無実の外科医師を救うため 事実と科学にもとづく判決を出して下さい!

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無実の外科医師を救うため 事実と科学にもとづく判決を出して下さい!

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発信者:外科医師を守る会 宛先:最高裁判所

 東京高裁が、2020年7月13日に一審の無罪判決を破棄して懲役2年の実刑判決を出してから1年が経ちました。無実の外科医師は上告し、最高裁で審理が係属しています。

 もし、このまま有罪判決が確定すれば、外科医師は刑務所に収監され、医師免許もはく奪されてしまいます。外科医師と家族は、今、大変な苦しみのなかにいます。1日も早い救済が必要です。

 2016年5月、足立区の柳原病院で手術を執刀した外科医師が、女性患者から「わいせつ行為をされた」と訴えられました。外科医師は同年8月25日に準強制わいせつ罪で逮捕され、105日間も身柄を拘束されました。

 女性患者は手術で全身麻酔をしており、「被害」を訴えたのは術後約30分のことです。現場は、4人部屋の満床で、医師・看護師が頻繁に出入りしていました。その他の事実から見ても、「犯行」は考えられない状況でした。

 2019年2月、東京地裁は無罪判決を言い渡しました。女性患者の証言は「麻酔覚醒時のせん妄の影響を受けていた可能性」があるとし、「犯罪」を証明する科捜研の「女性患者の胸に外科医師の大量の唾液が存在した」とされた鑑定は、鉛筆書きのワークシートで複数書き直した跡があり、DNA抽出液は廃棄されて再鑑定ができず、全く科学的根拠のないものでした。東京地裁は、科捜研の鑑定は「誠実さに疑念」と批判しました。

 しかし、東京高裁の判決は、懲役2年の実刑でした。

 高裁の裁判官は、一審で示された多数の科学的証拠や証言をまともに検証せず、否定の根拠を示さず覆しました。

 「せん妄」については、高裁の検察側推薦の証人の結論が採用されました。しかしその証言は、世界中の医者が用いる診断基準(DSM-5)に基づかず、医学的な根拠もなく「せん妄」を否定したものでした。同時に女性患者の「せん妄」を示す言動を聞いた看護師の証言を「病院関係者だから信用できない」と排除しました。一方で、科捜研の鑑定については「客観的な資料がなくても、捏造する動機がない」と信用しました。

 高裁判決後、多くの医療関係者が怒りと不安の声をあげています。医療現場が萎縮すれば、患者の生命や健康に損害を及ぼしかねません。

 最高裁は、事実と科学・医学を否定した高裁判決を許さず、公正な判決を出して下さい。

事件の詳細などについては、以下のURLをご覧ください。

「外科医師を守る会」のホームページ : https://gekaimamoru.org/

      *守る会へのご募金(寄付)は上記に記載の口座へお寄せください。

事件に対するQ&A せん妄・幻覚の体験談集 : 

 https://gekaimamoru.org/wp-content/uploads/2021/07/259aeb2f68c87ebd5c9ceb8da39d9773.pdf

外科医師を守る会

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