コロナで仕事を失うフリーランスの救済

コロナで仕事を失うフリーランスの救済

開始日
2020年4月2日
署名の宛先
現在の賛同数:1,271次の目標:1,500
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 木村 義明

 私は映像業界に携わるフリーランスです。映像業界の現場は多くのフリーランススタッフに支えられています。監督、助監督、スクリプター、カメラマン、照明技師、録音技師、それぞれのアシスタント、ビデオエンジニア、デジタル技術エンジニア、特機オペレーター、メイク、スタイリスト、美術スタッフ、デザイナー、大道具、ドライバー、編集、ドローンパイロット、スタントマン、制作スタッフ…考えうる全ての職種が多くのフリーランスによって成り立っています。映像の現場からフリーランスを除いたら3/4から4/5のスタッフが消えることでしょう。

 今回のコロナ問題は映像業界にも大きな影響を及ぼし始めています。通常ロケは一般の施設をお借りして行われる為、現在は公的な施設、学校、病院などが利用できません。また商業施設やオフィス等も日に日にロケへの対応が難しくなってきました。また出演者の健康を守る観点から俳優事務所も戦々恐々としながら様子を窺っておりましたが、4月に入り安全確保の為、撮影所や各放送局が映画やドラマなどの制作延期を発表しました。

 フリーランススタッフは番組ごとに招集され終われば解散しますので、常日頃から作品のないタイミングは失業となりますが、旧来からの映画、テレビ、ビデオに加え近年のネットやスマホの普及などで新規の映像コンテンツの供給が増加傾向にあり今日は仕事量に対し人員が完全に不足する事態が常態化していました。しかし今回のコロナ自粛でそれら全てのコンテンツが突然無期限に消滅しはじめました。

 映像作品という文化は人手を多く必要とします。一つの作品に30〜40人のフリーランスが携わる事がざらにあります。その一人一人が専門職です。華やかな世界ではありますがお世辞にも健全とは言い切れない労働環境と、多くの低賃金のスタッフが文化を送り届けるために汗を流しています。しかし作品制作の現場が存在しなければ、フリーランスの生活の礎がなくなリ、多くの優秀な技術を持った職人や意欲のある若者たちを文化の担い手の舞台から失う事になります。

 コロナは永久に続く問題ではありません。収束後には再び皆笑顔で現場に集まりたいと願っています。しかし自粛が長引けば生活も収束後の希望も失いかねません。舞台裏を支える文化の担い手の多くは余裕のある生活者とはいいかねます。フリーランスも立派な労働者です。企業の保護のない分、一刻も早い即効性のある行政の生活支援をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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意思決定者(宛先)