子どもたちに、自然のままの加美の山を残したい

子どもたちに、自然のままの加美の山を残したい
やんだ、いらねぇ。ずっと自然と共に暮らし続けたい。だから山を削って風車はいらない!
加美の山を壊す風力発電事業の白紙撤回のために声をあげましょう。ご協力ください。
私たちの住む宮城県加美郡は、緑豊かな里山の農村地帯です。加美郡は、奥羽山脈に連なる山々に囲まれており、私たちは山の恵みを受けて、生活してまいりました。
緑豊かな森から湧き出る清流は、そのまま私たちの水道水となっています。豊かな水は、田畑を潤し、多種多様な生き物の命を育み、三陸の海へと繋がっています。
そしてここは、ササニシキを生んだ大崎耕土の水源地であり、世界農業遺産に認定された大崎耕土の自然環境の根幹をなす地域なのです。
ところが今、この加美郡の山に、大規模な風力発電の計画が進められています。計画通り建設されれば、150m〜200m級の巨大風車が、174基も山の尾根に立ち並ぶことになります。
※リンク加美町ホームページ
https://www.town.kami.miyagi.jp/soshikikarasagasu/kikakuzaiseika/saiseikanoenergy/2079.html
巨大な風車を支えるためには、大きな穴を掘ってコンクリートの基礎を築かなければならず、山の水脈は壊されます。掘り上げた土砂は風車の付近に埋め立てられ、大雨が降れば、泥水が川に流れ込みます。
また風車を運ぶために、切り土と盛り土を繰り返して、長距離の道路が山の中に作られます。そこに集中豪雨が降れば、土砂災害が起こることも、十分考えられます。
再生可能エネルギーによって、自然環境が壊されるという、矛盾したことが起ろうとしています。
また、加美郡を取り囲む巨大風車からの低周波は、反響し合い、住民の健康を大きく損なうのではないかと、とても心配です。
この森にすむクマ、サル、天然記念物のニホンカモシカや、猛禽類など希少生物は、住むところがなくなって里に下りてくるかもしれません。人間より敏感な動物たちは、低周波の影響も受けることでしょう。渡り鳥のハクチョウやガンたちも、北帰行でこの山を通っていきますが、その時に風車のブレードに巻き込まれるバードストライクが、懸念されています。
風車は耐用年数が20年です。たった20年のために、何百年、何千年と守られてきた山の自然を壊していいのでしょうか。
私たちは、先人から受け継いだ豊かな自然環境を守り、今まで通りの穏やかな生活を守り、この美しいふるさとを、未来の子どもたちに残したい。
加美町、色麻町、大崎市に計画されている大規模風力発電事業の、白紙撤回を求めます。
賛同していただける方はご署名をお願いいたします。