東京工芸大学に履修登録の公平性の確保と教務課による対応の改善を求めます。

東京工芸大学に履修登録の公平性の確保と教務課による対応の改善を求めます。
東京工芸大学では毎年、コウゲイ.netを利用した履修登録を行っていますがこの履修登録方法は様々な問題を抱えています。そしてこの履修登録方法の改善を願う学生が多いにもかかわらず大学は一切対応をせず要求に耳を傾けることさえしません。また、これらに対する教務課の対応にも抗議をします。すべての学生の学ぶ権利を守るため多くの方の協力が必要です。
まず、現在の問題点は以下の通りです。
・先着により履修を決める科目が複数存在すること
・それによりアクセスが集中することが予想できるのに対応しないこと
・学生個人のPC環境によって履修登録ができるかが左右されること
・学生の問い合わせに対する教務課の対応が粗雑であること
どの授業にも教員数や教室数、座席数の関係で定員を設けなくてはいけないことは理解していますし、人気の科目に関しては授業を取ることができない学生がでてしまうことは当たり前です。しかし、コウゲイ.netで先着順に履修を決めることは公平といえるでしょうか?
履修登録期間中コウゲイ.netにアクセスが集中することで動作が重くなることが確認されています。そのため学生個人の自宅のネット環境やPC環境によっては正しい手順で操作をしていても登録ができないことがあります。
つまり同じ時間に同じ科目に登録しても、当選する学生と落選する学生がでてきてしまいます。ひどい場合には履修登録開始時間にコウゲイ.netにアクセスしたにもかかわらずページの読み込みが遅いため、先着抽選科目の一覧を開いた時には締め切られている可能性があります。
以下はこれらの問題点に対する教務課の回答です。
- 先着は早い者勝ちだから平等
- チケットの争奪戦と同じような仕組みだから仕方がない。
- 抽選にすると「なぜ教授がその生徒を取ったのか」説明ができない。
- 大学のPCを使えばいい。
1と2の回答に関しては正直論外です。現在のコウゲイ.netのシステムではとても平等とは言えないし、学費を払って入学しているにもかかわらずチケットの争奪戦と同じとはいったいどういう了見なのでしょうか?チケットの争奪戦だってチケットが確保できてから支払いですが…
3については現状で抽選を実施している科目にはその説明ができるという解釈でいいのでしょうか。先着が平等であるという理由で抽選への移行を拒否するのであれば、既にある抽選によって履修を決める科目は不平等であることになりますが?
そして最後の4ですが、このような提案をするのであれば、もちろんすべての学生が同時に大学のPCを使うことができるのですよね?PCの数が足りなくて履修登録をできない学生がいればそれこそ不公平になります。
また、これらの相談を教務課にした際「教授にお願いして取れるようにする」との回答があったのに、職員が変わると「その人が言ったことは全部嘘」と覆され、最終的には退学を勧められた学生がいます。
これらの対応は決して許されることではありません。
すべての学生が学ぶ機会を奪われないために以下を求めます。
- 先着科目の廃止、抽選への移行
- 公平性が保てる履修登録方法への変更
- 教務課職員による対応の改善と統一化
抽選に変わったからといって取りたい授業がとれるとは限りませんが、現状のスタートラインにすら立てない学生がいる状況は変えていく必要があります。ご協力お願いします。
集めた署名は東京工芸大学 芸術学部教務課および吉野弘章学長宛てに郵送します。