全国消防操法大会の廃止

全国消防操法大会の廃止

0 人が賛同しました。もう少しで 1,000 人に到達します!

海原 友明
海原 友明さんが賛同しました

日本消防協会が主催している消防団のイベント「全国消防操法大会」の廃止を求めます。

この大会を廃止したい理由は大きく3つあります。

  1. 消防団員とその家族の多大な負担(時間的・精神的・身体的)を軽減させたい
  2. 実践的訓練や安全管理教育を充実させ消防団員の事故や殉職者を無くしたい
  3. それぞれの地域環境に即した消防団活動を展開できるようにしたい

 

この大会を廃止することで、大きく3つの変化が起こります。

  1. 消防団員の減少に歯止めが掛かります
  2. 災害時等に消防団の活動が安全に効果的にできるようになります
  3. 地域の安心安全を守る防災力が向上します

 

消防団員は本業を別に持ちながら地域の消火活動や救助活動などを行なっている一般市民で構成される非常勤特別職の地方公務員です。

「操法」とは、火災現場で迅速且つ安全に消火活動を行う為の基本的な器具操作・動作の方式を習得するための訓練方法で、「操法大会」はその訓練の成果を披露する場です。

しかしこの大会は速さと正確さを競うほか、規律と呼ばれる動きや、2名以上の動きをそろえて(シンクロして)見せるなど動きの綺麗さが要求されます。
その為、大会で訓練の成果を披露する為には、実際の火災現場で役に立たない動きや技を習得する必要があります。(見たことが無い方はYouTube「操法大会」で一度ご覧ください)

県大会や全国大会の出場を目指す地域では、練習期間が長期間、時には年間を通じて常時行われる場合が多く、幹部やOBなどの圧力により過剰な練習を強要される地域は少なくありません。

選手の怪我等も多く、消防団活動の中で発生するほとんどの怪我や事故は、この競技大会に向けた訓練中に発生しています。

消防団員は別の本業で生活の基盤を築いています。時に仕事や家庭を犠牲にして活動しているにも関わらず、この様な非効率で不安全な訓練を行わなければならないことに、多くの消防団員とその家族は疑問を抱いています。

全国の消防団員数は年々減少しています。その理由を総務省消防庁や日本消防協会は、「少子高齢化による若年層の減少、就業構造の変化、地域社会への帰属意識の希薄化等の社会環境の変化によるもの」と分析していますが、この「全国消防操法大会」を開催していることが消防団の担い手不足の一因であると考えます。

現在、消防団員の負担軽減や実践に即した訓練にする為に大会を中止する地域も出てきましたが、上からの圧力や伝統という見えない力が大きすぎて、その一歩を踏み出せないところがほとんどです。

各市町村の環境によって、消防団による地域の安心安全の守り方は異なると思います。本業を別に持っている消防団員の限られた時間の中で、自分たちの地域で何をすべきか、何ができるのか、何が要らないのか。それを議論し実行する為には、今の操法大会やその競技操法の練習は足かせでしかないのです。

消防団員とその家族、そして地域の防災力強化の為に全国消防操法大会は廃止すべきです。

■2020/01/25 追記

本件についての全国の消防団及び市町村での取り組み等を下記のブログにまとめています。

https://www.kaibaratomoaki.info/

 

■2020/02/08、2020/05/07

本文を一部修正。内容は変えていません。