北海道「網走観光ホテル」で起きた約8,000リットルの 重油流出事故による汚染土の全撤去を求めます

北海道「網走観光ホテル」で起きた約8,000リットルの 重油流出事故による汚染土の全撤去を求めます

開始日
2023年5月3日
署名の宛先
ブリーズベイホテル株式会社 代表取締役 津田 則忠
現在の賛同数:1,485次の目標:1,500
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この署名で変えたいこと

北海道の豊かな海が、重油流出で失われる前に
2022年3月、北海道網走市で網走湖のそばにある「網走観光ホテル(ブリーズベイホテル株式会社)」で、ボイラー室の配管が破損し、推定8,000リットルの重油が地中に漏れ出す流出事故が起きました。 

流氷明けのウニ漁

ホテルから300m先に位置する網走湖は、シジミやワカサギの有数の漁場であり、さらに漏洩場所からわずか100mのところには、北海道で1,2を争うサケ・マスの“ふ化場”があることから、重油がホテル敷地外に流出すれば網走川、網走湖、そしてオホーツク海へと繋がる流域全体の貴重な自然環境が失われ、地元の水産業、観光業さらには網走川流域の農業や林業にも深刻な影響を与えかねません。

 (引用:網走湖畔の重油漏出問題 不安抱える現場は | NHK北海道)

網走市や漁協などは2022年4月に協議会を立ち上げ、汚染された土壌をすべて撤去するよう求めていますが、約1年経った今もホテル側の対応は見られないのが現状です。

ブリーズベイホテル株式会社の不十分な対応
ホテル側は2022年5月に汚染土の一部(約23トン)を除去しましたが、ボイラー室の真下にある汚染土を全て撤去するには、大がかりな措置が必要なことから、8月に汚染土の全撤去は行わない方針を示しました。

「網走観光ホテル」を運営するブリーズベイホテル株式会社の津田則忠社長が網走市を訪れたのは、事故から約5か月後。社長は対応の遅れを陳謝したものの、今後の対応については重油の汚染が疑われる地点で定期的にボーリング調査を行うなどとした説明にとどまりました。

対策協議会によれば、重油が敷地外に漏れ出た場合の漁業被害額は1年間で65億円、長期的には227億円に上ると試算しています。

協議会や地元関係者の声を受け、北海道からもホテル側に指導をしたものの、議論は依然、平行線を辿っています。

(引用:本当に大丈夫?地元漁協など懸念 網走湖畔の重油漏れ「川などに流出ない」北海道は"現時点"具体策示さず)

数多の命を育む北海道有数の漁場かつ、景勝地でもある網走湖
網走湖は北海道一の水揚げを誇るワカサギの産地で、網走湖産のワカサギの卵は全国各地に出荷され、網走湖のワカサギなくしては日本のワカサギは語れないといっても過言ではありません。

 

網走湖の魅力は豊かな水産資源のみならず、網走湖とその周辺は国定公園に指定されており、水芭蕉の群生地や能取湖のサンゴ草など、自然豊かな景勝地としても知られています。

春はバードウォッチングや咲き誇る花々を観ながら湖畔を散策、冬は氷上でのワカサギ釣りを楽しみに、多くの観光客が訪れます。

地域の美しい自然、豊かな資源があってこその観光業。

地元の環境を大切にすることは、本来、ホテル運営会社に欠かせない姿勢ではないのでしょうか?

夕焼けのオホーツク海 白鳥

取り返しのつかなくなる前に、全土撤去を求めます
「ブリーズベイホテル株式会社」に重油事故で汚染された土壌の全撤去を求めます。

経済的な理由が懸念なのであれば、クラウドファンディングなどを活用した財源の確保を検討します。対処法が分からないのであれば、専門家を招き、我々も一緒に考えます。だからどうか、誠意を持って、網走の今と未来に、私たちの想いに向き合っていただけませんか

網走の豊かな自然をこれからもずっと守りたいのです。

ホタテ漁

これまで、市や道を通じてホテル側に対応を求め続けてきましたが、法律の壁があったり、手続きに時間を要したりと、どうしても進展に時間がかかっています。このままでは、いつ地中に漏れ出た重油がホテルの敷地外に、そして網走湖やオホーツク海に流出してしまうかわかりません。

いよいよ雪解けが始まり、地元民にとって不安と危機感が日々募っています。

この記事を読んでくださった全国の皆さまに、共に声を上げていただき、重油事故の早期解決、そしてこのような事態が2度と起こらぬよう、力を貸して頂けますと幸いです。

私たちについて
私たち「網走湖の重油問題を考える市民の会」は、地元の漁業者をはじめ、網走の魚介を出している飲食業者、自然をモチーフに工芸品を制作するアーティストなど、ここ網走の自然と関わりながら生きている人々です。

今回の事故を機に、このままでは網走の豊かな自然が失われ、取り返しがつかなくなってしまうと、職種や立場を超えて「網走湖の重油問題を考える市民の会」を立ち上げました。

これまで、網走市、網走と漁協を中心に構成された「網走呼人地区重油漏れに関する対策協議会」は、ホテル運営会社への抗議活動の他、道外から専門家の方を招いて石油事故対応に関する勉強会の開催、網走市長・北海道知事への意見の提出など、できる限りのことを行ってきました。

しかし事態は深刻で、私たちの力だけではなかなか解決の糸口が見えていません。

こうした事故における法的手続きや、汚染土の撤去に関するご助言やお力添えを頂ける方がいらっしゃいましたら、下記お問合せよりご連絡くださるようお願い申し上げます。

【網走湖の重油問題を考える市民の会】
共同代表 川内 香織
共同代表 軍司 昇

住所 〒093-0083 網走市海岸町5-1-4
Mail : abashiri.heavy.oil.leak@gmail.com

〈カンパ振込先〉
金融機関名:網走信用金庫
  支店名:本店
 口座番号:普通 0664296
 口座名義:網走の重油問題を考える市民の会 代表 川内香織                            (アバシリノジュウユモンダイヲカンガエルシミンノカイダイヒョウカワウチカオリ)

 ※カンパで集まったお金は、署名を集める為のチラシの制作費等に充てさせていただきます。

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