を求めます。

2007年12月22日より2008年2月20日まで行われた
「日本の新進作家VOL.6 スティル / アライブ」
で展示された大橋仁氏の写真にタイのセックスワーカー
を無許可で撮ったものが含まれており、撮影手法に人権を侵害する
大きな問題があったことが大橋氏自身のインタビューで
明らかになりました。

大橋氏の問題
・無許可と表示してある場所で事前許可を得ず撮影を行い、事後承諾も得なかったこと。
・撮影された人物がセックスワーカーであり、 身元が特定されると差別や偏見に晒され、
  社会的抑圧による精神的被害や不利益を被る可能性が高いこと。」
・日本国内での撮影ではモデル代を支払い撮影を行っていることから、
  タイのセックスワーカーへの差別意識が透けて見えること。

美術館側の問題
・大橋氏が無許可で撮影したことを知っていたこと
・大橋氏の撮影手法が重大な人権侵害であることに気付かず、展示を行っったこと。

現在までの美術館の対応はインターネット・メディアへのコメントのみであり、
全く不足しています。

今後、このような人権侵害を起こさないため、東京都写真美術館に以下の対応を求めます。

(1)美術館側からタイのセックスワーカーNGOであるempowerに連絡し今後の対応を相談すること。
(2)年度内に被写体の権利と作品について、シンポジウムなど、公開の場で広く考える機会を作ること

署名呼びかけ文の作成で複数のセックスワーカー(以下、SWと表記)に協力いただいています。
以下、蛇足ですが本署名についての補足です。

・美術館にempowerへの連絡を求めたのはなぜか
  写真は海外で撮られたものであり、対象がSWであることから、被害者が
  被害を受けたことを知るのが難しいためタイのSWのNGOと美術館が
  協議することが望ましいと考えます。

・なぜ、大橋仁氏への要求ではないのか?
  すべての写真家が一定のモラルをもち作品を作っている訳ではありません。
  また、高いモラルを持ってる写真家でも、一線を越え作品を作ってしまう
  可能性があります。         
  美術館に求められる役割で、何を展示し、何を拒否するかは
  一番大事な仕事ですが、作品の良し悪しの判断と同じく、
  それが不当な手続きによって作られ、許されざるものであれば
  複数の目で展示を決める美術館がチェックすることも役割と考えます。

・大橋仁氏に怒っていないのか?
  個人的には血が逆流するほど腹が立っていますが、彼を糾弾しても
  彼個人の問題に回収されてしまい、表現の自由と人権という大きな問題が
  議論されないことを危惧します。
  大橋仁氏、美術館、鑑賞者(写真評論家も)それぞれがタイのSWの人権を
  軽視しています。

・大橋仁氏は迂闊だったが、差別意識はないのではないか
  15年1月9日に大橋仁氏のブログで発表した弁明?では最近の作品について
  モデルに金を払い撮影を行ったことが強調されています。
  ではタイの写真でそれを行わなかったのはなぜでしょう。

・表現規制するつもりか
  一部の美術評論家に「大橋仁氏の撮影手法は論外だが、…~芸術は~」
  のような評論家としての義務を放棄した発言がありましたが、なぜ、論外なのか
  何が許容されるのか、許容される為に何をすればいいのかを議論せず
  曖昧なまま終わらせることこそ、表現者を萎縮させる表現規制につながる
  ものと考えます。
  戦場の死体写真などでこれま積み重ねてきた、また今も継続している
  議論を性についても積み重ねるべきです。

・正規の対応とは何か
  表現の自由は様々な人権のなかでも重いものですが、他の人権との
  衝突が起きた場合、常に優先されるべきとは言えません。
  一方的に謝るのではなく、また、開き直りや無視もせず、何が問題
  だったか美術館自身が考えることを求めます。

This petition was delivered to:
  • 東京都写真美術館

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