「HPVワクチン(子宮頸がん等予防)を打つ機会を奪われた若者たちが無料で接種するチャンスをください」

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Takahashi Sachiko
Takahashi Sachikoさんが賛同しました

年間1万人が診断され、3000人が命を落とす「子宮頸がん」という病気があります。20代~30代に多く見られ、幼い子どもを遺して患者が亡くなることも多いことから、別名「マザーキラー」とも呼ばれる病気です。

子宮頸がんはHPVワクチンによってその多くを予防できます。しかし、子宮頸がん細胞診異常が出たHPVワクチン未接種の十代の少女をたて続けに2人診ました。

HPVワクチンは小学6年生〜高校1年生の女子で希望者には無料で接種できますが、2000年生まれ以降、つまり今の大学生世代を中心に、ワクチンの情報を得られないまま対象年齢を超えてしまった若者が多くいるのです。

接種を希望している無料対象年齢を過ぎた若者にもワクチン接種のチャンス(キャッチアップ接種)を広げていただけないでしょうか。

私たちは、大学生と医療者などが一緒になって、2020年2月2日にHPVワクチンfor meというイベントを開催しました。

HPVワクチンの意味を知って「自分が打っていないことに愕然とした、今からでも打ちたいが、費用が高すぎて難しい」という大学生たちの声を聞いてきました。(一部抜粋)

「自費診療となると約5万円もすることを知り、なぜ無料期間にワクチンを打てなかったのか、母を責める気持ちになった」(19歳、大学生)

「5万円は大金で、奨学金を借りて大学に通っている私は、そのお金があれば学費に回してしまう」(19歳、大学生)

「HPVワクチンをもっと手軽に受けられるようにしてほしい」(21歳、大学生)

実はHPVワクチンは、子宮頸がんだけでなく、中咽頭がん、陰茎がん、肛門がん、膣がん、外陰がんなどの6つのがんを防ぐことが明らかになっており、世界では77か国以上で男子にも接種されています。

現在4価のHPVワクチンを男子にも接種できるようにすることと、9価のHPVワクチン承認が議論されています。あわせて、無料対象年齢を過ぎた若者にもワクチン接種のチャンスを広げていただけないでしょうか。

またHPVワクチンの存在について、厚労省が広く周知し、積極的接種勧奨の再開も要望します。性教育講演に集まったある高校の保護者20名にHPVワクチンについて尋ねたところ知っていると答えたのはたった1名でした。命を守る大切な選択肢なのに、このようなことがあっていのでしょうか。

2013年、厚生労働省はHPVワクチンと副反応との因果関係を調査するために、積極的接種勧奨を一時的に差し止める、という決定をしました。その後、名古屋市立大学の鈴木貞夫教授はHPVワクチンを打った集団と打たなかった集団の間に、痛み・しびれなどの生じた数に差は認められない、つまり、HPVワクチンと副反応とされる症状の間に、因果関係は認められないという調査結果(名古屋スタディ)を発表しました。

HPVワクチンを打ちたくない人には、打たない権利が保障されています。打ちたい人たちに無料で打てるチャンスを、そして情報を届ける機会をください。

防げる病気で命を落とす人たちが減ることを強く願っています。

【大学生サークル】 〇東洋大学 DAISY 〇女子栄養大学 たんぽぽ 

HPVワクチンfor me】〇高橋幸子 産婦人科 医師 〇高畑紀一 政策コンサルタント〇細部千晴 小児科 医師〇堀成美  感染者対策コンサルタント  

【賛同者】 〇慶応大学 学生団体 uni LOVE 〇学生団体 苗ぷろ。〇立正大学 届出団体 LINK 〇MSFC(Medical student for choice) Japan支部 〇京都大学 学生団体 For Dream 〇Genesis  〇順天堂大学 Arco iris  〇弘前大学 HIZSK(弘前医ゼミに参加する会)

〇神川晃 日本小児科医会会長 〇石渡勇 日本産婦人科医会副会長 〇峯真人 峯小児科院長(日本小児科医会予防接種等担当理事)〇宋美玄 丸の内の森レディースクリニック院長 〇北村邦夫 日本家族計画協会理事長 〇早乙女智子 公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター研究員 〇対馬ルリ子 対馬ルリ子女性ライフクリニック院長