浄瑠璃寺南に奈良市ゴミ焼却場(クリーンセンター)を建設する現計画を撤回するよう求めます。

※くわしくは公式サイトをご覧下さい。
自筆署名の郵送もご検討ください。

  • 平安貴族が憧れた極楽浄土の究極形、浄瑠璃寺の景観と文化財をまもろう。
  • 平安期奈良の高僧、実範上人ゆかりの中川寺跡を次代につたえよう。
  • 古都奈良の奥の院、石仏の里・当尾と奈良の歴史的絆を大切にしよう。

 京都府木津川市当尾にある浄瑠璃寺は、平安時代に広まり京都にも多く造られた九品仏が現存する全国唯一の貴重な寺院で、九体阿弥陀仏と本堂はともに国宝です。現在奈良市は、京都府木津川市との市境に接する、中ノ川と東鳴川にまたがる山林に、新しいごみ焼却場の建設を計画していますが、浄瑠璃寺からごみ焼却場建設候補地までは、市境を挟み、最短で南にわずか380mしかありません。そのため、現候補地にごみ焼却場が建設されると、その高い煙突が国の特別名勝に指定されている浄瑠璃寺浄土庭園の景観を損ねることや、36万人分の大量のごみを焼いて出る排気ガスが、千年近い時を重ねて材質がもろくなっている文化財に対し、継続的なダメージを与えることが、懸念されます。

 加えて建設候補地には実範上人開基の中川寺跡が含まれています。実範上人は自ら開いた中川寺を拠点として南都仏教の戒律復興に努め、唐招提寺を再興し、東大寺戒壇院受戒式を定めました。また中川寺は南山進流声明発祥の地としても知られます。この地にごみ焼却場が建設されれば、その造成工事によって、谷の両側に何段にもわたって残るかつての堂宇の跡が、中川寺から浄瑠璃寺を結んでいた古道ともに、完全に失われます。浄瑠璃寺や中川寺、岩船寺などが次々に開かれた、中ノ川から当尾にかけての地域は、奈良にとっていわば奥之院のような聖地です。奈良市が現候補地を選んだのは、最悪の選択です。

 以上のことから、私たちは奈良市に対し、「先祖たちの心を次代に伝承することは、奈良市民にとつて大切な責務である」と謳う奈良市文化財保護条例の尊い精神に則り、現計画を直ちに撤回して、奈良市の新しいごみ焼却場「クリーンセンター」を浄瑠璃寺近接地に建設しないことを強く求めます。

 また、奈良市が木津川市など近隣市町村と連携して、市境周辺の文化財保全に努め、市境周辺の文化財を愛するすべての人々とともに、この地域をもりたてていくことを望みます。

呼びかけ人のみなさん

宮城 泰年

本山修験宗第四代管長
聖護院門跡五十二世門主
京都宗教者平和協議会理事長

里山もそこにある寺も自然環境を創りそして守っているものです。ことにこの地域は! 立ち止まり検討し撤回するのが行政の仕事です。

瀬戸内 寂聴

作家 僧侶

はじめて、歩いて浄瑠璃寺を訪れた時の感激を忘れません。寺を包みこむように静かに息づいていた美しい環境にも感動したものです。それらを守り続けるのは日本人としてのつとめです。

添田 隆昭

総本山金剛峯寺執行長

高野山に伝わる声明の発祥の地である中川寺成身院の旧蹟の風光が保たれる様、関係の皆さまのご努力をお願い申し上げます。

平 雅行

大阪大学名誉教授
京都学園大学教授
日本中世史・古代中世仏教史

浄瑠璃寺の美しい景観と、中川寺跡は、日本の財産です。奈良市の計画はとても残念です。

細川 涼一

京都橘大学文学部教授
日本中世史

浄瑠璃寺や中川寺跡周辺は、堀辰雄の「浄瑠璃寺の春」からもうかがえるように、お寺の歴史的景観と周囲の自然が一体になってこそ意味のあるものです。ゴミ焼却場建設に反対します。

入澤 崇

龍谷大学教授
仏教文化学
前龍谷ミュージアム館長

文化に対する奈良市の姿勢が問われます。子孫から笑われる奈良市であってはなりません。なんとしても守るべし、浄瑠璃寺を、当尾の里を!

蓑輪 顕量

東京大学大学院教授
仏教学・東アジア仏教

当尾の里と浄瑠璃寺の自然環境を守ることは、日本人の心を守ることだと思います。壊したらもう元には戻らないのが文化資産。昔の人の知恵と文化を見直す切っ掛けに。

松尾 剛次

山形大学教授
日本中世史・仏教史学

浄瑠璃寺は、その周辺環境とともに、セットで守られるべきです。

中村 一

京都大学名誉教授 造園学

浄瑠璃寺を取り巻く自然は、日本がこれ以上失ってはならないものの一つだと思います。微力ですが、ゴミ処理場侵入に反対したいと思います。

加藤 尚武

京都大学名誉教授
人間総合科学大学教授
哲学・応用倫理学

毎日歩きつづけているだけで美しい想い出となるような里を残して下さい。

丸山 徳次

龍谷大学教授
哲学・倫理学
里山学研究センター研究員

健全な環境、美しい景観を後世に伝えていくことに責任を感じます。中川寺の遺跡破壊は将来に禍根を残すでしょう。

安本 義正

京都文教短期大学学長

歴史を語る貴重な中川寺跡の破壊を許してはいけません。美しい自然と歴史・文化の宝庫の中に生かされている私たちは、その自然と歴史・文化を後世に伝える責任があります。

沖田 行司

同志社大学教授
教育史

浄瑠璃寺付近は『古寺巡礼』に描かれているように日本人の原風景の一つでもあります。奈良市民だけの問題ではなく、日本の風景を愛する日本人全体の問題だと思います。

関川 鶴祐

臨済宗僧侶
薩摩琵琶奏者

20世紀を通じて、人間中心の開発、町づくりが行われ、貴重な自然や文化が失われて参りました。自然ー里山ー都市空間が一体となった社会の構築が求められ、かつ人類が誇る精神文化を正しく伝えてゆくことは、今日に生きる私達の仕事です。

小嶋 一郎

京都感動案内社 代表役員
宣京師・仏像ソムリエ

「守るは難く、壊すは易し。」千年の保全を、数十年の開発の犠牲にしてしまうのは、誠にもって忍び難いことです。先人の守り伝えてきた日本の原風景を、開発という名の津波にさらすことは出来ません。

篠原 ともえ

タレント アーティスト

浄瑠璃寺の吉祥天様が大好きです☆

※他にも多数の方が賛同人に加わっています。ぜひ公式サイトをご覧下さい。

 

This petition will be delivered to:
  • 仲川げん奈良市長

    浄瑠璃寺と当尾の里をまもる会 started this petition with a single signature, and now has 605 supporters. Start a petition today to change something you care about.