#福祉職場が緊急事態 職員を増やして!賃金を上げて!

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全国福祉保育労働組合 (福祉保育労)
全国福祉保育労働組合 (福祉保育労)さんが賛同しました

 施設はできても、開所を延期せざるを得ない。定員どおりに利用者を受け入れられない…。職員の確保ができないために、福祉職場は緊急事態を迎えています。そもそも、保育や介護などの福祉職場では、休憩や休暇が取りづらく、不払い残業も多く、労働基準法が守られていません。制度上で配置される職員の人数が足りないからです。休憩時間中に食事介助やお昼寝の見守りが必要になるほか、書類作成の時間も保障されないことが当たり前になっています。

 また、福祉職員の低すぎる賃金水準が社会問題になるなか、国は処遇改善策をおこなってきたとしていますが、それでもなお全産業平均との月約10万円の賃金格差は解消されていません。

 厳しい労働環境と職員体制のもとで、新型コロナウイルス感染症への緊急対応で、原則として利用者を受け入れることが求められています。

 このままでは、職員が確保・定着できず、国民の権利を保障することは困難です。国の責任で利用者と職員の権利を守り、働きつづけていくために、保育所や学童保育・児童館、児童養護施設、介護事業所、障害福祉事業所など、福祉職員の大幅な増員と賃金の引き上げを求めます。

○福祉職場の職員配置基準を抜本的に引き上げ、その配置基準と労働基準法を守ることができる予算・人件費を保障してください。

○すべての福祉職員の賃金を引き上げ、全産業平均との月約10万円の賃金格差をなくしてください。

 当面3月末までに賛同を集め、署名簿と寄せられたコメントを4月に厚生労働省と内閣府に提出する予定でしたが、提出先が4月上旬に対応することが困難になったことをうけて、4月15日までに集まった1万6293人分の署名簿とコメントを、4月17日に内閣府・厚生労働省に提出しました。ご協力いただける方は、ぜひ署名と拡散、コメントなどをお願いします。

≪参考≫※新しい発表資料を踏まえて4月1日に更新済み
◆厚生労働省・賃金構造基本統計調査
(実施2019年6月、発表2020年3月31日)
☆時間外手当等を含む毎月きまって支給する額(税・社保料等控除前)
全産業平均33.80万円、保育士24.45万円、福祉施設介護員24.45万円
※福祉施設介護員とは調査の定義で、児童・障害者・高齢者施設で生活の世話や介助・介護をする者

☆年収換算(上記×12+年間賞与その他特別給与額)
全産業平均500.69万円、保育士363.46万円、福祉施設介護員346.57万円

◆認可保育所の保育士配置の最低基準
0歳:子ども3人に1人
1~2歳:子ども6人に1人 4~5歳:30人に1人 など

≪福祉職場で働くみんなの声≫
*アンケートなどで寄せられた声の一部(今後更新することがあります)

〇20代・保育園・保育士
多少の体調不良では休めないし、ガン治療の職員さえもすぐに病休が取れませんでした。身体が資本の職種ですが、身を削って働かなくてはならないのが実態です。人手不足で、一人ひとり仕事量や持ち回りの業務も多く、園内で子どもや発達を語り合う時間と心の余裕もありません。若い先生はやりがいを感じる前に退職する人が後をたちません。

〇20代・障害者施設・職員
有休は5日消化が「義務」ですが、それすら難しい人もいます。まだ2年目ですが、振休や研修で生じる代休を月内で消化するのでやっとです。休みを取れと国では言っていますが、なかなか休みが取れない現実があります。今の給料では、一人暮らしも貯金も、月々の支払いや奨学金の返済で難しいです。

〇30代・保育園・調理職員
休日が少ない。賃金も少ない。子育てしながら正規で働くと、持ち帰りの仕事も多く、家事や育児等がかなりおろそかになって家族からも不満が出てしまう。体力も気力も限界。体を壊してしまいそう。有給休暇も子どもの病気で使い果たし、欠勤にもなった。子育てしながら正規として働くのは難しいのかなと悩むところ。

〇30代・障害者施設・職員
働く年数分、一般職の方との年収の差が拡がっていく。30歳前に、福祉職を離れる人が多い理由だと思います。やる気がないわけではなく、やる気を持って働き始めても続かない・続けにくい環境になっています。収入面で一般職との差をなくしていかなければ、永遠に人手不足のままではないでしょうか。

〇30代・高齢者介護施設・職員
 責任と専門性の高さに対して、賃金がアンバランスすぎる。求められることが高くなるのはいいが、それに伴うものがない。人員配置基準の考え方が、現場とまったく合っていない。若手が育ちたいと思えるような業界でないとこの先続かない。もっと現場を知るべき。

〇40代・学童保育・支援員
実家を出て自立したいが、経済的にも心配。自分の年齢的にも親の介護等もありえる。今の賃金では何とか暮らすことはできても、余裕をもって自分のことも家族のことも考えることが難しい。

〇40代・児童養護施設・保育士
 4月から1人欠員のままで働いています。休みはどうにか取れてはいるが、体の疲れがとれません。仕事も細かい確認事項などをこなしていますが、本当はとっても疲れています。

〇40代・保育園・保育士
仕事内容の変化、特に保護者対応や気になる子への保育対応が大変。どのクラスにも配慮の必要な子が多すぎて、配置基準ではとても保育できない現状です。保育の無償化問題でますます保育時間が延びて、子どもも保育士も疲れ果てています。そこに保育士不足も重なり、職員の超過勤務が増している。

〇50代・保育園・保育士
仕事と家事で毎日くたくたです。体を休める時間がないので自分がどこまで体力が持つのか不安の中で働いています。子どもの学費が高く、お金が必要なのでもっと賃金が上がると良いです。そしてとりたいときに有休がとれると良いです。

〇50代・高齢者介護施設・職員
 人手不足で長時間労働が日常化している。明けや公休に会議やレク等の準備、誕生日カードの作成などをすることが多く、本当の休息にはなっていない。有給休暇も自分からは取れないし、誰も申請しない。日常業務でもトイレを我慢していて、ストレスになっている。夜勤もワンオペになっている。

〇60代・障害者施設・職員
職員が退職し、補充が入らない状況。そのため、夜勤の回数も増えた(月6~8回)。1人体制で利用者を見なくてはならないこともあり、利用者を外出させられる状況でない。歯医者に連れて行って欲しい。買物へ行きたい。そんな利用者の声に応えられない。日々、事故のないようにと勤務するので精一杯。