風俗業に従事する女性とその家族をコロナ禍から守ろう

風俗業に従事する女性とその家族をコロナ禍から守ろう
昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により、いわゆる夜の街で働く女性たちの生活がかなり厳しいものとなっており、彼女らの生命を守るため、風俗業界従事者への保護・補償をお願い申し上げます。
つい最近では、誰にも平等に降りかかる感染症に係る補償でありながら風俗業に従事する保護者には休校補償は出さないとの決定があった事は皆様もご存知かと思います。これは明らかな差別であり、命の線引きであり、違憲であります。
たしかに、風俗業従事者は世間の皆様から蔑まれ疎まれる職業でしょう。ですが、今や風俗業界にて働く女性は遊ぶ金欲しさではなく、シングルマザーで小さな子を育てていたり、お子さんが大きくなれば高校や大学へ行かせる為に働いていたり、要介護の家族を支えるためにこの仕事を選んだ或いは選ばざるを得なかった方が大多数です。中には自身や家族の障害等により一般的な仕事に就くことが困難だから…と言う方もいて、現在では風俗業界は女性達のシェルターとなっています。
そう。養育費や慰謝料を支払わない元配偶者や、生活が困窮しているのに十分な社会的援助を受けられず風俗業界に身を置かなくてはいけない社会構造に問題があるのではないでしょうか。
また、彼女たちはプロである以上あらゆる病気予防に対して人一倍敏感であり、日々の体調管理を怠りません。それは病気に罹ったら家族を養えなくなるからです。そのため情報収集を欠かす事はなく、効果のありそうな事は片っ端から実践し、それぞれができる限りの衛生対策や病気予防を行なっています。
しかし風俗店へ行く=濃厚接触などと揶揄され、いわれの無い偏見や差別に晒され、職を失いつつあり、本人のみならずその家族までもが路頭に迷いかねない状況に置かれている女性が多くいます。最低限の生活すら危ぶまれ、それでも家族に食べさせるために自身は1日1回の粗食で済ませる事が今や当たり前という程に皆の収入は低迷しています。それでは体力も免疫力も下がりいつかは病に倒れるでしょう。
また、この業界が弱小化或いは消滅することにより所謂風俗街を抱える地域の税収は大きく落ち込むでしょうし、業界で働く多くの男性社員も職を失う事となります。そして彼らも女性と同様、風俗業界で働いている理由があり、この場所が必要なのです。
仮に風俗店の営業に対する自粛要請或いは営業停止等の指示を出すのであれば、職を失う全ての関係者が再度なにかしらの職に就けるまでの生活を補償して下さい。そしてマスコミ等からのいわれの無い誹謗中傷、それによる偏見や差別から風俗業界を守って下さい。
重ねてお願い申し上げます。風俗業界従事者にも家族があり、生活があるのです。どうか、生きる為の活動を認め守って下さい。
意思決定者(宛先)
- こうろうしょう 加藤かつのぶ大臣