加古川卸売市場存続を求めます。

加古川卸売市場存続を求めます。
兵庫県加古川市公設地方卸売市場は、昭和48年開設以来、加古川市民の生鮮食料品流通をささえる市場として親しまれてきました。
しかし加古川市は市公設地方卸売市場について2022年3月末で閉鎖し、同4月1日付で廃止する方針を正式に公表しました。市側は、廃止理由を「青果を取り扱っていた唯一の卸売業者が昨年9月、業績不振で事業を停止、新たな青果卸売業者を全国公募したが、応募がなく、総合市場としての体制を維持できなくなった」と説明。このため、施設の老朽化対策として19年3月にまとめた整備計画を進められず、大規模修繕や建て替えができなくなったことも理由に挙げられました。加古川市議からは「先に廃止を決めて、後から理由付けをしている」「業者や生産者にもっと丁寧な説明が必要だ」などの声が相次ぎました。市場内の全18業者でつくる連絡協議会が、岡田康裕市長宛てに、存続を求める嘆願書と4728人分の署名を提出しました。同市場に勤める社員やパートらは計約300人以上になります。
加古川市内だけではなく、高砂市、稲美町、播磨町の2市2町の量販店、八百屋、精肉店、魚屋、お菓子屋、給食、保育園、病院、介護施設、飲食店、など1000社(店)以上の取引先があります。市場関係者だけでなく、お客様からの心配の声も多数寄せられています。
今まで阪神大震災やコロナなどの緊急時にも、流通業は基幹的な食のインフラとして、休むことなく動いてきました、市の方針では廃止後、姫路や明石の市場への斡旋をするとの事ですが、2市2町の取引先や住民の方への食の流通も姫路市や明石市に依存するということでしょうか。
小さなお店や生産者に一番ダメージが大きいと思います。
そのままの規模で市場を残して欲しいとは言いませんが、規模を縮小してでも、市場の機能は残して欲しい、そう願って一人でも多くの方の賛同をいただきたいと考えています。
ひっそりと加古川の卸売市場が廃止されるのは残念です、よろしくお願いします。