支笏・洞爺国立公園を含む『伊達・千歳ウィンドファーム事業』を止めたい!

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〜 大滝そよ風の会 〜さんがこのキャンペーンを開始

関西電力株式会社
取締役代表執行役社長 森 望 様

 

(仮称)伊達・千歳ウィンドファーム事業の中止を求めます

 当計画は、以下の点において大きな問題を伴います。よって私達「大滝そよ風の会」は当事業の中止を求めます。

 

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<はじめに> 

 当事業計画の予定地である北海道伊達市大滝区は、10数年前に伊達市と旧大滝村が飛び地で合併し、伊達市大滝区となりました。伊達市街地とは40km程離れており、伊達市街地が太平洋側に面しているのに対し、大滝区は支笏湖と洞爺湖を繋ぐ直線の丁度中間に位置する内陸部に存在 します。人口約900人で、商店はコンビニがたった1軒だけという過疎地域です。 

 大滝からは双耳峰にも見える徳舜瞥山やホロホロ山は、裾野が広がって独立峰のように美しく、大滝のシンボルとも言える存在です。人々は毎日その山々を見ながら生活しており、便利な 都会暮らしをやめて田舎暮らしをするために移住する人もおります。自然と共にある静かな暮らしは、かけがえのないもので、私たちは、この美しい自然をいつまでも残したいと考えています。 

 関西電力会社の発電計画では、ホロホロ山山頂直下からホロホロ峠、白老岳山頂付近、そして美笛峠にかけて巨大風車(支柱100m、ブレード半径80m)を全長約11kmにわたって19基を建造 します。また、オリックスもその稜線から派生する大滝側の3つの尾根上に、ほぼ同じ大きさの 巨大風車を45基も建造する計画で、あまりにも大規模な開発のため様々な問題がおきています。 

 

<景観への影響>

 風車の建設予定地には、日本を代表するすぐれた自然の風景である国立公園が含まれており、 その景観を保護するために建築物の建造などは制限されています。それにもかかわらずこの計画では、国立公園内の支笏湖温泉街から、山の稜線上に風車が19基並んで見えることになり、自然景観を破壊することになります。キャンプ場でアウトドアスポーツを楽しむ人も多く、国立公園内の風景は国民の財産であることから、このことは大きな問題です。

 支笏・洞爺国立公園の中程にある大滝区は、多くの観光客が自然景観を求めて来訪します。美笛峠とホロホロ峠は、その玄関口とも言えるところですが、そこに巨大な風車が立つため、ドライバーは、その大きさに圧倒され、人によっては不気味さを感じます。広島峠からのホロホロ山の眺望も人工物である風車の林立を見ることになるでしょう。

 徳舜瞥山、ホロホロ山は、自然豊かで手軽に登れるため、多くの登山者が訪れています。頂上 からの眺めは、周辺の山々をはじめ、太平洋や、洞爺湖、支笏湖、駒ヶ岳まで見渡すことができる素晴らしいものです。ホロホロ山山頂直下に約180mの風車が建つことは、非常な圧迫感を覚えると共に、頂上からの眺望を損なうことになります。

 また、札幌近郊の山々や、樽前山、恵庭岳からの眺望も、64基の風車の林立を眺めることになり、多くの登山者を失望させるものです。 

 

<自然生態系への影響>

 予定地域は白老岳を含み、ほぼ全域が自然度の高い自然林となっています。また、大半が国立公園や鳥獣保護区、特定植物群落などに指定されており、動植物の貴重な生息・生育地であります

 野生生物の多様性の保全のためには、その移動経路を確保することが重要ですが、風車建設 予定地は、支笏・無意根の緑の回廊に隣接しており、オロフレ山からの緑の連なりを分断することになります。

 渡りの季節には、白鳥が隊列を成して飛んでいく姿も見られ、また周辺ではイヌワシも確認さ れており、野鳥の生息地や渡り鳥のルートとしても非常に重要な地域です。北海道内においては、 多くの野鳥とともに天然記念物などの希少鳥類が、風車の羽に巻き込まれて命を落とす例が発生 しています。 

 

<環境へ与える影響>

 予定地域の全域が渇水や洪水を緩和する水源かん養保安林となっています。この地域は時々大雨の降る地域であり、特に白老町森野は、記録的豪雨を度々更新しています。千歳市、白老町側は、所々急斜面となっており、国道276号線美笛峠付近では、4月の土砂崩れで、現在も通行止めが続いています。

 新たな工事用道路や管理用道路建設のため、稜線の保安林を伐採、造成した場合、土砂崩れを起こす可能性が高くなります。

 また、水源地域での工事は、下流域での水質汚染を招く恐れがあり、水生昆虫や魚類への影響も懸念されます。 大規模に樹木を伐採することは、二酸化炭素の吸収源が減ることになり、地球温暖化防止のための脱炭素の流れに逆行することにもなります。 

 

<低周波音などによる人体への影響>

 風車から発生する騒音や低周波音などが、周辺住民に頭痛やめまいなどの健康被害引き起こす『風車病』と言われる例が、国内外で報告されています。

 低周波音は音ではなく振動として感じるもので、その感じ方は個人差があり、人によって症状が異なるため、健康被害と風力発電の因果関係を立証することは困難で、それに対する対応もなされていません。

 オリックスと関西電力の計画では、これまでにない巨大な風車を高密度で建設する計画ですが、風車間での音の増幅、さらには谷間での反響や増幅は、複雑すぎて影響評価が非常に困難に なります。環境影響評価書では2キロ以上離れていれば問題ないことになっていますが、前例がないほどの大規模な計画で正しい評価ができないため、私たち地域住民は強い不安を覚えます。 

 

<おわりに>

 ここ数年の異常気象や、かつてないほどの暑さに、地球温暖化対策として再生可能エネルギー を推進することは理解しています。

 しかし、この関西電力の発電計画は、私たちの大切な地域の自然や風景を破壊し、土砂災害や低周波音への不安を感じさせるものです。

 関西電力の利益のために、なぜ私達の地域が犠牲になるのか、とうてい理解できるものではありません。

 建設計画地全域が保安林であること、国立公園や、重要野鳥生息地、鳥獣保護区、特定植物群落など、極めて自然度の高い地域に、大規模な風力発電計画を作成した関西電力に対して不信感を覚えますし、このような計画は、絶対にゆるされるものではありません。 

 

大滝そよ風の会

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