2022年春、中国山地の山間にある自然豊かな町、吉賀町の六日市医療技術専門学校が29年の歴史に幕を下ろしました。これまで全国から来られた1354名もの学生が卒業していきました。卒業後は六日市病院で働く看護婦さんも数多くおられます。そして校舎はすでに吉賀町の景色の1部になっています。学校が閉校してしまったのは大変残念ですが、残された校舎は吉賀町を活性化できるために有効に活用できると思います。幸いなことに六日市学園は吉賀町に対して施設の無償譲渡を提案して地域活性化に使ってほしいと言われています。施設も昨年度まで使用されているもので良い状態を保っています。人口減少・経済の低迷などの状況を見ると、今後これだけの規模の施設を吉賀町に建設することは不可能だと思われます。様々なものが縮小されていく状況にあり中で校舎が姿を消すことは吉賀町の衰退を印象付けます。一方で校舎をリニューアルして活用することは、吉賀町を活性化する絶好のチャンスです。解体したものはもとには戻せません。この機会を逃さぬよう吉賀町に有効活用の検討をしていただくように請願します。