奈良県唯一のろう学校に通う子供たちの安全な生活環境を奪わないで!

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奈良県大和郡山市に県内唯一のろう学校「奈良県立ろう学校」があります。ここには「手話」や「聴こえないことを肯定して生きる」こと、「聴こえの違いで差別された自身の生命を守るため」に県内だけでなく県外からも多くの子供達が入学します。

学校に隣接した土地には、聴覚視覚障害児福祉施設「筒井寮」があります。主に越境や家族から隔離しなければならない環境の子供達が視覚障害の子供達と共に暮らし、地域から通う子供達が「日中一時サービス」を利用し、広い運動場と安全に遊べる遊具、畑の収穫など四季を感じながら聴こえる家族の中での孤独から逃れたり、ろう者の仲間と聴こえの差別を感じることなく健やかに育つ素晴らしい県運営の施設です。

そんな施設の利用児童の保護者になんの相談もなく「老朽化のために他障害児福祉施設と統合し移転する」との報告を受けたのは7年前。私たちは、早急に「筒井寮日中一時サービス利用児の保護者の会 イルカの会」を立ち上げ、署名活動の実施、県議員への申し立て、地域聴覚障害児連絡会の実施などを行い「移転跡地の福祉的活用」を検討することを確約とし、令和2年施設移転時に跡地での今まで同様の福祉サービスの実施が現実となるように定期的に障害福祉課と面談を進めてきました。

先月、その定期面談の場で、引き継ぎを受けた福祉課課長が「県の公共資源になるため福祉的活用は難しい」と言い出したのです。平成28年移転予定が、県の都合や後手後手の対応で令和2年に延期になりました。その間、様々な震災が日本全域を襲いましたが、聴こえない子供たちは、耐震補強をしないと決定したその老朽化した施設での生活を余儀なくされました。今、その利用価値のない施設は危険が増し、補強工事という無駄な費用がかさんでいます。

県は、他の重度精神障害、重度身体障害も含む他障害児との新しい環境に聴覚障害という「音のない世界に住む少数派」の子供たちを放り込むだけではなく、ろう学校に隣接する安全な土地での憩いの場の再建も拒むのですか。私たち保護者の県と討議しながらの7年間の活動もなかったことにしようとするのですか。福祉課課長が替われば、前課長の発言は撤回されるのでしょうか。継続的な計画はできないという政策でしょうか。

私たち「イルカの会」は、未来あるろう児と聴覚障害児のために、筒井寮跡地の福祉的活用と筒井寮の完全なる耐震補強の実施及びその施設の有効活用を求めここに声を上げます。