尼崎市の保育環境改善を強く求めます!

尼崎市の保育環境改善を強く求めます!
子どもたちをどれだけ大切にしているのか尼崎市の姿勢を見せてほしい!!
幼児期の副食費の無償化、乳児保育料の無償化にしてください。
2019年に「幼児教育・保育の無償化」が施行されました。しかし、幼児期の給食にかかる費用(国上限:副食費4,500円 主食費:3,000円)と乳児保育料(尼崎市最高額93,600円)は除外されました。コロナ禍で減収している家庭もあるなかで、高額な保育料や副食費がさらに家計を圧迫しています。単にこれらの費用が負担だから保障をしてほしいわけではありません。特に保育園での給食は子どもの成長において不可欠であり、身体づくりの根幹となるものです。さらには「子ども7人のうち1人が貧困」とされている日本の現状として保育園の給食は子どもの家庭環境や貧困に左右されず、どの子にも等しく豊かな栄養が守られなければならない営みです。これらを鑑みて同じ阪神間では明石市や高砂市はすでに副食費を無料にしています。残念ながら尼崎市は何ら策を講じていません。
保育士さんの人材確保を!定着のため尼崎市単独補助をつけてください!
保育士不足は深刻です。人手不足のなか保育を進めるわけにもいかず派遣会社を通じて何とか確保できないかと苦労するが仲介料が高騰し紹介料だけで平均76万9,000円(内閣府資料より)といった費用がかかります。そんな金額、払えるわけがありません。派遣会社に頼らず雇用が促進するよう神戸市、姫路市は補助を出し保育士定着のためのいち早く動いています。これもまた残念ながら尼崎市の単独補助はありません。
保育士の人的配置の見直しと子どもたちが過ごす保育室の面積基準の見直しも!
コロナ禍で密を避けるようにと言われていましたが、保育園はそんな余裕のある面積の保障がされていません。そんな中、さらにギリギリの保育士人数で保育をせざるを得ない状況です。現在の国の最低基準は1才児6名に対して保育士1名の配置基準です。乳児期は大人との豊かな関りが人格形成には欠かせずとても大切な時期。おまけにこの最低基準(6対1)では災害時、どうやって避難をするのでしょうか?西宮市や芦屋市では1才児5人に対して大人1人の配置へと見直されました。残念ながら尼崎市は未だ国の最低基準のままです。
一般的に「認可保育園」なら安心と思われているかもしれませんが、保育士が低賃金でギリギリの配置基準の上、長時間労働となれば 果たして子どもを安全に守れることができるのでしょうか・・・。コロナ禍で家庭状況は不安定となり精神疾患を患う保護者の支援や虐待傾向の家庭の見守りなど、通常の保育以外に対応が求められるようになってきていますが追いつかず現場はひっ迫しています。
私たちは保育士と保護者が一緒となり子どもたちが過ごす保育環境の改善を毎年、市に要望を出し続けてきました。ぜひ、多くの方に賛同していただき追い風となっていただけるようお願い致します。