児童虐待加害者の刑期の見直し、関係機関の連帯ミスへの懲罰を求めます。

児童虐待加害者の刑期の見直し、関係機関の連帯ミスへの懲罰を求めます。

私は9ヶ月の男児を持つ母親です。
8月末に大阪府摂津市で起きた、母親の交際相手からマンションの浴室で熱湯を浴びせ続けられた後、数時間にわたって放置され亡くなった新村桜利斗ちゃん(3)と息子がよく似ていた事から、この痛ましい事件が頭から離れなくなりました。そして、過去に日本で起きた様々な児童虐待事件を調べていく内、刑期の短さ、何度も同じ様な事件が起きているにも関わらず、明確な再発防止措置が取られていない現実に唖然としました。
子供の保護者がその責任や義務を放棄し、結果的に死に至らしめた場合でも、通常の殺人とは区別されます。そのためら保護責任者遺棄致死罪による懲役は3年以上20年以下となり、殺人罪より短い刑期になります。
つまり、残忍で命を落とすことも十分に考えられる様な虐待の事実があったとしても、故意の殺人と立証されない限りは、驚く程の短期間で加害者は刑務所から出てこられます。
また20年の刑期を言い渡される事は稀です。誰もが知る大きなニュースになった事件でも、加害者は数年~10数年で刑務所を出てきているケースが殆どとなります。
そして欧米では深刻な事態にならなかったとしても、児童虐待には厳しい法的措置があります。監視を怠ったソーシャルワーカーも刑罰を受ける事が多々ありますが、日本では死亡事件等世間の注目を浴びない限り、関連機関が動いたり、罰せられたりする事はありません。
亡くなった子供達の命は、これ程短い刑期で償われるものなのでしょうか。
彼らの味わった恐怖と痛みに対する、国からの弔いがこれでしょうか。
同じ様な事件が何度も起きているにも関わらず、児童相談所やその他の関連機関や担当者が罰せられない現実を、私達は黙って受け入れるしかないのでしょうか。
現在の日本の法律で定められている刑期で加害者が出てくる現状と、各関係機関の連帯ミスが法的に咎められない現実を、私は受け入れる事が出来ません。
加害者の刑期を、妥当だと思われる年数に変更される事を心から望みます。
また明らかに以前から虐待が起こっていることが分かっていたにも関わらず、見過ごしていた各機関の担当者にも懲罰を与えるべきだと考えます。
悲しい事件の再発を防ぐ抑止力とする為に、皆さんのお力をお貸しください。